古今妖怪録「きゅー」
説明
pixiv企画投稿作品

古今妖怪録

猫又の「きゅー」

いつの生まれかも覚えてないほど永く生きてきた。
目視できる尾は1本だが実は九尾の猫又。
漠然的な記憶ではあるが子供のころは人に飼われており
十二分の愛情を受けて育った。
そして化生に変じたのちも優しい人間が好きである。
とはいえ変化の自覚はあるのでトラブル回避のため、基本は野良だ。
その他の猫と折り合いよく接していたりもする。
心の綺麗な人間にはサービスに愛想を振りまいたり
撫でさせたり、餌をもらったりしてる。
基本奔放に生きているが気に入った仲間や人間の近くに
一時定住することもある。
そんな中、自分や気に入った相手を
単純に害そうとするものには
『罰』を
命を弄ぼうとするものには
『死』を与える。
なんせ念の力がすごいので相手をつまづかせることから
心臓停止までお茶の子だ。
その力を自然に見えるように振るえ、しかも対象は素行悪いものばかりなので
特に大事にはならないが、大概はそれを成すとよその地へ赴く。

それでも根本的に人間好きなので人の近くで生活するのだ。


ちなみに雄でもあり雌でもある。
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