元気をくれる場所をイメージして描きました。
説明
仕事帰りのハバアキラ。

今回も疲れを癒すための新境地をを求めてフラフラと街をさまよう。

するととある一角にこじんまりとしたお店が一軒ある。

老舗のカフェかはたまた改装中のカードショップか。

そんなことはまあいい。その店へ吸い込まれるように足を運んだ。

「時間は無制限で無料だからゆっくししていってね!」

店に入るとメイドカフェだった。

これは新しい試みの店なんだと自分を納得させる。

しかし、なぜ時間無制限なのに無料なのか。

俺はその理由を彼女に向けて言おうとするが、俺が質問をする前に彼女の方からその疑問についてヒントをくれた。

「まあ、ワンドリンク制だからとりあえず飲み物を頼もっか。

 現金もりもり元気ドリンク1杯3000円でいい?」

俺は納得した。そういうことか、このお店は飲食で稼ぐタイプのお店だ。

だが、ドリンク1杯3000円はちと高い。300円前後であればまだ楽しくおしゃべりできたはずだ。

「3000円はちょっと高いね(作り顔」

彼女へ意見する。しかし、彼女はにっこりと笑顔を作ったままオーダーに答えてくれる。

「それじゃあ、一緒にゲームでもしよ。これなら1回300円だよ?」

ゲームか。これなら何とか楽しめそうだ。俺はそれならと彼女へ返事をし、注文のタッチパネルにある注文を押した。

俺が注文ボタンを押すと同時に片耳ヘッドセットが渡され、別室へ連れていかれる。

目の前にあったのはデスクトップPCとモニターが所狭しと並んでいて強烈なにおいとともにオッサンどもと他のメイドさんたちが

モニターと向き合っている。彼らの片耳には俺と同じヘッドセットが掛けられておりどうやらコミュニケーションを取っているらしい。

チョットだけ動揺をしたが、さらに奇声が聞こえる。

「らぶちゅーにゅーおなしゃす!!!」

見知らぬおっさんがそう叫ぶとメイドさんの一人が続けて言う。

「らぶちゅーにゅううううう!」

室内で奇声とともにマウスのクリック音が聞こえる。

「ヘッドショットです!昇天しました!ありがとうございます!」

何がどうなっているのかわからないが今日あったメイドさんが傍らで一言。

「さあ、あなたももらったヘッドセットをつけて。戦場では命取りよ。」

俺は察した。なるほど、ゲームとはオンラインゲームで遊ぶということかと。

まあ、メイドさんと一緒にできるならと胸をときめかせた当時の俺はこの出来事をきっかけに
eスポーツの世界であんな偉業を成し遂げることになろうとは夢にも思わなかった。

以上が今回のテーマです。
仮題名:フンバリストタカシ

 ウィルス対策として額縁越しにめちゃ塩対応する設定を考えていたのですが、コレ面会場になるなと頭をひねった結果、オンラインゲーム設定と出会うことになりました。題名はオリジナルですよええ。
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