壁の向こうの海の | 次 |
説明 | ||
(1枚目・#StayHome Version) 「壁の向こうに海を臨む この街の駅の真上で 海に見立てて敷き詰められた 青い絨毯の上では 翼の生えた掃除機が 折角起こった波を ホコリと勘違いして 全て吸い取ってしまい、 壁に立て掛けられたサーフボードは 今日も出番が来ないまま 待ちぼうけを喰らわされ続けている。 「壁の向こうの海へは いつもであれば 電車で10分位で 行けるんだけどね。」 中心街の市場の野菜を この街の住人の家に 舟で一軒一軒送り届けて 回っている人の マスク越しの言葉。 「いつもであれば行く事の出来る」場所が 「昔は行く事が出来た」場所に 変わる瞬間は何時なのだろう。 あの有翼船が運んできた 海の色彩と異国の風、 そして潮の香りの中に、 壁の向こうの 本物の海と太陽への 憧憬と恋しさが 混ざった色に染まった この街から先には進まずに 今日は元来た道を戻ろうか。 サボテンのアパートの一階の いつもであれば オープンテラスの席が賑やかな レストランのメニューを テイクアウトしながら。」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ A4(210×297)サイズ程に(完成後)切り取った水彩紙に 水彩絵の具、水彩色鉛筆で描いたもの。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ (2枚目・通常 Version) こちらは、上記の「#StayHome Version」に人物等を描き加えたり 一部のモチーフを描き直したもの。 これまでにも未完成のままにしていた絵に 手を加えたり、描き直したりして 完成させたものはありましたが、 一度完成を見た絵をさらに描き加えたり修正してから もう一つのversionとして公開するのは恐らく初めてかと思います。 当初はこの「通常 version」(のみ)の方を描くつもりでしたが、 このご時勢故「人が多く集まっているような絵を描くのもどうか」と 考えた末に最初に「#StayHome version」として一度「完成」させてから 「本来はこうだった(こうしたかった)」と言う意味も込めて この(「#StayHome version」を手直しした)「通常 version」を完成させました。 尚、モチーフ類を描き加えたりしたついでに (改めて見直してみたら)「塗り」に不満を感じた 一部箇所も塗り直したりしておりますので、 見較べてみると面白い(※自分で言っておく)のかも知れませんが、 「間違い探し」としては全く機能しません。(汗) ...「#StayHome version」の方が「通常」になってしまわない事を ただただ願うばかりです。 (3枚目) 3月頃に描いたアマビエのイラスト。 コロナの終息を願って、 Twitter,Instagram等にて公開致しました。 (4枚目) 描きかけのままだった下絵を手直しした上で、 線画にしたもの。 こちらは4月頃にTwitter,Instagram等で公開致しました。 塗り絵としてもご活用頂けます。 |
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