危険は冒険のスパイスだ!! |
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個人的思い出の作品懐古シリーズ(そんなシリーズあったの?)! 今日はアニメ『砂漠の海賊!キャプテンクッパ』放送開始 20周年の日です!(久々の投稿と思ったらまたまた〇周年記念…) 知らない人の為に一応解説↓(※私見有りです、何卒ご了承ください) 『砂漠の海賊!キャプテンクッパ』 谷上俊夫(故人)作のSF冒険バトル漫画。 2000年4月から2001年12月にわたって 別冊コロコロコミックにて連載された。 地球の環境を管理・操作する制御コンピューター『カクテキ』が 突如暴走を起こし、地球は大天変地異に見舞われる。 それによって地上から水がほとんど無くなってしまい、 地球は海が消えて全て砂漠と化した渇いた星になった。 それから時は流れた。ある辺境の村にかつて海賊だった祖父に拾われ 育てられた孤児の少年クッパと、彼と同じく拾われたドラム缶型の ロボット、ドラムが暮らしていた。そこに世界中の限りある水源を全て占領して 人々を制圧しようと企む、悪人ビビンバ率いるビビンバ水商会が現れる。 クッパとドラムは力を合わせてビビンバの刺客を撃退。 祖父から旅立ちを認められ、広い世界へと冒険に出発した。 旅先でクッパ達はビビンバに苦しめられる人々と出会い ビビンバ水商会との戦いを繰りひろげていく。 組織を壊滅させると、ビビンバを陰で操っていた真の敵カクテキが クッパ達の前に現れた。カクテキが地球から水を奪い去った 全ての黒幕と知ったクッパは、カクテキを倒し地球の水を 取り戻すためカクテキの根城と伝説の水源を目指すのだった。 …以上は原作である漫画版のストーリー。 2001年8月から翌年2月までNHK衛星アニメ劇場で放送された TVアニメ版はストーリーの大筋やキャラクターの設定が異なっている。 気象をコントロールする衛星コンピューター『カクテキ』の破壊によって 地球の海水は全て宇宙空間に放り出され、地球は砂漠の星になった。 時は水歴3501年。世界中に残された過去の文明の遺産である 財宝を求めて『お宝ハンター』と呼ばれる者達が活躍する時代。 冒険好きで砂漠の海賊を自称するクッパもそんなお宝ハンターの一人で、 彼の相棒は、水がエネルギー源のめんどくさがり屋のロボットドラム。 お宝ハンターとしてはまだ駆け出しであるクッパは 同じくお宝ハンターを生業とする姉のユッケにいつも出し抜かれたり、 プロのハンターの自覚が足りないなど説教される事も。 一方、悪の秘密結社『プルコギ団』の首領ビビンバは 悪徳なビジネスで世界中の水を独占、暴利をむさぼっていた。 さらに彼には『お宝ハンター狩り』という危険な趣味が。 そのため手下や用心棒を差し向けてクッパやユッケを狙うのであった。 その度にクッパは変形したドラムを操縦して対抗する。 そんな追いつ追われつの一方で、ユッケが一目惚れした 謎多き美青年サムゲタン。彼の正体は果たして・・・? …というのがアニメ版の大まかなストーリー。 漫画版はオーソドックスな少年向けの冒険バトル物だが アニメ版の方は人間ドラマを重視した哲学的な物語になっている。 テーマはおそらく『複数の価値観の対立と、それによる発見』。 この世界には人の数だけ様々な考え方、常識、美学があり それらと主人公のクッパ達が出会い時にすれ違い衝突し、時には理解や意気投合 しながらやがてそれぞれにとって本当に大切な事=真のお宝を見つけていくという 物語なのではないかと自分は思う。 子供向け漫画が原作のはずなのに難解かつアダルティな雰囲気を 漂わせたり、わりとシビアでダークな話も多い。 また原作では相棒のロボットが戦闘形態に変形し主人公が乗りこんで 敵と戦うバトルシーンがほぼ毎回あるのだが、 アニメでは戦闘描写はほんの申し訳程度の演出に留まっていて むしろバトルシーンが無い話の方が多い印象があり そこはほとんど重要視されていない感がある。 自分はこの作品はアニメも原作も好きで コミックスもDVDも全巻揃えたほど思い出ある作品なのですが、 原作とここまで内容が違うと、 『本来子供向けでありながら、アニメ監督や演出家が 自分の描きたい世界観、メッセージをやりたいがために その実験台にされてしまったのではないか』などと 邪推してしまった事がありました。 正直言うとこの作品は原作、アニメ共に非常に知名度が低い為、 そんな下衆の勘繰りをしてしまった事が自分にはあるのです。 ※もちろん監督や演出家にそのような意図があったとは本気で考えてはおりません。 この作品が大好きな方、気分を害されましたら申し訳ありません…。 当時はまだ何を伝えたいのかいまいちピンときていなかったために そのような事を考えていたのかもしれません。 大人になってから気づく事って多いですよね。 ※イラストのシチュエーションは 『お宝の情報を得て目的地にやってきたクッパとドラムが それらしい宝箱を発見し開けてみたものの、 既に姉のユッケに先を越された後であり(箱の中の置手紙はユッケのもの) がっかりしながらも「さてこれからどうしようかな?」と のんびり考えはじめる』みたいな感じです。 ちなみに置手紙と一緒に宝箱に入っていたのは アニメ版オリジナルキャラ『すいかちゃん』のぬいぐるみ。 すいかはビビンバの部下でありいわば敵キャラポジションですが かなり緩いキャラクターで、作品のマスコット?的存在。 しかし、敵味方含めたアニメ版レギュラーキャラの中でも 出自・生い立ちが一切不明なある意味最も謎に包まれた人物です。 |
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kyhr-mさん、コメントへのご返事ありがとうございました。その辺りの匙加減はやはり難しいんでしょうね…古い作品がアニメ化したりすると当時と規制の基準とかが変わってしまって原作そのままに出来ないって事もあるでしょうし…。まぁ昔は好きな作品のアニメ化が決まったりすると無邪気に喜んだものですが…。(双子辰) 100%原作と同じだと知ってる人の場合は新鮮味が無くてつまらない、もしくは忠実な再現素晴らしい!のどちらかの評価になるんでしょうね(まぁ原作にもよるでしょうが)。原作と別物な所はやむなき事情の場合もあるでしょうし、一人でも多くの視聴者に楽しんでもらうために多少なりともアニメならではのアレンジも必要になってくるんでしょうね。クッパは極端な例だとは思いますがw(でも面白いアニメには違いありません)(薄影堂まいな屋) 懐かしい作品ですね、単行本は持ってませんでしたが連載時に読んでました、しかしこの作品に限らずですが当時はアニメ化されると原作と別物になったりする作品がやたら多かった気がしますね。(双子辰) |
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