"Spring will come!"
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説明
前年のドイツ軍の猛攻と極寒の冬をしのいたソ連兵たちとKV-2戦車に春が訪れた
久々の陽気の中、顔を洗ったり服を直したり思い思いに過ごしている隊員たちをよそに銃の手入れをする古参兵
彼だけは知っている
冬が去って来るのは春だけではないことを…

2021年5月完成
今年の模型は今年のうちに掲載したいということでM13/40に先立つ戦車ジオラマ第一弾です(Su-47は飛行機ジオラマなので…)
KV-2は例によって2016年にトランペッターのキットをそのまま組み立てたものを利用
2005年に発売されたトランペッターのKVシリーズは出来も良くて部分連結式履帯(ベルト式も付属)で実売2000円程度とお求めやすい価格で当時に驚きましたが、複雑高額化している今の同社製品にはに別の意味で驚かされますね
フィギュアはマスターボックスの初期の傑作で、本当にいい演技をしていると思います
マスターボックスは原型師のパッションをそのまま立体化したような熱意のこもった造形が特徴ですが、最近はその熱意でゾンビやメイドカフェ店員を作っているのでこれは東欧の狂犬と呼ばれる日も近いでしょう

ジオラマは3Dプリンタで作った楕円形ベースの上にスチレンボードや100均粘土でベースを作り、その上にタミヤの情景テクスチャーペイントで枯れ草と溶けかけて泥と混じった雪を再現
これが初めてベースに3Dプリンタを使った作品で、このあとM13/40のジオラマと続けてジオラマ作るようになったのは適切なサイズの商品を探すのが大変な木製の飾り台を3Dプリンタで作って代替することを思いついて、まあまあうまく行ったからです
柵や井戸は100均マドラーを切り刻んで、樽や車輪、ドッグタグ風のタイトルプレートは3Dプリンタ製
152mm砲弾はミニアートですが、箱を開けてチラ見させることで「この連中こんなでかい砲弾で撃ち合っているのか」という恐怖が演出できてればいいと思いました
銃の手入れをする古参兵もそうなのですが、ほのぼのしている部分と緊張感のある部分が同居している点が気に入っています

タイトルの"Spring will come!"は砲塔に書いているロシア語スローガン"Придет весна!"を英訳したものなので引用符込で作品タイトルになっています
ちなみにこのスローガンが実在したかどうかは不明ですが、あってもおかしくないといえばおかしくないのがソ連軍なので、現実と妄想の間を楽しめるのがソ連軍模型のいいところでしょう(ドイツ軍とかでやったらそんな車両あるの?とか言われそう)
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1/35 戦車 ジオラマ ロシア ソ連 スケールモデル  AFV トランペッター 100均 

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