フィルバートとシュナイダーの悪夢物語 |
夢魔
色んな人間たちの夢の世界に住んでいる生き物。
その姿形は様々で、異形の姿をした夢魔まで存在することもある。
シュナイダーのように恐怖で弱った人間の魂を喰らう者もいれば、人畜無害で友好的な夢魔まで存在する。
ちなみに夢魔に魂を喰われた人間は、現実世界では傷の無い抜け殻の状態で死ぬため、怖い話としても取り上げられている。
((夢の研究家|ドリームリサーチャー))
色んな人間たちの夢の中に入り込む能力を持った人たちで、その中で日々夢のことに関する研究をしている。
本来夢から覚めればそのことの記憶は無くなってしまうが、((夢の研究家|ドリームリサーチャー))たちは夢に関する記憶を保持しており、その出来事を日記に書き記している。
現在確認されている((夢の研究家|ドリームリサーチャー))はフィルバートだけである。
主要人物
シュナイダー・ナイトメア
白い犬獣人の姿をした夢魔。
元々茶色の子犬で料理人の男に飼われていたが、酷い目に遭わされて路地裏で死亡してしまった。
その後、この世とあの世の境目で悪魔と出会い、彼と契約を交わして夢魔の姿になった。
人間の怯えた顔を見るのが大好きで、恐怖で弱った人間から魂を抜き取り、それを主食にしている。
唯一生き残ったフィルバートを気に入り、いつか魂を喰らってやろうと執念を燃やしている
人間たちがどんな姿になろうとも嗅覚で誰なのか分かるため、欺けることはできない。
ウサギのように白く赤い瞳をしているが、「ウサギ」呼ばわりされると烈火のごとくキレる。
青いトップハットとボウタイ、黒いブーツが特徴。
フィルバート・ジェットスター
((夢の研究家|ドリームリサーチャー))の若者。
仲間の((夢の研究家|ドリームリサーチャー))たちと共に日々研究に明け暮れていたが、突如現れたシュナイダーに仲間の魂を喰われてしまう。
彼も喰われそうになるが、間一髪のところで目が覚めた。
この出来事がトラウマとなり、それ以降は夢の世界では犬の姿となって一人研究を続けているが、シュナイダーには正体がバレており、それ以来彼に付きまとわれている。
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