真に悲しい話だが、世の中には「危険人物」と称される人種が居る。

危険人物「はー、はー、はー」

奴らは、

危険人物「ひー、ひー、ひー」

そこら中に、

危険人物「ふー、ふー、ふー」

沢山、

危険人物「へー、へー、へー」

うろつき、

危険人物「ほー、ほー、ほー」

溢れている、

危険人物「……ウゥッ！　ケッケッケッケッケッ！　み・ちゅ・け・たぁ〜」

……とは、思いたくない。

形容しがたい状況だが、ありのままを説明しよう。

１．真夜中

２．貴人寝泊りする豪勢な部屋

３．部屋の中に居る人物は２人

４．大き目のベットに眠る少女

５．目が血走り、鼻息が荒く、口元から涎が垂れ、両手は今にも眠っている少女飛びつきたいのを我慢するように震わせている「女傑」

さあ、おかしな点を指摘してくれ。

危険人物「み、み、み、美羽たぁん、はあ、はあ、はああああぁぁぁぁあああ！！！！！」

美羽ちゃん、人生最大のピンチ！

本人は「ぐーぐーすーすー、七乃ぉ〜、蜂蜜水を〜」何て寝言を言ってます。

起きる気配はゼロです！

ああ、可憐な少女はとうとうこの危険人物に食べられてしまうのか！