岩本煌史(第55代世界ジュニアヘビー級選手権者) |
説明 | ||
CIMAとの再戦は孤高の芸術2発からシットダウン式ラストライドという決まり手。 元々体も分厚くパワーファイトもできるんだが、TAJIRIとの「ひと夏のかげろう」や今は袂を分かったジェイクとのタッグ等横の動きや巧さを要求される立場にいた事でソッチの能力を伸ばしていった印象。 このキャリアでインサイドワークに長けていて非常に言動も落ち着いているんだが、CIMAの好む若手と少し違うのかもな。 直近で言うとJBOGで決勝までいったリンダマンのような、ドコのジャングルでスカウトした野生児とかさ(笑)。いやリンダマンも良かったけどさ、ああいった俺が俺がみたいなタイプの方が見ていてわかりやすい部分はある。 それで対CIMAとして分かりやすく破壊力のある新技を選んだのかも。大味っちゃあ大味だが、状況や相手次第で大味に振り切れるのも、また巧さかもな。 試合後に自分がファンの立場だったら「また岩本か」と思うだろう、と言ってたが、同じラインでライバルが切磋琢磨している団体の方が稀有だからあんまり気にしなくて良いと思うよ。ヘビーの宮原もずっとジェイクや青柳の台頭を促していたが、数年かかってようやく今年形になってきたくらいだからな。 それでいてジュニアの層が薄い中、同じメンツばかりのマッチメイクにならないように今回のようなストロングハーツ勢を呼んでテコ入れを図っている。選手だけでなく団体も危機意識を共有してマッチメイクに反映されているなら、とりあえずは健全な状況だと思うね。 それにしても岩本の前に出てくる先輩は容赦ない。 「ジュニアがダメなのはお前のせい」の近藤に、「ベルト持ってるだけじゃ俺に勝てないよ」の鼓太郎に、ベルトとJBOG覇者のニ冠だったのに「足りない」と言われた青木に、何かジュニアの先輩みんな酷いヤツばっかりだな。(笑) それで今回のCIMAにも散々言われたが、ちゃんと敗因を分析して強敵を乗り越え進化していくと。 別に全日だからというわけじゃないが、なかなか『王道』なキャリアを歩んでいるんじゃないかな? 全日ジュニアの強さの象徴としてこれからも頑張って頂きたい。 |
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