鬼畜王文台 蘇りし虎は曹魏を食らう 20 第十二章五節 |
北郷一刀 奥義一覧
銘刀・南海覇王
孫呉重代の願いと志を受け継ぐ、南海覇王と銘打たれた一振りの日本刀。
たとえ剣の形は違えども、その志にいささかの変わりなし。
奥義・女殺し
自慢の男根と口車で敵将を篭絡し、戦わずして自軍に引き入れる。
ただし、味方陣営の将から激しい嫉妬を受けるため、一戦につき一度が限度。
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第十二章
-5-
長安の王宮で、二匹の鬼が炎に包まれながら踊り狂っている。
夏侯淵の火矢で打ち抜かれた一瞬のうちに全身に炎が回り、
許貢と黄祖はもんどりうって奇声をあげながら苦しみだした。
許貢「ヴグオ"オ"オ"ォ"ォ"ォ"ア"ア"ァ"ァ"ァ"ァ"………」
黄祖「グゴギギギギ……殺ス殺ス殺ス殺ス殺ススルスルスリリリギリギリ………」
管輅「ふん、哀れなものよの。 余計な真似をして外史を無理やり捻じ曲げたからこうなるのだ。
お陰で世界の均衡が崩れてもうたわ。 だが、誤算だったな。
孫堅様を再臨させ孫策殿を現世に押しとどめたまでは良かったが、
あのお方は曹操殿らをその手に掛けるような浅はかな真似はせず、降将として迎え入れた。
その結果、孫呉と曹魏はお前たちにそろって復讐の牙を剥いた。
まったく、詰めが甘すぎることこの上ないわ。 少々考えればそれくらい分かろうに」
許貢「ク…ハハハハ……フフフハハハハハ……」
春蘭「何がおかしい!?」
許貢「クククク…まだお気づきにならないのですか? 曹操殿に孫策殿」
雪蓮「……どういうこと?」
許貢「ならば分かりやすいように助け舟を出して差し上げましょう……
成都の西には何があると思います?」
華琳「成都の西…? まさかっ!!??」
黄祖「……フンッ…そのまさかだ…」
管輅「まんまと嵌められたな… まさか、己を出汁(だし)にしてまで本質を隠そうとは」
秋蘭「…どういうことですか、華琳様?」
春蘭「華琳様、私にはさっぱり分かりませんぞ!」
華琳「よく聞きなさいあなた達… まず雪蓮、成都の西には何があるかしら?」
雪蓮「成都の西?? あそこって何かあったっけ?」
華琳「ならもう少し分かりやすく言ってあげましょう。 涼州の北には何があるかしら」
雪蓮「涼州の北って……うそ…なんであいつらが……」
秋蘭・星「……!!!」
許貢「傀儡の劉表に彼らを煽らせたのですよ… 孫呉は蜀を滅ぼした後、大月氏国と結託して、
五胡に攻め入ろうとしている…とね」
紫苑「なんということを…! あなた方は自分たちの犯した罪を理解しているのですか!?」
許貢「当然ですよ…これこそが我々の目的ですからね、クククク。
孫堅に力を注ぎすぎた分、あの傀儡は失敗作でしたが、
それなりには我々の駒となってくれました。
太平要術の書は裏にある祭壇に置いてあります、欲しければどうぞ。
ではさらばです…北郷殿にお会いできなかったのは残念ですが、
外史の秩序を乱すという我らの目的は、大いに達することが出来ました。
本来の道筋に修正することも、最早不可能でしょう。
我らに悔いはございません」
黄祖「すでにこの外史は元の姿から大きく道をそれた…
その先に待つのは、世界の崩壊、ただそれだけだ。
歯車はすでに回り始めた…。 期限は三年、それまでの間、せいぜい足掻くがいい…」
『ククククク……ハーハッハッハッハッハ……!!』
彼らはお決まりの哄笑とともに、その体を炎に包ませながら息絶えていった。
そして彼らの体が完全に焼け落ちるその直前、白い霧のようなものがその頭から浮き出で、
やがてその霧は天高く上り詰めると、二筋の流星となって、はるか東の方角に流れていった。
華琳「…嫌な連中ね。 文台様に捧げるみしるし(首級)も残さないなんて。
外史がどうのなんて、意味が分からないわ」
雪蓮「でも、骨のかけらくらいなら持って帰れるでしょ。 今はそれでよしとしましょ」
華琳「そうね… 春蘭・秋蘭! 許貢と黄祖の遺骨を回収しなさい! それぞれ別の箱に収めること!
それを以って文台様にささげるみしるしとする!!」
春蘭・秋蘭「はっ!!」
親衛隊兵士「見つかりました!! 太平要術の書です! 連中の言のとおりでした!!」
管輅「ご苦労だった。 曹操殿、すまぬがその本、この戦が終わるまでの間、
我が借り受けていてもよいか? この太平要術があれば、
五胡の連中が使う妖術への有効な対抗手段となるのでな」
華琳「その言葉に、偽りはないわね? 管公明」
管輅「無論だ。 この我をあやつらなどと一緒にされてしまっては、占術の管家、末代までの恥よ」
華琳「良いでしょう。 ならばその本、この戦が終わるまでの間、あなたに託しましょう。
占いに頼るのは私の主義ではないのだけれど、私からも聞いておきたいことがあるわ。
五胡の連中がやってくるまでの猶予期間と侵攻方向、
そしてどこを目指しているのかは分かるかしら?」
管輅「心得た。しばしの間、待たれよ」
管輅は懐から八枚の木札を取り出し、ジャラジャラとすり合わせ、九字を切った。
管輅「臨! 兵! 闘! 者! 皆! 陣! 烈! 前! 行! 急急如律令!!」
そして、そのうちの一本を手に取り、こう宣言した。
管輅「巽(そん)と出ておるな… この長安まで五胡の連中が来るのも、もはや時間の問題だな。
ここでこのまま迎撃しても、四方を囲まれ孫堅様との連携を絶たれてしまうだろう。
速やかに陣を撤収し、長安は放棄。 御遣い殿と合流し、函谷関にて決戦に臨むが宜しかろう
事態は一刻を争う。 連中が長安を制圧して函谷関に進撃を開始するまで……
坎(かん)か、厳しいな…残り一ヶ月もあるまい」
春蘭「一ヶ月だと!? ほとんど余裕がないではないか!!」
雪蓮「まずいわね…!」
華琳「管輅、あなた、もしかして軍師の才もあるのかしら?」
管輅「ハハハ。 褒め言葉として受け取っておこう」
華琳「良い拾い物を手に入れたわね」
管輅「それはありがたい。 お役に立てて何よりだ」
華琳「春蘭、秋蘭、骨の回収は済んだかしら?」
秋蘭「はっ。 すでに兵に運ばせております」
華琳「よろしい。 ならばすぐに陣を引き上げましょう。あなたたちにも同行をお願いしても良いかしら?」
桔梗「無論だ。 我らの武、しかと見せて進ぜよう」
華琳「頼もしいわね。 それから秋蘭」
秋蘭「はっ。 いかがなされましたか華琳様?」
華琳「荊州を攻めている徐晃・許緒・典韋・孫尚香隊の十五万に、
すぐに軍を退いて、大至急函谷関に戻るよう指示を出しなさい。
五胡の連中が大挙して攻めてくると伝えれば、あの子達も分かってくれるでしょう」
秋蘭「御意!」
雪蓮「ぶーぶー、もう華琳ちゃんったら、一人でどんどん決めちゃうんだから」
華琳「あら? 何か間違ったことを言ったかしら、雪蓮?
私は文台様から、総司令の役目を預かっているのだけれど?
あ な た で は 務まらないからってね」
雪蓮「いーえ」
華琳「ならいいんじゃないかしら。 さあ、いい加減戻りましょう。
ぐずぐずしていると五胡の連中に攻め入られてしまうわ」
雪蓮「あれ? そういえばあの二人はどうしたのかしら? いつの間にかいなくなってるけど」
華琳「放っておきなさい。 見たくもないわあんな連中」
管輅「(…三年…か……。 奴らの思い通りにはさせぬわ。
この管公明、なんとしても崩壊の足音を止めてみせる!)」
〜函谷関・東門付近〜
煌蓮「ぬう、こいつはまずいね。 この白い連中は一体何者なんだい??」
馬超「つーかこいつら、敵味方関係なく襲ってきやがるぞ!! なんだってんだ一体!?」
文醜「オイオイマジかよ!? ヤッベェじゃんか斗詩ぃ!!」
顔良「うえぇぇぇ〜〜ん、文ちゃぁーーん……」
煌蓮「邪魔じゃぁオルアァ、失せんかあぁ!!!
おいお前ら、方円の陣を作れ! このままじゃ埒が明かん! 一箇所に固まって戦うぞ!!」
呉軍兵士「御意!!」
白装束「北郷一刀は悪なり! 悪は滅すべし!!」
白装束「北郷一刀はこの世界に仇なす魔王、同じく孫文台は邪王である!!」
白装束「北郷一刀の信奉者たちもまた同罪なり!!」
一刀「クソッ、どいつもこいつも俺のことばかり…誰が魔王だ…蓮華ぁっ!!」
蓮華「ここにいるわ、一刀!」
一刀「この間練習したあれをやるぞ、合わせろ!!」
蓮華「分かったわ!!」
俺は自分の相棒の名を呼びつけると、彼女とともに白い連中に啖呵を切った。
一刀「我が刀は南海覇王!」
蓮華「我が剣は南海覇王!」
一刀「我が志は孫呉の志!」
蓮華「たとえ剣の形は違えども!」
一刀「胸に抱く南海の志は。我ら等しく同じ!」
蓮華「孫仲謀!」
一刀「北郷一刀!」
二人「我ら二人……参るッッ!!」
俺たちは背中に挿している互いの南海覇王を引き抜くと、
白いフードをかぶった正体不明の連中に次々と太刀を浴びせていった。
蓮華「てやあああぁぁぁ!!」
一刀「おおおおぉぉ!!」
白装束「ぐっ…」
白装束「ぐはっ!」
蓮華が右に払う。 俺が左に薙ぐ。 上段から袈裟斬り。 正眼から突き。
刺突。 刺突。 十文字斬り。
普段血を見るのが嫌な俺だが、少なくともこいつらに関しては血も出ずに砂に帰るだけなので、
特段意識せず戦うことが出来た。
俺たち二人は互いに実力は同じくらいだ。
蓮華が力と攻めなら、俺は技と守り。
文台様や愛紗のように、そこまでやたら強いわけではない。
思春や春蘭のように、一騎駆けで単身突撃できるというわけでもない。
それでも、向かってくる白い装束の連中は、
一体一体、地道ではあるが、二人で協力して確実に始末していった。
それにしても、とにかくそこらじゅう至る所に湧き出てきやがる。
文台様が蜀の本陣に攻め入ろうとしたら、いきなり変な連中が山のように現れてきやがった。
冗談抜きでこいつらは敵も味方も関係なく一律に襲い掛かってくる。
お陰で、函谷関の戦場はカオスそのものだ。
こんな糞みたいな状況では、呉も蜀もあったものではなかった。
一刀「雛里と朱里はどうした!?」
蓮華「真桜たちに護衛させているわ!」
一刀「すまん、恩に着る! 桃香は!?」
蓮華「祭と悠が護衛についているわ!!」
一刀「分かった! 伝令さん!!」
呉軍兵士「はっ!!」
一刀「文台様に俺からの言伝! 『この状況では両軍とも戦争継続は困難。
よって一時停戦し、お互い共闘することを提案する』!
内容は以上だ!!」
呉軍兵士「御意!」
一刀「蜀軍の賈駆軍師にも同じ内容の書を手渡してくれ!
これ以上犠牲が増えないうちに急いで頼む! 事態は一刻を争うんだ!!」
呉軍兵士「承知しました!!」
〜函谷関・西門城壁〜
賈駆「な、なんなのよこいつら!?」
蜀軍兵士「董卓様、賈駆将軍、ここにいては危険です! 速やかに脱出してください!!
最早我らではあの者に太刀打ちできません!!!」
劉表「グハアアアアアアアァァァァァ!!!!」
董卓「詠ちゃん、劉表様が……」
賈駆「いいのよ、あんな奴ほっといて!
それより早く逃げるわよ月! アイツはもう正気じゃないわ!」
劉表「オオオオオオ!! コろス!! てンノみつカイモ、そんけんモ、りュうビモ、
カんうも、ソウそうも、カこうトンも、そンさクも、どイつもコイつも、
こノ、おレさまが、みナごろシに、して、クれるわアアアアァァァァァァアアア!!!」
孫呉軍の使者が蜀軍にやってきたが、
今の彼らには、その使者に対してまともに応対できる余裕など残っていなかった。
長安で許貢と黄祖が矢に倒れた瞬間、突然劉表が正気を失い発狂し始めた。
彼を制御する操り役が矢に倒れたため、自制を保つ手段を失った劉表は己を失い、
自らが保持している妖力をすべて開放し、何十何万という大多数の傀儡軍団を作り出したのである。
本来なら孫堅も失道に侵されて狂い出すはずなのであったが、
彼女の場合、妖術等の摩訶不思議な力は備わっておらず、
また、彼女を支える北郷や孫策、曹操といった、たくさんの兵や将たちに恵まれており、
発狂は免れ、己を保つことができたのである。
孫堅と劉表。 二人の明暗は、支え、柱となる者たちの数で明暗が分かれたのであった。
劉表「あA亜アa阿アアアアあああああAAAAAあ!!!!!
ウリイイイイイイイィィィィィ!!!!」
蜀軍兵士「ひいいいいぃぃぃ!! 逃げろおおーーーーー!!」
最早蜀の軍勢には、孫呉と事を構える力など残っていなかった。
函谷関一帯には白装束の大集団が百鬼夜行していた。
孫呉の軍勢は、じわじわと彼らに追い詰められていった。
そして、孫呉の軍勢が士気を失いかけそうになった、
まさにそのとき―――――
バーンバーンバーン!!!
あたり一面に、高らかに鉦の音がこだました。
思春「蓮華様、北郷殿! 援軍です!! 孫策様の援軍が来ました!!」
一刀・蓮華「旗は!!?」
思春「はっ!! 函谷関の西方、弘農方面より、
孫旗を先頭に、曹・夏侯・夏侯・程・郭・荀・周・陸・公孫・趙・厳・黄・管!!
さらに南方からは、徐・許・典・孫!!
北西から魯・韓・漢!! 趙・厳・黄・管の四部隊は分かりませんが、
ほかはすべて我ら孫呉の軍勢です! その数、六十万!!
こちらの残存兵力とあわせ、計百十万!!!」
蓮華「ありがとう思春! やったわ一刀! これで戦況をひっくり返せるわね!!」
一刀「ああ!! 思春、すまないが文台様と冥琳の所にも一走り頼む」
思春「承った」
蓮華「兵たちよ、もうひと頑張りだ! 援軍が来るまで、何が何でも耐え抜くぞ!!」
呉軍兵士「応ッ!!」
一刀「鉦を鳴らせ!! すべての鉦や銅鑼を鳴らしまくれーー!!
援軍が到着したことを全軍に伝えるんだ!!」
バーンバーンバーンバーンバーン!!
カーンカーンカーンカーン!!
ドーンド−ンドーン!!!
函谷関一帯は、俺の指示でけたたましい打楽器の音で埋め尽くされた。
〜函谷関西方〜
雪蓮「鐘が鳴っているわ! 向こうもこっちに気付いたみたいね!!」
華琳「全軍、この曹孟徳に続け!! 我らが主、文台様をお助けするぞ!!
一番槍を報いた者には褒美が出るものと思え!!」
春蘭「応ッ!! ならば、この夏侯元譲、吶喊します!!!」
華琳「あら春蘭、私だって狙っているのよ? 長安では雪蓮に出遅れて一番槍を逃してしまったしね」
春蘭「そんなぁ、華琳様ぁ…」
秋蘭「フフッ…いくら華琳様や姉者といえども、一番槍の栄光だけは譲れませんな」
星「ほぉ、一番槍ですか。 ならば、我々とて、負けてはおれませんな。
誰が真っ先に一矢報いることが出来るか、勝負といきましょうや」
春蘭「上等だ!! その勝負、受けたぁ!! はーっはっはっはっはっは!!!」
雪蓮「またあたしだけ置いてけぼりにされたぁ……あたしだって狙ってるのにぃ、ぶーぶー」
白蓮「あたしは無視かよぉ……」
〜函谷関南方 森の中〜
菖蒲「皆さん、もうすぐ函谷関が見えます! 急いでください!!」
呉軍兵士「応ッ!!」
流琉「兄様…どうかご無事でいてください!!」
季衣「大丈夫だよ流琉。 文台様が蜀の連中に負けるわけないじゃん!」
小蓮「そーそー。 お母様ったら、怒るとものすっごく怖いんだよ!
頭に角が生えて、口から牙が出て、目が光って、爪が伸びて、足が地面にめり込んで、
あとそれからねぇ…」
菖蒲「シャ…シャオちゃん…もう十分だから…」
流琉「ひいぃ…怖いです」
季衣「ううぅ…ボク前に怒られたことがあるから分かるような気がする」
呉軍兵士「(鬼だ…孫堅陛下は鬼であらせられる…)」
〜函谷関北方 黄河付近〜
卑弥呼「勇敢なる漢女たちよ!! 今こそ我らの武を見せ付けるときが来た!!」
貂蝉「白い服を着た連中に漢女の拳をくれてやりなっすゎぁい」
華佗「安心してくれ。 傷ついたら俺が治療するから」
漢女軍団「おおおおおおーーーーーだあああぁぁぁぁぁりいいいいぃぃぃぃぃんんんんん!!!」
卑弥呼「魯粛! 韓当! 先峰はお前たちが率いれ!!」
魯粛・韓当「へいっ!!!」
十万のむくつけきヒモパン一丁のスキンヘッズ軍団が、函谷関に襲い掛かろうとしていた。
煌蓮「援軍が来たか!!!」
呉軍兵士「はいっ!!」
煌蓮「賈駆ちゃん、董卓ちゃん、お前さんらはあたしらが守って見せるよ。
一度孫呉に下った奴らは、裏切らない限り決して見捨てやせんのが、あたしらの性分なんでね」
董卓「ありがとうございます、孫堅さん…」
賈駆「……恩に着るわ」
煌蓮「うーん、礼がなってないねぇ。 ちっとばかしお仕置きしたほうがよさそうかね?」
董卓「え…詠ちゃん…孫堅さんに失礼だよ。 ちゃんと謝らなくちゃ」
煌蓮「まぁいいさ。 そのことはあとで考えよう。 命まで取りはしないから安心おし。
なぁに、ちっとばかしお尻が痛くなるだけさ。
おい! この二人を東門にまで送っていけ!! くれぐれも乱暴な真似はすんじゃないよ!!」
呉軍兵士「はっ!!」
煌蓮「袁家のアホどもはどうした!?」
呉軍兵士「はっ! 袁紹隊・袁術隊、ともに関羽将軍と張遼将軍が五名とも捕縛しております!!」
煌蓮「あんのバカタレ共、逃げ足だけは速いからねぇ…ひっ捕らえてくれてよかったよ。
まぁどっちみち今頃愛紗ちゃんや霞ちゃんにボコられてるだろうけどね」
煌蓮「総員、援軍が来るまであと一息の辛抱だ!!
孫呉の火事場のクソ力、今こそ奴らに見せ付けてやれええぇぇぇぇいいいい!!!」
呉軍兵士「オオオオオオオォォォォォォーーーーーー!!!!!!!!」
函 谷 関 の 戦 い
決戦 全軍集結
〜 〜
孫文台 対 劉景升
煌蓮「さぁ、悪鬼・劉表よ… 生前、あたしを殺す命を下した張本人よ…
いざ、バケモノはバケモノ同士、尋常に一対一の勝負といこうじゃないか。
あたしゃ相手が狂ってようとなんだろうと、容赦はしないよ。
来るんならはじめっから全力でかかってきな。
あたしら孫呉の復讐の怨念を、舐めてもらっちゃ困るね」
第十二章五節終了
説明 | ||
注意・免責事項については、[01 第六章IF]の注意書きをお読みください。 上記内容にすべて同意された方のみ、 本作品をご覧になられることをお勧めいたします。 〜こっそり募集中〜 孫堅様のイラストを描いてくださる方 文台シリーズの前半も、もうすぐ終了。 孫堅様の絵を描いてくださった方には、 お礼として、何か一つ、彼女とちんこのエピソードなどを執筆してみようかと。 よろしくお願いいたします。 〜独り言〜 根拠のない煽りや脅迫なんぞに負けやせぬ。 |
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コメント | ||
漢女軍団・・・・・・・(((((°Д°)))))(零壱式軽対選手誘導弾) 最凶漢女軍団の登場です。肉体的精神的に破滅しますw(ブックマン) 漢女軍団、いつそんなのつくったんだよ・・・(キラ・リョウ) 漢女軍団怖えぇ(りょんりょん) 今回も激しい戦闘でしたが読み応え十分で面白かったです 次回が劉表との決戦で前半の山場のようですが続き期待してまってますw(村主7) |
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