色彩処理工場がある街のクリスマス(CTW's Industrial Christmas)
説明
(ある旅行者の手記より)
「C.T.W.(Colour-Trash World、以下C.T.W.)中の
大抵の街や集落の中に
最低でも1つは存在する
色彩処理工場(※https://www.tinami.com/view/980392も参照)は
国外から運ばれて来た
様々な物質に記憶や言葉、
ごく稀に誰かの夢の中から
抽出した色彩を
カラーチップへと加工する
通常の作業に加えて、
運ばれて来た物質を
クリスマスプレゼントとして
新たな色に塗り替えたり
加工し直したりする作業を行う事から
この時期は何処の工場も
いつもよりも遥かに忙しくなる。

今もこの瞬間にも
新たな色を纏った
数々のプレゼントと
クリスマスシーズン専用の
箱に封入された
カラーチップを積載した
貨車を長編成連ねて、
チョコレートで出来た請求書を
牽引機の煙の上に携えて
これからC.T.W.内外の消費地へと
色彩運搬列車(※https://www.tinami.com/view/963994を参照)が向かう所だ。

クリスマスの買い出しや飾り付けに
パーティで賑わい、
その陰で氷の女王の城が
睨みを利かせる街の向こうでは
別の色彩運搬列車が
工場の中へと
入って行く様子が見える。
貨車に目一杯載せられた
あの色彩達もまた
色を抽出・(再)加工されて
クリスマスに沸くC.T.W.内外へと
流通して行くのだろう。

尚、C.T.R.(Colour-Trash Railway)の殆どの路線では、
ただでさえこの時期は
混雑する事に加えて
色彩運搬列車の運行が
何よりも最優先されるものだから、
C.T.W.内の移動の際には、
特急以下全ての旅客列車の時刻が
当てにはならない事は
留意しておいた方がいいのだろう。」

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

今年のクリスマスイラスト。
A3(297×420)のイラストボードに
水彩絵の具、水彩色鉛筆で描いたもの。
当初は「今年は静かなクリスマスを描こう」と考えておりましたが、
「折角、色彩処理工場を幾つかの絵で描いているのだから、
工場がある街のクリスマスの様子を描いたらどうだろう?」...と
「方針転換」した末に描いたものです。

C.T.W.のクリスマスシーズンは工場同様
色彩運搬列車とその牽引機もフル稼働...と言う事で、
ここ数年は「12号機」も駆り出される事が多いようです。
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クリスマス ワールド 貨物列車 機関車 鉄道 アナログ C.T.R. 工場 Christmas Train 

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