真恋姫無双〜覇道を支える者〜魏√9 |
この作品はキャラ設定が崩壊しております。原作重視の方はご注意ください。
時代背景がめちゃくちゃです。
一刀くんがチートです。
それでもいいかたはどうぞ。
一刀「華琳……敵が釣れたぞ……」
そう言いながら一刀は玉座に入ってきた
華琳「あら、意外と早かったわね。それで、誰かしら?」
一刀「劉備だ……それと呂布も居るらしい」
華琳「そう。この短期間に南部を平定するだけでなく呂布も抱き込むなんて。あの娘の力を甘く見ていたかしら」
一刀「どうするんだ? この城には今、真桜と俺と華琳と桂花しか居ないぞ」
華琳「もちろん、潰すわよ。一刀、戦の準備を」
一刀「了解。真桜と桂花がすでに準備を始めてるけどね」
華琳「ふふっ、さすがね」
一刀「どうも、それじゃあ先に行ってるぞ」
そう言って一刀は玉座から出て行く
華琳「あなたほど有能な人材は見たことが無いわ、一刀。必ず心まで私のものにしてみせる」
そう言いながら華琳も自身の準備に移っていった
出城
一刀「本営の設営、終わったぞ」
華琳「ご苦労様。なら、すぐに陣を展開させましょう。向こうは既にお待ちかねよ?」
一刀「……大軍団だな〜」
華琳「そうかしら?」
一刀「野戦にする訳を聞いてもいいか?」
華琳「最初から守りに入るようでは、覇者の振るまいとは言えないでしょう。そんな弱気な手を打っては、これから戦う敵全てに見くびられることになる」
一刀「そうすりゃ他の奴の負担も減るってことか」
華琳「そういうこと。その為には一刀にもその命、掛けてもらう必要があるわ。……頼むわよ」
一刀「さぁ……どうするかな」
華琳の頼みを一刀が適当にはぐらかしていると
桂花「華琳さま! 出陣の準備、終わりました! いつでも城を出て展開が可能です!」
華琳「さすが桂花。すべきことが分かってるわね」
桂花「はっ。各所の指揮はどうなさいますか?」
華琳「前曲は私自身が率いるわ。左右は桂花よ風で分担しなさい」
一刀「俺はどうする?」
華琳「……一刀は真桜と共に後曲で全体を見渡しておきなさい。戦場の全てを俯瞰し、何かあったらすぐに援護を回すこと」
一刀「……了解」
華琳「勝つわよ」
そして華琳たちは城を出て野戦に討って出た
華琳「よく来たわね、劉備。ちゃんと私の寝首を掻きに来たところは褒めてあげる。……ようやくこの時代の流儀が理解できたようね?」
桃香「曹操さん……曹操さんたちのやり方は、間違っています!」
華琳「……何を言うかと思えば」
桃香「そうやって、力で国を侵略して、人を沢山殺して……それで本当の平和が来ると思ってるんですか?」
一刀(あらあら………イライラしすぎてついついお姉言葉になっちゃうわ! まったく!)
華琳「本当の平和……ねぇ」
桃香「そんな、力がものを言う時代は……黄巾党のあの時に終わらせるべきだったんです!」
華琳「なら、どうして貴方は反董卓連合に参加したの? あれこそ、袁紹たち諸侯が力で董卓をねじ伏せようとした……ただの茶番劇だったじゃない」
一刀(そうよそうよ!)
桃香「それは都の人たちが困っていたからです!」
華琳「都の民に炊き出しをしたいだけなら、別に軍を率いる必要は無かったでしょう。それこそ、自分達だけで都に行けば良かったのよ」
桃香「それだけじゃ……意味がないはずです! もっと根本をなんとかしないと! だから私たちは、連合に参加して……」
華琳「それこそあなたの嫌いな武力を使ってね」
桃香「……っ!」
華琳「官は腐り、朝廷も力を失っている。けれど、無駄なものは常にそこにあるの。それを正し、打ち壊すためには……名と力が必要なのよ。今、あなたが背負っているような……強く大きな力と、勇名がね」
桃香「私の背中にあるのは、力なんかじゃない。志を同じくした……仲間です」
華琳「同じことよ。志を貫くためには力が必要。その力で全ての不条理と戦い、打ち壊し、その残ったものからでなければ平和は生まれないわ」
桃香「違います! ちゃんと話し合えば、戦わなくたって理解しあうことは出来るんです!」
華琳「ならばあなたはどうして今、ここにいる?」
一刀(もらったぁぁぁぁーーーー!!!)
桃香「え……」
華琳「話し合えば理解し合えるというのなら、あなたがこの地に立つ前に、どうして私たちの所には使者が来なかったのかしら? 連合の時も、虎牢関や水関に使者を送ろうとは言わなかったわよね?」
桃香「………っ!」
華琳「私たちが先に攻め入ると言っていたから、話す必要はないと見たのでしょう?」
桃香「そ、それは……」
華琳「力とはそういうものよ。相手が拳を持っていれば、怖くて殴り返そうと思ってしまう。殴られるかも、殴られるだろう、そして……殴ってしまえと。だから、私は先に拳を示すの。殴って、殴って、殴り抜いて……降った相手を私は慈しむわ。私に従えば、もう殴られることは無いと教え込むの」
一刀(そんな! 殴るなら顔だけは……女の命なのよ!)
桃香「そんな、無茶苦茶な……! そこまでずっと戦い続ける気ですか!」
華琳「そうよ」
桃香「!」
華琳「話し合いで妥協できる程度の理想など、理想とは言わない。……おおかた呂布との共闘にしても、城の一つでもくれればいいとか……貴方の理想の片手間で済むような条件だったのでしょう」
桃香「そ、それは……!」
華琳「けれど、私の理想は貴方の片手間では済まないわよ。私はどうあれ、貴方を叩き潰す。貴方の大嫌いな、力と兵と命をぶつけて……。貴方が正しいと思うなら、今こそ私を叩き潰しなさい。その時は、私は貴方の前に膝を折ることでしょう。首を取るなりあなたの理想に従わせるなり、好きにすれば良い」
桃香「この兵力差で……曹操さんは本当に勝てると思ってるんですか?」
華琳「ふっ……負ける戦はしない主義よ」
一刀(きゃーー♪ 華琳さまかっこいいーー♪ …………何やってんだろ俺……)
風「風にも理解できませんねー」
一刀「人の考えを勝手に読むな……」
桃香「曹操さん。もしここで降参してくれたら……貴方の国は、貴方に任せても良い、そう思ってるんです。だから……降参してください」
華琳「……あらあら。平和が一番とか言いながら、兵力を盾にこちらを恫喝するつもり?」
桃香「そ、そういうわけじゃ……っ!」
華琳「力ずくなのは嫌いじゃないわよ。……けれど、そんな話は私に膝を折らせてからにしなさい」
桃香「どうしても……戦わないとダメですか?」
華琳「当然でしょう。私が納得しないもの。そうしなければ、明日にも私は貴方を裏切って、全力で貴方の城に攻め入るわよ。それでもいいのなら、貴方の好きなようになさい」
桃香「……分かりました。戦いたくはないけれど、私は貴方を叩き潰します。それで……納得してくれるんですね?」
華琳「それでいいわ」
華琳「一刀!」
一刀「はいはい」
華琳「全軍を展開するわよ! 弓兵を最前列に! 相手の突撃を迎え撃ちなさい!」
一刀「了解」
華琳「その後、一刀は後曲に。第一射が終わったら、左右両翼は相手を撹乱なさい! その混乱を突いて本隊で敵陣を打ち崩すわよ!」
桂花「御意!」
華琳「一刀、私の背中は任せたわよ」
一刀「いいから華琳は前だけに集中しとけ」
華琳「ふふっ、そうさせてもらうわ」
華琳は振り返り、兵たちに大号令をかける
華琳「聞け! 勇敢なる我が将兵よ! この戦、我が曹魏の理想と誇りを賭した試練の一戦となる! この壁を乗り越えるためには、皆の命を預けて貰う事になるでしょう! 私も皆と共に剣を振るおう! 死力を尽くし、共に勝利を謳おうではないか!」
兵士「「「おぉぉぉーーーーー!!!!!」」」
桂花「敵陣、動き出しました!」
華琳「これより修羅道も入る! 全ての敵を打ち倒し、その血で勝利を祝いましょう! 全軍前進!」
真桜「一刀、風がもう少し兵を送ってくれって〜」
一刀「いや、無理だって!?」
真桜「分かっとるけど、それを何とかするのが一刀の役目やろ!」
一刀「予備の兵力が無いんだからどうしようもない!! 華琳のところはどうだ?」
真桜「押されとるよ! やっぱり兵隊が足らんのが響いとるみたいや!」
一刀「真桜、ここは頼む、俺は華琳に撤退の進言をしてくるから」
そう言って一刀は馬に飛び乗ると走り去った
真桜「ああもう! ウチらは城に下がる道を確保すんで! 桂花と風にも伝令出しぃ! 隊長にも大将にそう伝えるよう、誰か走ってくれんか!」
伝令「了解です!」
華琳「はぁぁぁぁ!」
華琳の『絶』が目の前の敵兵を真っ二つにする
華琳「ふ……っ。私自ら、剣を振るうまでの事態になるとわね……。しかし、それもまた良し!」
そう呟きながら華琳は次々に敵兵を刈り取っていく
華琳「雑魚は下がれ! 私が相手するのは強者のみ! 誰かいないか! 曹孟徳はここにいるぞ!」
愛紗「曹孟徳! いざ尋常に、勝負っ!」
華琳「関羽か!……なるほど。華雄を討ったあなたなら相手にとって不足無し! 来なさい!」
関羽「参る! でぇぇぇいっ!」
華琳「……はぁ!」
互いの武がぶつかり合う
愛紗「……伊達に前線に立つわけではないか。……なかなかやる!」
華琳「舐めてもらっては困るわね。しかし……さすが関羽……良い腕だわ。どう? 私のもとに来ない?」
愛紗「この状況で減らず口を……!!」
しかし、やはり愛紗のほうが力量は上
華琳(さすがは天下に謳われる関雲長。まともにやり合えば……保ってあと数合というところかしら)
そんなことを華琳が考えていると
恋「……みつけた」
華琳「………ちっ!」
恋が華琳の兵を殺しながらやってきた
愛紗「恋。お主は周りを頼む。私は曹操を……っ!」
恋「……遅い」
華琳「……くっ!!」
急に放たれた恋の一撃を何とか受け止めた華琳だが
恋「……………もう、一撃」
華琳(保たない!)
華琳がそう思った瞬間
一刀「はい、残念〜♪」
恋の一撃は一刀により弾き飛ばされた
一刀「それじゃあ! おさらばだ!」
そういいながら一刀は懐から真桜特製煙玉を取り出すと愛紗と恋にむかって投げつける
愛紗「何だ! 何も見えんぞ!」
恋「真っ白……」
一刀「華琳、こっちだ」
華琳「あっ……」
煙が晴れる頃には既に華琳たちの姿はそこには無かった
一刀「ちょっと疲れた」
華琳「一刀……どうして貴方がこんな所に! 後曲での仕事はどうしたの!」
一刀「これも仕事だよ。華琳、もう前線、両翼に送れる兵力はない。城に下がらないと全滅するぞ」
華琳「ここで兵を引けというの!? 劉備相手に負けを認めろと?」
一刀「それ以外にどう聞こえた?」
華琳「嫌よ! あの子のような甘い考えに膝を折るなんて……この私の誇りが許さないわ!」
一刀「関羽と呂布の両者を同時に相手するのは馬鹿だと思うが?」
華琳「馬鹿で結構。理想を貫くことを馬鹿というなら、それは私にとっては褒め言葉だわ。それで野に散ったとしても、それこそ本も……」
一刀「曹孟徳よ、それは本気で言っているのか?」
華琳「かず……と…?」
一刀「貴様にとって誇りとはなんだ?」
華琳「天に示す、存在意義」
一刀「なら貴様の存在意義は気に入らない相手に負けそうなのを認めずに駄々を捏ねることか?」
華琳「違う! 私の存在意義は覇道を進み続けること!!」
一刀「なら貴様の覇道とはこの戦に負けた瞬間に崩れ落ちるものなのか!! 貴様の覇道が崩れる時とは貴様が膝を折り、心の底から相手に敗北を認めたときではないのか!! たった一度の敗戦で貴様の存在意義とは壊れるほど柔なものだったのか!!」
華琳「……!! それは……」
一刀「ならば……」
そこまで言って一刀は『風牙』を抜くと
一刀「俺が一思いにそのちんけな存在意義を断ち切ってやろう」
華琳に突きつける
華琳「…………」
華琳はじっと一刀に突きつけられた刀の切先を見つめ
華琳「ふふふ、はっはっはっは」
一刀「気でも狂ったか?」
そう訊ねる一刀の顔にはすでに笑顔が浮いており
華琳「そんなわけないでしょう。どうやら劉備との舌戦で少し頭に血が上っていたようね」
一刀「少しかよ」
華琳「うるさいわね。一刀の言うとおり一旦城に退きましょう」
一刀「了解、俺が殿で時間を稼いどくから。その間に華琳は城に入っとけ」
華琳「私に指示をだすなんて、一刀以外なら許されないわよ」
一刀「そりゃどうも、そいじゃ行って来る」
そう言うと一刀は最前線へと駆けていった
華琳「全軍! 一度城まで撤退!」
華琳の一声と共に軍が城へと動き出す。一人の将をおいて
愛紗「何だったのだ、今のは!」
恋「…………真っ白だった」
星「愛紗! 曹操の軍が撤退を始めたぞ!」
愛紗「……そうか。なら、このまま追撃を掛けるぞ! 皆のもの、我らに続け! 一気に曹操の首級、挙げてみせよ!」
兵士「がぁぁぁーー」
兵士「ぎゃーーー」
愛紗の声に返したのは兵士の咆哮ではなく、悲鳴
一刀「悪いけど、追撃はさせないよ……」
愛紗たちと華琳たちの間に割り込むように一つの黒い影が立っていた
愛紗「一刀殿……」
星「一刀……」
恋「一刀だ……」
一刀「久しぶりだね、再会を祝いたい所だけどお互いにそうもいかないよね」
星「そうですな。一刀が素直にそこを退いてくれれば話は別ですが」
一刀「退くと思う?」
星「無理でしょうな……」
一刀「あったり〜」
愛紗「ならば、参ります!!」
恋「………っ!」
星「一刀……貴方の本気を見せてもらいましょう!!」
愛紗たちが動き出すと、それに呼応するように周りの兵士たちも追撃を開始する
一刀「今回はさすがに弾の出し惜しみは無しだな……」
一刀は『計都』と『羅?』に弾を装填し、さらに上空にマガジンを放り投げる
一刀「来い!! 少しだけ本気で相手してやる!!」
そう言い放つと迫り来る劉備軍に向けて炸裂弾を乱射し、爆発させる
それだけで、幾人もの兵士を殺すが劉備軍は止まることなく突っ込んでくる
愛紗「はぁぁぁぁ!」
一番最初に一刀に辿り着いたのは愛紗
上段からの振り下ろしから、流れるような連撃を放ってくる
恋「………っ!」
恋は上空から襲い掛かるも弾き飛ばされる、しかし、一刀の背後に着地するとすぐさま距離を詰め『方天画戟』を振り上げる
星「はいーーー!!」
星は己の放てる最高速の突きを一刀に放つ
しかし……
一刀「まだまだ、無駄が多いな!!」
一刀は愛紗の連撃を全て避けながら、背後の恋に向かってはおっているマントを投げつける
恋「ふがっ!」
そして星の突きを『風牙』の一撃で地面に叩きつける
一刀「そうりゃ!」
星の『龍牙』を足で押さえつけながら『雷牙』で愛紗の連撃の速さを上回る一撃を愛紗に放つ
愛紗「……くっ!」
星「……なっ!」
星は、急に一刀が足を退けたのでバランスを崩し、愛紗とともに蹴り飛ばされる
恋「………くぅっ!」
その先にはようやくマントをとった恋が居り、三人はぶつかって砂煙を巻き起こしながら倒れる
一刀は『計都』と『羅?』のマガジンを捨てて上空から落ちてきたマガジンでリロードすると、先ほどより距離を詰めてきた劉備軍に再度、炸裂弾を放つ
愛紗「ぐ……うぅ」
星「まだ……まだ……」
恋「ふぅぅ……」
三人は震える足をおさえながら何とか立ち上がろうとするが
一刀「いいから寝てなよ」
一刀の放った拡散弾に吹き飛ばされ、意識を手放した
桂花「華琳さま! ご無事で!」
華琳「すぐに兵の収容を! それが終わり次第、城門の閉鎖!」
桂花「既に収容は完了しています! 城門閉鎖も終わりました!」
兵士「報告! 北郷将軍が未だに場外にて奮戦中! そのおかげで一兵たりとも城に辿り着いておりません!」
華琳「さすがね一刀」
桂花「華琳さま! 地平の向こうに大量の兵が!」
華琳「敵の増援か!?」
桂花「さすがにこの状況で援軍は……」
華琳「うろたえるのは止しなさい! ……桂花。新たな部隊の旗印を確認なさい」
桂花「旗は……何あれ、こんなに大量の旗って……どこかの連合軍なの!?」
華琳「………まさか西の部族連合か………!?」
風「んーと……旗印は夏侯、楽、許、郭……それに紺碧の張旗。みんなお味方の旗ですねー」
霞「うっしゃ! 間に合うたみたいやな!」
稟「急いだ甲斐がありましたね」
霞「まったくや。稟もええ道選んでくれて助かったで! ご苦労さん!」
稟「当然のことをしたまでです。それに、礼ならこの戦に勝ってから言ってください」
霞「なんや、つまらんやっちゃなぁ……。ま、ええわ。この戦いに勝ったら、一杯おごったる!」
稟「ふふっ……はい。楽しみにしていますよ」
季衣「春蘭さま! 城の旗は健在ですよ! 華琳さまたちはご無事です!」
春蘭「当ったり前だー! 我らの華琳さまだぞ! そう簡単に負けるはずがあるまい!」
季衣「はいっ!」
春蘭「だが窮地であることに変わりはない! 急げ急げ! 一刻も早く、華琳さまを劉備の包囲網からお救いするのだ!」
季衣「ちょっと、春蘭さまー。そんなに急いじゃ、みんな疲れちゃいますよー!」
春蘭「なら、疲れない程度に全速力だ!」
霞「無茶言いなや!」
流琉「秋蘭さま、城から反応がありました。あれは」
秋蘭「うむ。城の側もこちらの動きに同調して、突撃を掛けてくださるのだろう」
流琉「さすが秋蘭さま。全てお分かりなんですね」
秋蘭「……すまん。今のは全て私の勘だ」
流琉「え……そうなんですか?」
秋蘭「だが、華琳さまの事だ。ご健在である以上、こちらの動きを見れば全て理解してくださるさ」
流琉「そうですね。なら、こちらも……」
秋蘭「うむ。稟の作戦に従い、連中の背後から一気に叩くぞ!」
流琉「はい!」
沙和「う〜ん、一刀さんが居るようには見えないのー」
真桜「まぁ、一刀は今頃一人で戦線を保っとるやろからな〜」
霞「なんやと!!」
凪「何故それを早く言わなかった真桜!! 一刀様、今行きます!!」
霞「待っとれや一刀〜!! 今そっちに行くでーー!!」
沙和「あらら、行っちゃったの」
真桜「あの姉さんも凪もしゃあないなー。それにしてもこんなに早く着くなら、先に言うてくれればエエのに。みんないけずやで!」
沙和「稟ちゃんと秋蘭さんが遅めに伝えておけって言ってたのー。途中で邪魔が入って遅れるかもしれないからって」
真桜「ああ、なるほどなぁ。確かにしんどかったもんなぁ……。それでみんなが遅れたら、確かにガタガタや」
沙和「ごめんなのー」
真桜「でも桂花の指示であんたら探しに行って、すぐにあんたらが見つかったときはメッチャ嬉しかったで!」
一刀「やれやれ、やっとご到着か」
鈴々「……うぅ」
華雄「……ぐぅぅ」
愛紗「はぁ……はぁ……」
星「かはっ……はぁ……」
恋「……くっ」
そうぼやく一刀の前には先ほどの三人に加えて、鈴々、華雄の二人を加えた五人が倒れていた
愛紗「まだ、まだ戦える……」
そう言いながら愛紗は立ち上がり『青龍偃月刀』を構えるが
一刀「いいのかい、愛紗? このまま俺の相手をしてると、もしかしたら劉備さんが殺されちゃうかもよ?」
愛紗「……っ!」
一刀「わかったらそこの四人を連れてさっさと帰りな。今日は見逃してあげるから」
愛紗「……感謝します」
星「いいのですか一刀、いつか後悔するかもしれませんぞ」
一刀「はん! 言ってろ」
愛紗たちは素直に本陣へと退いていった
凪「一刀様!! ご無事ですか?」
一刀「当たり前だろ」
霞「さっすが、うちの認めた男やな♪」
凪「さすがです」
一刀「それよりも、華琳たちが城から出てくるから。それに合流して、突撃に加わるぞ」
華琳「桂花、私たちも突撃をかけるわよ」
桂花「御意」
華琳「我が覇道、今だ折れることなし!! 全軍、突撃!!」
秋蘭「皆、戦闘準備は出来ているな!」
春蘭「我らはこのまま一気に突撃を掛け、劉備達の背後を叩く! 流琉と秋蘭はその隙を突き、崩れた相手を根こそぎ打ち砕くのだ! 我らが目指すはただ一つ!」
秋蘭「劉備を打ち払い、我らが主をお救いする事だ!」
季衣「はいっ!」
流琉「わかってます!」
春蘭「ならば行くぞ! 総員、突撃ぃぃぃぃぃぃっ!」
その後、本来の力を発揮した曹魏の前に劉備軍は敗退
撤退する劉備軍を季衣、流琉、春蘭、秋蘭が追撃するも逃げ切られてしまう
他の者達は一時の休息のために城へと戻っていった
どうもkarasuです
いかがだったでしょうか?
戦闘描写は何度書いてもダメですね〜……
次回も本編ですがここでアンケートです(何度も何度もゴメンナサイ)
問・皆さんが真恋姫無双の中で好きなキャラクターを三国の中からそれぞれ一人づつ、
さらに、もし私のオリキャラの中にも好きなキャラクターがいるという物好きな大佐が
いるのであれば、それも一人、コメントに入れてください。
これからの拠点を書く時の参考にさせていただきたいと思います。
ここまで読んでくださりまことにありがとうございます。これからもほそぼそと続けさせていただきたいと思います。
説明 | ||
投稿です 過度な期待はせずに生暖かい目で見ましょう <●><●> |
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蜀√でも桃香嫌いなんだが、一刀の方が君主らしくて存在意義が見当たらない(べるぞん あざとー) 一刀さんが 七乃みたいになってるの いいは(qisheng) どうしても劉備が嫌いになっちゃうなぁ。(readman ) 董:瑠璃 魏:凪 蜀:愛紗 呉:蓮華(nietzsche) いい戦いっぷりだね!!!(零壱式軽対選手誘導弾) 魏・華琳 呉・雪蓮 蜀・愛紗 オリキャラ・陽蓮が見たいです。(shun) 見応えのある戦いでした。(ブックマン) 魏:凪 呉:蓮華 蜀:星 オリキャラでは五胡の誰かといきたかったのですが、やはり陽蓮ですね。これからもがんばってください。(投影) 誤字4p 話す必要ははい→話す必要はない(koitore) 一刀くんのチートぶりはすさまじいですね。魏:凪呉:冥琳蜀:恋ですねLOVEですから・・・。オリキャラは陽蓮さまで(乾坤一擲) 魏:華琳(風も同じくらい好き)、呉:思春、蜀:恋(次点で月)、オリはやっぱり陽蓮さんでしょ! ちなみに一番嫌いなのは理想論者の桃香www(虎子) 蜀 白蓮、魏 凪、呉 亞莎、オリキャラは五胡の方々も捨てがたいけどやっぱり陽蓮でお願いします。(hall) 強いと言おうか、人間?と言おうか・・・。アンケートは 蜀蒲公英(此処に居るぞ) 魏秋蘭 呉思春 オリ昴 ですかね・・・。オリは魅力的なのが多いので絞るのが難しい・・・ 次作期待(クォーツ) 劉備と華琳の舌戦と一刀の思考のギャップに吹きました 魏・華琳 呉・祭 蜀・紫苑でお願いします(雪月華) 蜀 愛紗 呉 蓮華 魏 華琳 オリキャラは呉アフターの昴ですね。 一刀の強さ、はんぱねぇ・・・(キラ・リョウ) 蜀・恋、呉・思春、魏・秋蘭、オリ瑠璃でお願いです。。 一刀チートwしかしそれがイイ!(韻) 7pで華琳が「華雄を討ったあなたなら〜〜」と言っていますが、ここの華雄はまだ生きているので「討った」より「敗った」の方がいいのでは? そして誤字報告 5p 修羅道も入る→修羅道に アンケートは恋・風・明命(カロン) ホンマ戦中に何やってんスか?一刀さん(;゚ω゚) 緊張感ゼロじゃないっスかwww だが!!そこが好きwww(ペンギン) 蜀桔梗、呉雪蓮、魏霞、オリキャラ陽蓮でおねがいします。(HIRO) 自分は魏から華琳、呉から雪蓮、蜀から詠、董(オリ)から瑠璃ですかね(tomato) 舌戦中の緊張を一瞬で破壊する一刀に困りました。 華琳・蓮華・愛紗(赤銅) 誤字3P桂花よ風で分担しなさい→桂花と風で分担しなさい。華淋、明命、恋(霧咲猫) ほわちゃーなマリア大佐;誤字報告感謝です。訂正しときます(karasu) 黒猫大佐;ちょっと落ち着いてください。最後の貂蝉は漢のほうでいいんですよね……その拠点をLOVEな感じで本気だして書いてもいいんですか?(karasu) オネェ口調な一刀がwwwアンケはオリキャラが陽蓮さん、各国は恋(次点 白蓮)、華淋(同 風・凪)、雪蓮(同 冥淋・祭)でw(村主7) 舌戦中の一刀君の心の台詞に風がナイス突っ込みを入れるwww誤字 8Pで「断ち切ったやろう」→「断ち切ってやろう」 9P「再開」→「再会」(ほわちゃーなマリア) 一刀自重しろw 三国から一人ずつとなると、魏:華琳・呉:蓮華・蜀:星と言ったところですかね。(伏宮真華) 楽しく読ませていただきました。熱い展開ですね!次回が楽しみです。答.華淋様、明命、焔耶、貂蝉(黒猫) 一刀の舌戦中おもしろすぎ。凪!明命!星!で。(motomaru) 華琳と桃香の舌戦中の一刀の台詞が状況と対照的過ぎて笑いましたw(Sirius) |
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