恋姫†無双でgdgd 02
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・孫策さんとgdgd_01

 

 袁術ちゃんの城で、見知らぬおっぱいを・・・・じゃなくて、知らない人を見かけた。

 名前を聞くと、現在袁術ちゃんの客将をしてる呉の孫策さんだって。

 ・・・・現時点で、呉って設立されてるんだ。

 自分の記憶が確かなら、孫伯符が死んだ後に孫仲謀が建てたんだと・・・・横山三国志に載ってた気がするんだが、また覚え違いしてたらしい。

 失敗失敗。

 

「へー、あなたって袁紹の所の子なの?」

 

「そう。

 姓は島津、名は一斗。

 生まれが大陸の人間じゃないから、字とかは無いよ。

 現在、姫の・・・・袁紹ちゃんの家事手伝い兼軍師兼判子係やってます」

 

 家事手伝いは、おやつ作ったりしてるから。

 軍師は、戦場に拉致られるから、名目上・・・・でも、指揮権も持ってたり。

 判子係は、姫がメンドイとか言って押しつけられた。

 

「南蛮とか、烏丸、五胡の異民族って意味じゃなくて?」

 

「うん。

 異民族って言ってるけど、陸続きに繋がってるでしょ。

 自分の生まれは、海のずーーーっと向こう側にある島国」

 

 いろいろ聞かれたけど、誤魔化した。

 特に、こっちに来た手段なんか聞かれても、答えられない。

 気がついたら、上半身が埋まってました。

 ・・・・頭がおかしい人と思われる。

 

「で、なにしに来たの?」

 

「ぶっちゃげ、遊びに来た。

 袁術ちゃんにお菓子を持ってきて、甘やかそうと思って。

 あと、師匠に会いに」

 

「師匠?」

 

「張勲さん。

 あの人は、凄いから。

 師匠の作る、袁術ちゃん人形の出来には、いまだ手も足も出ない。

 それに、師匠の教育が良いからか・・・・袁術ちゃんがかわいすぎる」

 

「そ・・・・そう?

 あれで、教育が良いの?

 ぶっちゃげ、馬鹿じゃない?」

 

 この人、客将なのにぶっちゃげた。

 流石小覇王。

 ・・・・まあ、別に良いけどさ。

 

「お馬鹿さんなのは・・・・ウチの姫もだし。

 孫策さん、姫のこと知らないけど、袁術ちゃんの従姉妹って言えば、なんとなく分からない?」

 

「・・・・馬鹿なのね」

 

 お馬鹿さんだけど、ウチの姫は・・・・運がチート過ぎるから、特に問題なし。

 現に、内政面では、その運で選んだ案を実行してるだけで、民草から人気あるし。

 あと戦については・・・・戦いは数だよ兄者。

 ウチの動員数を甘く見ちゃいけません。

 最悪、全て数で押し切ります・・・・その案は、自分が出して実行させるけど。

 袁術ちゃんには、師匠がいるから。

 軍事に内政に外交などなど、全て1人で片手間にやれる超人。

 欠点は、普通に出来ることを普通にやっても面白くないとか言って、わざと本人的に面白く場をかき乱そうとすること。

 あと、袁術ちゃんの的外れな案を無理矢理実行すること。

 

「まあ、問題出てないから、自分は気にしてないけどね」

 

 それから、世間話などを少し話して別れた。

 勘だけど・・・・孫策さんの所に、自分好みの幼女か少女がいるような気がしてならない。

 向こうも、こっちを邪険にしてなかったから、友好を持った方が良いよね?

 でも、袁術ちゃんの事はあんまり好きでないっぽい。

 これも、なんとなくだけど。

 

 

 

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・袁術ちゃんとgdgd_01

 

「今日は、自分の生まれの国の物語を絵本にしてきたから、一緒に読もうか」

 

「お話しかや?」

 

「ちゃんと蜂蜜水と、おやつを準備してるからね。

 ・・・・さ、膝の上においで」

 

「わーい」

 

「では、物語の始まり始まり」

 

 

 

 

 むかしむかし。

 あるところに、山田さんのお爺さんとお婆さんが住んでいました。

 あるとき、お爺さんとお婆さんが海にクジラを釣りに行くと、どんぶらこ、どんぶらこと、大きな桃が大回転しながら流れてきました。

 珍しい物を見たとの感想で、桃への興味を失せ、クジラ釣りに夢中になってました。

 

「ばあさんや、ご飯はまだかの?」

 

「ご飯は、家に帰ってからですよ、お爺さん」

 

 夕方まで頑張ってみるが、結局クジラが釣れることはありませんでした。

 代わりに、海辺に打ち上げられていた大きな桃を、釣りの戦果として持ち帰りました。

 晩ご飯に桃を食べようと、お婆さんが包丁を振りかぶり、一刀両断・・・・ちょっぴり床も切れました。

 なんと、桃の中から元気な男の子の赤ちゃんが飛び出してきたではないですか。

 

「ばあさんや、これがご飯かの?」

 

「お爺さん。

 共食いは駄目ですよ。

 あら?

 この子・・・・怪我してるじゃないですか。

 駄目ですよお爺さん、噛みついちゃ」

 

「ばあさんや、ワシはまだ食べちゃおらんぞ」

 

 お婆さんの包丁の先には、赤い液体が付着していたようですが、お婆さんは気にしないことにしました。

 

「これはきっと、神様がくださったに違いない」

 

 子供のいなかったお爺さんとお婆さんは、大喜びです。

 桃から生まれた男の子を、お爺さんは桃太郎と名付けようと、お婆さんは二階堂盛義と名付けようと・・・・あみだくじの結果、桃太郎に決まりました。

 桃太郎はすくすく育って、やがて強い男の子になりました。

 具体的には、食事は一汁一菜を心がけ、刀代わり包丁で素振りをし武力を鍛え、川でクジラを釣ろうとミミズを片手に突進する。

 そしてある日、桃太郎は言いました。

 

「ぼく、鬼ヶ島に行って、鬼から宝物を奪い一攫千金を狙います。

 そして、川釣り用の竿を、海釣り用の竿に買い直して、石鯛を釣ります」

 

 クジラ釣りを諦めた桃太郎は、新たな誓いを立て、旅立ちの準備を進めます。

 そして、頭にハチマキ、腰に包丁、背嚢にお婆さんが作ったきび団子と泥団子を敷き詰め、桃太郎は鬼ヶ島へ出かけました。

 旅の途中、隣のお家のペット、犬のミケに出会いました。

 

「桃太郎さん、どこへ行くんですか?」

 

「鬼ヶ島へ、宝物を奪いに行くんだ」

 

「いってらっしゃい」

 

 犬の口に、きび団子1つ、泥団子2つを詰め込み、息が出来なくて倒れた犬の足を引っ張って旅を続けました。

 そして今度は、道端で昼寝をしていたサルに出会いました。

 

「・・・・げっと」

 

 そして今度は、キジに出会いました。

 

「桃太郎さん、どこに行くんですか?」

 

「鬼ヶ島へ、宝物を奪いに行くんだ」

 

「宝物って、光ってますか?」

 

「ガラス玉があったらあげるから、一緒に来ない?」

 

「それでは、背嚢の中のきび団子を全部下さい。

 おともしますよ。

 ああ、泥団子の泥が付いた部分は、丁寧に払って下さいね」

 

 こうして、イヌ、サル、キジの仲間を手に入れた桃太郎は、苦難の末に鬼ヶ島へやってきました。

 鬼ヶ島では、鬼達がクジラ漁で儲けた宝物やごちそうをならべて、酒盛りの真っ最中です。

 

「みんな、ぬかるなよ。

 それっ、かかれぇぇぇぇぇっ!!」

 

 犬のミケはごちそうにかぶりつき、サルは昼寝の最中で、キジはガラス玉めがけて飛び出しました。

 そして桃太郎は、お婆さん譲りの包丁さばきで大暴れです。

 とうとう鬼の親分が

 

「や、やめてけれぇぇぇ」

 

 と、手をついて謝りました。

 

 桃太郎は、犬のミケとサル、キジ達とその場で別れ、鬼から奪った宝物を背嚢に収納して、元気よく家に帰りました。

 お爺さんは、桃太郎が帰り際に買った海釣り用の竿のお土産に驚き、お婆さんは血塗れの包丁を見て・・・・桃太郎への説教を開始しました。

 そして三人は、宝物のおかげでしあわせにくらしましたとさ。

 おしまい。

 

 

 

 

「・・・・ぐぅ」

 

「あれ?

 袁術ちゃん、寝ちゃった?

 じゃあ、このまま部屋に運びますか」

 

 

 

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・師匠とgdgd_01

 

「ああーーっ!!

 駄目じゃないですか、一斗さん。

 お嬢様の、ここ」

 

 師匠が指したのは、自分が作った袁術ちゃん人形の髪の部分。

 

「ここは、もうちょっとクルッとしなきゃ駄目ですよ」

 

「縦ロールが甘かったですか。

 この位で問題ないと思ってたんですけど。

 ウチの姫の縦ロールが凄いから・・・・その分、袁術ちゃんの縦ロールを削ってしまったみたいです」

 

「駄目ですよ。

 お嬢様人形を作るなら、もっと真剣にならないと」

 

 師匠の作った、袁術ちゃん人形と比べると・・・・まだまだ出来が違いすぎる。

 師匠の作ったのを見ると、生き生きしてるというか、本人が本当に小さくなったような錯覚を覚える程の素晴らしい出来だ。

 

「でも、最初の頃と比べると、本当に上達しましたね」

 

 最初は酷かったもんな。

 完成前に、作品が赤く染まってたし・・・・自分の血で。

 指が落ちたりとかまでは無かったけど、切り傷が多かった。

 治療しても、すぐに新しい傷が出来て、どうしようもなかったし。

 

「そうですね。

 いずれ、師匠に追いついて見せますよ」

 

「まだまだです。

 っと、ちょっと聞きますけど、このお嬢様人形って、下着は見えた方が良いですか?」

 

 師匠から見せて貰った作りかけの袁術ちゃん人形。

 この構図からすると。

 

「う〜ん、ぎりぎり見えた方が良いのか、やっぱり見えないのか。

 個人的には見えない方が良いですね」

 

「そうですか?

 男の人だと、見えた方が良いって言うと思ったんですけど」

 

「あー、まあそうですけど。

 この構図だと、見えそうで見えない方が良いです。

 

 

 あと、袁術ちゃんは見えなくても十分にかわいいんで、問題ないです」

 

「じゃあ、見えない方向で作りますね。

 それにしても、お嬢様はかわいいですよね」

 

 同意。

 

「やっぱり、お嬢様の馬鹿な指示を聞いてないと、張り合いがないですよね」

 

 ・・・・ちょっと否定。

 師匠、戦の中でも聞いちゃうから。

 この前も、賊退治に行って攻城戦じゃないのに、衝車で突撃とかやってたからな。

 あと、陸地に船を持ち込んで、本陣として・・・・実際は、宿泊施設として利用してたし。

 船については、本当に宿泊施設として利用しただけ。

 

「ちょっと、限度を考えてみた方が良いですよ」

 

「大丈夫ですって。

 命の危険があるときとかは、お嬢様に蜂蜜水を与えて、話をそらしますから」

 

 ふ、不安だ。

 面白ければ問題ないって言って、命の危機にさらされそうな感じがするし。

 

 

 

 

説明
真・恋姫†無双で、gdgdした話を書き書きして行こうと思っています。
主人公は、原作開始の数年前に落っこちちゃった男性。

袁術軍でgdgd その1
・孫策さんとgdgd_01
・袁術ちゃんとgdgd_01
・師匠とgdgd_01

恋姫†無双でgdgd 01
http://www.tinami.com/view/104318
恋姫†無双でgdgd 03
http://www.tinami.com/view/104835
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コメント
ゆる〜い空気が最高です。(ブックマン)
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真・恋姫†無双 袁術 張勲 孫策 桃太郎 

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