[美羽ちゃん大ピンチ！　〜何で張勲なのか〜　後編]

危険人物「馬鹿な！　李豊（リホウ）はどうした！？」

七乃「転校「させ」ました」

危険人物「梁剛は！？」

七乃「転校「させ」ました」

危険人物「「ひぐらし」とちょっと違うぞ！　と言うか魏√で名前が出てるだろうが！」

七乃「他の√なんですよ、きっと、多分、だったら良いなー」

危険人物「あ！　そう言えば最近姿を見ないが、お前と同じ大将軍の橋?（キョウズイ）もか！？」

七乃「…………ｓｙ・しました」（超小声）

危険人物「今何を言ったぁ！！！」

とりあえず、美羽ちゃんを起こさないために外へ移動する事になりました。

七乃「まったく〜。私がちょっと外に行っている間に、美羽さまのお眠り時間を邪魔するなんて！　オマケに刺客まで」

危険人物「ふん！　何を言うかと思えばそんな事か！　問題無い。例え起こしてしまっても、この私の胸の中で眠れば良いことだ！　貴様に関してはむしろ消えてくれ！　お前は美羽たんの教育上色んな意味でよろしくない！」

七乃「体液フェチな貴女がソレ言いますか？　貴女みたいな「超」がつく変質者兼危険人物には預けられませーん」

体液フェチな変質者兼危険人物「何を言う！　私はちょっとだけ美羽たんを舐め舐めして、美羽たんの全身を私の体液だらけにした後で、美羽たんにも同じ様に舐め舐めして欲しいだけだ！　そう、私は至って正常な「美羽たん命」の忠臣……」

体液フェチな変質者兼危険人物「我こそは袁術配下第一の将・紀霊であるぞ！」

七乃「三○志大戦のカードの裏に書かれているセリフですね〜。ちなみに作者は「すげー、「楽就」はすげー使いやすい！　攻城の主力だな！　ん？　「紀霊」？　ワリィ、騎馬は「?徳、韓遂、張宝」で間に合ってんだ」だそうでーす」（２００９年１０月のお話です）

紀霊「「韓遂」の所を私にすれば良いだろうが！　作者ぁ！」

七乃「知力７ですから、伏兵踏みにピッタリなんですよ。それに槍兵で「成公英」使ってますから、その付き合いで「韓遂」は必要なんですよ。歴史観的に」

紀霊「妙な拘りだな……だったら私を入れた時に、槍兵を「程遠志」にしろ！　「復活」持ちだから部隊が壊滅してもすぐ復活するぞ！」

七乃「三国志演戯の人物じゃないですか。正史には居ないキャラ（南蛮系は除いて）は使わないのが作者のポリシーだとか？　黄巾系では「裴元紹、周倉」も駄目ですねー。「馬元義、波才」はＯＫですけどー」

紀霊「……「波才」が出ないんだよなー、中々。ネットでも「張梁」並みに結構使われてるみたいだし」（２００９年１０月のお話です、１１月に捨てカード置き場で発見しました（感涙））

七乃「どーしても「群雄勢一本で戦りたい！」って無駄な信念が消えないんですよねー。勝てないと思ったら「韓遂、成公英」を「夏候淵、関羽、太史慈」どれかに入れ替えて使いますけど」（２００９年１１月現在、そうなっています）

紀霊「スターターパックの３将かい！　って、話が逸れすぎだ！　とにかく！　と！に！か！く！　美羽たんは私のものだぁ！！！　私こそが袁術さま一の家臣だ！」

七乃「…………貴女は１つだけ、この世界の事が判ってませんね」

紀霊「何だと！？」

七乃「「董卓」さんの第一の腹心は「李儒」さんですよ？」

紀霊「「董卓」って誰だーーーッ！　メタ的な意味では知ってるけど、恋姫の設定に準じて、誰の事だーーー！！！」

場面は少しだけ変わり…………。

一方その頃、北方の涼州にある、とある御屋敷。

危険人物その２「はあ、はあ、はあ、はあああーーーーー、ゆ、ゆ、月っちぃ〜、月っち〜〜〜〜」

詠「ボクの月に近づくなぁ！！！　うおりゃあああーーーーーーー！！！」

華雄「我が主には指一本触れさせん！　はぁーーーーーーっ！」

危険人物その２「な、何を！？　我こそが董卓軍第一軍師……ぶげらっ！！！？？？」

南華老仙（通りがかった）「……（ダメだこの外史。早くなんとかしないと）」

と、黄巾の乱が起きる切っ掛けはともかく、場面を戻して

紀霊「フン！　やはり貴様とはわかり合えんな！　張勲！」

七乃「分かり合いたくも有りませんよ、紀霊「元」将軍〜」

紀霊「「元」じゃな〜い！　お前を始末すれば現役だ！」

と言って紀霊が出すのは、知る人ぞ知る「三尖刀」。

七乃「まったく〜。ぺちゃくちゃ五月蝿いから適当に横領の罪をかぶせて追い出しただけなのに〜」

紀霊「何が「ぺちゃくちゃ」だ！　お前がオチばかりつけるから私がツッコミ要員になったんだろうが！　李豊や梁剛も言っていたわ！　「お願いです、戻ってきて下さい！　ツッコミたくても張勲将軍に何か言ったら左遷されるかもしれないし！　お願いします！」ってなあ！」

七乃「もう！　私と美羽さまの幸せな御時間を奪わないで欲しいですね〜」

紀霊「問答無用！　お前を始末し、美羽たんと舐め舐め人生に邁進するのだ！　とりゃあーーー」

七乃「わわーーーー！！！　…………ハイ、時間切れですね」

紀霊「へ？」

？？？「我が槍、漆黒を切り裂く……か……」

ガコーーーーン、と紀霊の脳天に槍が振り下ろされるのだった。

七乃「いやーん、恐ろしく良い瞬間で来てくれましたね〜」

？？？「……そうか」

そう言って、？？？は紀霊をズルズルと引きずって行く。

七乃「あれ〜？　一応私を殺そうとしたから死罪なんですけど？」

？？？「……「五月蝿いから適当に横領の罪をかぶせて」だったか？」

七乃「…………やっぱり、聞いてたんですね」

瞬間、今までのホンワカ雰囲気が、凍りついた。

しかし、？？？は七乃が発した殺気を浴びても顔色１つ変えない。

？？？「主に言う気は無い。軍としての体裁を保てないのは問題だ。それに……」

七乃「それに？」

？？？「主に誓っただけだ。「最期の時まで、俺は武人を貫こう」とな」

七乃「三○志大戦のカードの裏に書かれているセリフですね〜」

？？？「まあな」

余談（魏√の一幕）

袁術軍兵士Ａ「報告！　李豊隊、敵・張飛隊の猛攻を受け壊滅！　追撃を受けています！　救援を！」

袁術軍兵士Ｂ「楽就隊が撃破されたとの事！　楽就さまは行方不明です！」

袁術軍兵士Ｃ「敵・関羽隊が梁剛将軍の部隊に突撃しました！　梁剛将軍から救援要請が来てます！」

美羽「七乃〜。蜂蜜水が飲みたいのじゃあ〜」（話を聞いていない）

七乃「はいは〜い。コチラに〜」（話を無視している）

七乃「うふふ…………美羽さま〜、七乃だけ「は」…………いえ、七乃だけ「が」ずっと一緒ですからね〜♪」