・親衛隊とgdgd_01

「さて同士諸君。

　ちまたで有名な黄巾党を知ってるか？」

　町の酒場。

　自分の周りには、10数人の男達が集まってる。

　数人程、黄色い布を頭に巻いてるような気がするけど・・・・ファッションでしょう。

「はっ。

　我らが女神の名を使って暴徒の限りを尽くしている盗賊集団が中心。

　そして、その事実に気づいていない、その他大勢」

「現在、俺ら親衛隊の手の者が、黄巾内部に潜入中だ。

　隙を見て、女神達を救出する計画」

　・・・・あれ？

「一体、いつの間に？」

「隊長は、気が向いたときしか集まりに来ないので、私達2人が主導して進めておきました」

「数え役萬☆姉妹、古参のファンたる俺達を知らない奴は、モグリか盗賊達だ。

　潜入してる奴がヘマしなければ、救出自体は問題ない」

「そして数え役萬☆姉妹救出後は、その他大勢のファン達が黄巾の群れから離反する予定です」

「女神の名を利用して集めた群れだからな。

　その女神がいなくなったら、群れから離れるだろう」

「もっとも、私達が参加してないので不審に思っている人達も少なからずいますし」

「盗賊達が思ってるほど、馬鹿ばっかじゃないってことだ」

　ああ、まとめ役の2人ね。

　結構優秀なんだね。

「えっと、名前なんだっけ？」

「程遠志と」

「�ｹ茂だ」

　・・・・黄巾党の偉い人がここにいたぁぁぁぁぁぁっ！？

　ってか、君たち2人こそ、黄巾の乱に参加しなくて良かったの？

　参加したら参加したで、まだ見ぬ関羽と張飛に真っ二つにされる運命だと思うけど。

　確か、横山三国志とかランペイジとかで負けてた気がする。

「・・・・で、張角ちゃん達救出したら、それからどうする？」

「官軍による討伐が終わるまで、隠れていて貰います。

　黄巾党の頭と言わなければ、官軍にはばれないはずですし。

　てんほーちゃんの姿絵とか・・・・なぜ、あんな親父になったのか理解出来ません」

「ちーほーちゃん達も」

　そりゃあね。

　天然おっぱいが、平八さんに。

　予測できる奴が凄いわ。

「あとさ、一応自分も官軍に入ると思うけど。

　まあ、言わないから良いけど」

　ってか、アイドルユニットみたいな旅芸人がいたから、なんとなくファンクラブらしきのを作った。

　その場のノリで、周りで歌を聞いてた集団を煽ったり、張角ちゃん達を食事に誘ったりしてファン交流とか、色々やってみた。

　結果、隊長と呼ばれるようになってます。

　うむ、世の中不思議なことで一杯です。

「それと思う1つ。

　隠れるって、どこに？」

「・・・・どこって」

「・・・・そりゃあ」

　・・・・考えてなかったな、こいつら。

　2人以外、残りの連中も全然考えてなかったっぽい。

　よく救出作戦とか思いついたな。

　なんで、途中だけ計画して、最後を計画してなかったんだ？

　隠れるとか言ってるから、隠れ家とか準備してたんじゃないのか？

「・・・・だったら、城に連れてこい。

　理由を適当にでっち上げて、客として置くことにする」

　姫相手に歌とか踊りを披露して貰えば、城に置く名目は問題ないはず。

　まあ、自分隊長だし、最後の最後だけ働けば良いんだよね？

「じゃあ、帰るね」

「お疲れ様です」

「救出作戦が成功したら、隊長に報告入れます」

「よろしく」

　さて、帰ろうか。

　・・・・あっ。

　三姉妹に愛 おぼえていますかを歌って貰えば、黄巾の乱治まるんじゃない？

　それとも、キラッ☆の方が良いのかな？