ちぇんじ!!  第01話
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金髪の美少女が目の前にいるとしよう。

見た目は大体12〜15歳前後、身長はみょーにちっこくて145センチあるかないか。

胸は少々控えめでスレンダーな体型だ。うむ、それもまたよし。

少し吊り眼な所が強気そう性格な性格に見えてまたよし。

ツンデレはこんなのがメジャ-ですよね。

色々上げていくと、ちっこい以外は美少女と言って間違いないだろう。

白魚の様な手が髪を弄くる様子が妙に色っぽく感じる。

 

 

 

 

自 分 の 手 じゃ な け れ ば な!!

 

 

 

 

「これは…夢か!?何て美味しいようで美味しく無い夢なんだ!!」

 

これが俺じゃなくて、普通の子なら即妹にしたいぞ、

既に妹は一人いるけどな。少々、いや、かなり問題な子が。

ん?彼女はダメなのかって?HAHAHA、何を言ってるんだいジョニー?

俺はロリじゃねぇYO!俺の好みは俺と同い年くらいの16〜18くらいだ!!

妹は17だが、入れてないぜ!

 

「意識もはっきりしてるし、何故かリアル感満載の夢だなぁ」

 

「入るよー、お兄ちゃん」

 

「んあ…?」

 

「あ……」

 

夢の中に我が問題の妹乱入。

ショートカットが良く似合う元気な妹だ。

贔屓目に見なくても、十分美女の域に入るのが何気ない自慢だ。

まぁ、そういう子に限って何かしらの弱点があるが。

んで、そのままお互い固まる事数十秒…

で、時が動き出す!

 

「お兄ちゃんが金髪幼女に奪われたーー!!」

 

「うぉい!ちょっと待てぇ!!」

 

我が妹は泣きながら階段を下りていきました。

くっ、凄いリアルだぜ。あれじゃね?このまま見続けてたら良い事なさそうだ。

ってか我が妹よ、今、聞き捨てなら無いセリフを言いましたが気のせいですよね。

そうですよね。現実でも微妙に寄り付きまくるからちょっと怖いですよ?

つーか早く目覚めねば!という訳で眼を閉じて数秒…

さぁ、眼を開ければ、何時も通りの俺の姿が!!

なんて素敵な金髪!

 

「覚めてねぇ…」

 

何だろう。覚めない夢なんてあるのか…

妙に現実感ありすぎるから、まさか現実ってことは。

 

「ははっ、ないない」

 

「いや、現実だぞ。愚弟」

 

「アニキぃいいい!?どこから来た!つーかどこから現れた!?」

 

「普通にドアからだが?」

 

「俺ずっとドアの方向向いてましたよ!?」

 

「さてな。しかし変わったものだ…。親父が下で待ってる早く降りてこい」

 

「というか俺のこの姿に疑問とか無いの!?」

 

何普通にスルーしてるかなこの兄は!

俺なんてもう大混乱中なんだけど、更に妹がやばいって!

あれは本気と書いて殺す眼だったよ!

 

「それも合わせて親父が待っている、早く来いよ。くすっ」

 

「笑った!?今確かにアンタ笑ったろこの俺の姿に!」

 

答えることなく降りていく、我が兄。

畜生、だからイケメンは、これだからイケメンは!!

うぅ、わかったよ!わかりましたよ!

これは現実だよ、もう諦めたよ。くすん。

俺は何時もの服に着替えて下りていった。

ちなみに今日は休みです。休日ばんざーい。はぁ…

 

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「出たな!お兄ちゃんを誘惑した幼女!」

 

下に下りると行き成り我が妹に、泥棒猫扱いされる俺。

なんだろう、お兄ちゃん涙が出てくるよ。

 

「っ。あー!!それはお兄ちゃんの服!?既にそんな仲に!?

私だって欲しかったのに!お兄ちゃんの汗が染み付いたシャツで

ごろごろしながら匂いを堪能する私の特権がぁあああ!!

もう、どろどろのぐちゃぐちゃの18歳未満禁止な展開に持ち込んだの!?

そんなの…そんなの!私が狙ってたのにぃ!!」

 

妹よ。お兄ちゃんはお前の将来がとても心配です。

あぁ、何時もの妹だな〜、つまり現実ですか、そうですか。

で、親父様にお兄様、何時まで笑ってんだ、とめろや畜生。

 

「いやいや、すまん。つい面白くてね。お早う、裕樹。とても可愛くなったものだ」

 

パンを食べながらのんびり言う親父。

驚いてねぇ…つか俺の事わかってるぽいし。

 

「え!?お兄ちゃん!?どこにいるのお兄ちゃん!私がこの幼女から

きっと守り抜いてあげるんだから!そして二人は、うふ…うふふふふふ」

 

「素で引くぞ、梨奈。そこにいるのが裕樹だ」

 

で、俺を指差す我が兄。

 

「え!?お兄ちゃんが女装趣味に目覚めたの!?…それも素敵!」

 

お兄ちゃんは、本気でお前の未来が心配です。

普段は聡明なお前はどこにいったんだ?

更に言うと、俺が女装なんてしたら直ちに捕まると思うぞ、キモくて。

というか、話が進まないから黙ってような?

 

「さて、混乱してると思うが、そのお前の姿はだな」

 

「夢落ちとかはないよな」

 

「何を期待しているのか判らんが、間違いなく現実だよ。

で、裕樹。お前のその姿は…」

 

俺は実は女性だったとか…

もしかして、興奮すると女性になるとかいう某マンガのキャラとか!

そんなのか!?

 

「お前のその姿は、お前の前世の姿なんだよ」

 

なん…だって……

 

 

――続く、かもしれない。

説明
ふと思いついた、オリジナルのお話です。
深い闇以上に不定期更新になると思いますが。
興味があれば見てあげてくださいね。

おそらくコメディになると思います。
寧ろコメディくらいしか思いつきません…(汗
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