スマブラ Stern des Lichts 63 〜小さな大魔王(候補)〜 |
イレブンを仲間にしたシャドウ一行は、聖地から脱出するため、トライフォースがある火山に進み、入り口付近から奥に進む。
しかし、火山には強力なスピリッツがいた。
「うわぁ、メタグロスだ! こいつ、硬いよ!」
てつあしポケモン、メタグロスのスピリッツはランスが苦戦しながらも解放。
フレイ&フレイヤのスピリッツはリンクが解放。
次に、分岐の銅像の文章をリンクが読む。
「『知恵』から登るは修羅の道」
「知恵、という事は、東側ですね」
一行は東側に進む。
そこで待っていたスピリッツは、西側以上に強力なスピリッツが多かった。
エース級のメガミュウツーYには、リトルマックとイレブンが挑んだ。
「そらっ!」
「う……頭が痛い」
リトルマックはメガミュウツーYに接近し、連続でパンチを叩き込む。
メガミュウツーYは念力でイレブンを浮かせ、一瞬だけ混乱させる。
しかしすぐに頭を振って理性を取り戻し、デインを唱えて反撃した。
「サイコキネシス」
「うあぁっ!」
メガミュウツーYは攻撃しようとしたリトルマックをサイコキネシスで攻撃する。
イレブンは隙を突いて勇者のつるぎで斬りつける。
その後、ライデインでメガミュウツーYにとどめを刺し、戦闘は終わった。
「ベホイミ!」
イレブンは傷ついたマックに回復呪文を唱える。
「助かるぜ、イレブン。さて、次の相手は……」
一行が修羅の道を歩くと、機械化フィオルン、通称メカルンがシャドウ達の前に現れた。
彼女もまたレジェンド級のスピリッツであるため、シャドウ、デデデ、ファルコ、クロムは全力でメカルンに挑み、彼女を解放した。
「オレが相手だ!」
最後のレジェンド級スピリッツ・アキラにはドンキーが挑む。
互いにノーガードのぶつかり合いが炸裂し、最後はドンキーのジャイアントパンチが決め手になりアキラは倒れた。
「エース級にレジェンド級がなんだって?」
ドンキーは腕をぐっと上げ、力こぶを作る。
今や彼らの力は、エース級やレジェンド級を大きく上回るようになったのだ。
「……お前は、ジュニア……」
「こいつも、ダーズに操られたみたいだな……」
一行が前に進むと、梟の像付近にあるピラミッドにクッパの子、ジュニアが闇の鎖に縛られていた。
もしこの場にクッパがいたら、どんな反応をしていただろうか。
マリオはそう思いながら、闇の鎖をファイアボールで燃やし、ジュニアを解放した。
「コロス! コロス! コロス!」
「……来るぞ!」
「ええ!」
襲いかかるジュニアに、マリオ、ピチュー、クラウド、イレブン、しずえ、ランスは戦いを挑んだ。
「……」
ジュニアはメカクッパを四体召喚し、自らを闇のベールで被う。
メカクッパはカタカタと動き出し、ランスとピチューを攻撃する。
「闇のベールか……こいつは自然治癒力と防御力を高めるみたいだな」
シャドウが後方から六人にアドバイスする。
この闇のベールをどうにかしなければ、ジュニアにまともなダメージを与える事はできないのだ。
「ジュニアちゃん、もとにもどるでちゅ!」
「グアアアアアアアアアア!!」
ピチューはジュニアにしがみつき、10まんボルトで痺れさせる。
ダメージは少なかったが、ジュニアを取り囲む闇のベールを少し剥がした。
ジュニアはクッパクラウンからボクシンググローブを出し、しずえを連続で殴る。
「はっ!」
イレブンはジュニアに会心の一撃を放ち彼の闇のベールを剥がす。
「メカクッパにはこれが効くぞ!」
マリオは手からアイスボールを乱射し、メカクッパを全て凍らせる。
その後にメカクッパを飛ばし、別のメカクッパにぶつけて同時に破壊し、全てのメカクッパを破壊した。
「ゲゲゲ!」
「うおっ!」
メカクッパが全滅した事を知ったジュニアは驚いてマリオに体当たりして攻撃する。
マリオはそれをかわした後、ファイアボールで闇のベールに穴を開ける。
「狙え!」
「いくぞ、百裂スピア!!」
ランスはジュニアの闇のベールに開いた穴を槍で穿ち、ついに闇のベールを破壊した。
「やりましたよ、皆さん!」
「ああ、一気に攻めるぞ!」
「はい!」
しずえは道路標識を呼び出してジュニアを打ち上げ、クラウドは飛び上がってバスターソードをジュニアに振り下ろす。
ジュニアは抵抗するが、マリオ達は攻撃の手を緩めない。
「凶斬り」
「かえん斬り」
クラウドはバスターソードで「凶」という字を書くように斬り、さらにイレブンは炎を纏った剣を振る。
世界の根源を同じくする者同士の斬撃は、ジュニアの体力を確実に減らしていった。
「オノレ、オノレ……!」
「これでとどめだ!」
ジュニアは徐々に追い詰められ、焦る。
しかし、これで攻撃の手を止めるスマブラメンバーではない。
ランスはとどめに槍で十字に薙ぎ払い、ジュニアを倒すのだった。
「おかしいな、ここ最近の記憶がないよ。もしみんなが疲れたとしてもぼくは知らないよ」
マリオ達に倒され、正気に戻ったジュニア。
「大丈夫か? ジュニア」
「うん、ぼくは平気〜、わっとと!」
ジュニアはクッパクラウンに乗りながらも、疲れからかふらついてしまった。
マリオはジュニアをクッパクラウンごと支える。
「あ、ありがと、マリオ」
「どういたしまして」
マリオとジュニアは、互いにお礼を言った。
「そういえば、ジュニアという事は誰かの子供か?」
「うん! ぼくのお父さんは、クッパっていうんだ! とっても強くて、かっこいいんだぞ!」
ジュニアは両手を広げて、クッパの偉大さをシャドウに言う。
クッパの子供だけあって大胆だが、純粋な性格だ。
「……それで、クッパの子供はお前だけなのか?」
「ううん、他にも子供が七人いるよ。ぼくとは違うお母さんから生まれたけどね」
ジュニアはシャドウにきょうだいがいる事を話す。
実はコクッパ七人衆は表向きはクッパの部下だが、本当はジュニアの腹違いのきょうだいなのだ。
「話は変わるけど、お父さんがどこにもいないね。どうしてなんだろう?」
「実は……」
シャドウは、ジュニアにこれまでの事情を話した。
「えーっ! みんなとはぐれちゃったんだ!」
「そういう事だ……」
「でも、必ず会う事はできるから、そんなに落ち込む事はないぞ、ジュニア」
父に会えなくて残念がるジュニア。
そんな彼の肩に、マリオは優しく手を置いた。
「ありがとう、マリオ! よし、やる気が出たぞ!」
「それで、この後はどうすればいいんだ?」
「ぼくがやるよ。それっ!」
ジュニアはハンマーを取り出し、先の道にあった岩に向かって振り下ろすと、岩が音を立てて崩れた。
「やるな、ジュニア」
「へっへーん! どんなもんだい!」
「おかげで先に進めるようになった。さあ、いくぞ」
「おう!」
こうして、シャドウ一行はダーズの呪縛からまた一人、ファイターを解放するのだった。
〜ベルのスピリッツ名鑑〜
メタグロス
出身世界:ゲフリアース
性別:不明
メタングが進化した、てつあしポケモン。
はがね・エスパータイプで、特性はクリアボディ、隠れ特性はライトメタル。
サイコパワーだけでなく怪力も自慢で、4本の足で獲物を掴みツメで動きを封じる。
フレイ&フレイヤ
出身世界:巨大な敵を斬りまくる北欧の世界
性別:フレイは男性、フレイヤは女性
アスガルドに住む双子の兄妹で、闘神。
メガミュウツーY
出身世界:ゲフリアース
性別:不明
ミュウツーがメガシンカした姿の一つ。
エスパータイプで、特性はふみん。
身体は小さくなったがパワーは桁外れで、軽く念じるだけで高層ビルも木っ端微塵にする。
機械化フィオルン
出身世界:ゼノワールド・並列世界3
性別:女性
機神兵の襲撃で死んだと思われたフィオルンが、機神メイナスの器として機械化した姿。
メイナスが主人格となっているため、フィオルンの人格は隠れている。
アキラ
出身世界:こことは異なる世界
性別:男性
本名、結城晶《ゆうきあきら》。名門道場・結城武館の跡継ぎ。
最強の格闘家を目指し、日々修行に励んでいる。
説明 | ||
BBTで言うと、魔王の後継者。 そんな彼を闇の世界で救出します。 |
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