深い闇 04
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俺はシロとタマモを連れて俺の知り合い達に別れの挨拶をしにいくことにした。

まずはお隣さんである小鳩ちゃんに会いに行った。

何時も通りのメキシカンな格好をした貧乏神が出迎えた、奥の方には

元気な病人こと、小鳩ちゃんのお母さんもいる。最近は貧乏神が福の神

(いまいち福は授かっていないように見えるが…)になったおかげで多少なりと

生活は楽になったためか、体調などはドンドン良くなってきているらしい。

今は内職をしているが、もう少し回復すれば仕事に出られると聞いている。

小鳩ちゃんには色々世話になったなぁ。

 

「やっ、小鳩ちゃん。」

 

「横島さんこんにちは。シロちゃんとタマモちゃんはお久しぶりですね。」

 

「こんにちはでござる。小鳩殿」

 

「久しぶりね」

 

シロタマは俺の家のよく来るせいか、小鳩ちゃんと直ぐに仲良くなった。

特にタマモは、小鳩ちゃんお手製の稲荷寿司が大好物だったりする。

 

「ってか。わいは無視かいっ」

 

安心しろ。眼の外側には一応認識しているぞ。

 

「相変わらずなやっちゃで。で、どないしたんや?米でも切れたか?」

 

「ちゃうわっ!小鳩ちゃんに用があってきたんだよ」

 

「こ、小鳩にですか?」

 

「うん、実はね…」

 

小鳩ちゃんに俺達がここから出てナルニアに行く事を伝える。

初めはよく判らなそうな顔をしていたが、俺がここから出て行くという事がわかると

とたんに泣きそうな顔を、というか泣き始めてしまった。

貧乏神のやつも驚いた顔をしている。

 

「こ、小鳩ちゃん…」

 

「な、なんでもないんですっ。ただ…ただちょっと眼にゴミが入ってしまって…

それが取れなくて、それだけなんです」

 

小鳩ちゃんは優しいから、俺が出て行くことを知ったら寂しがるかも

しれないとは思ったが、まさか泣き始めるとは思わなかった。

俺は其処まで彼女の友達になれたんだと思うと嬉しい反面、彼女に

こんな顔をさせてしまった事を辛く感じてしまう。

 

「小鳩ちゃん、ありがとう。いつもお裾分けとかとても助かったし嬉しかった。

俺は大して小鳩ちゃんの助けになれなかったのに」

 

「そ、そんなことありませんっ小鳩は横島さんのお陰でとても幸せになれたんです!」

 

「せやで?役に立つ立たないはともかくとして、あんさんに会わなければ

今頃、わいも小鳩も更に酷い目におうとったかもしれへん。それに関しては

とても感謝してるんや」

 

「横島さんのお陰で、貧ちゃんと離れなくても良くなったし、色々なお友達も出来ました

だから、助けになれなかったなんて言わないで下さい」

 

小鳩ちゃんと貧乏神、さらにはシロやタマモにまで怒った目線

(小鳩ちゃんは悲しい目線)で見られる。いかん…また鬱っぽくなってしまったか。

 

「ごめん。ちょっと言い方が悪かったね。でも感謝してるのは本当だよ

今では、シロやタマモが入り浸っててそんなんでもなかったけど。

小鳩ちゃんが移り住んできてからの毎日は俺も嬉しかったんだ。

帰ってくると、小鳩ちゃんがいつもお帰りなさいって言ってくれるのがさ、

って、なんだか格好つけてるみたいだな」

 

言ってて物凄くこっ恥ずかしかった。

ほら見てみろ小鳩ちゃんが赤くなって困ってるじゃねぇか!

其処の二人はじとーっとした眼で俺を見てやがるし、貧乏神にいたっては

「こいつがかっこつけてる!?ありえへんありえへんで、ぶっくくく!!」

いかん、物凄く除霊してやりてぇ…

 

「わ、悪気はないんや。

だからその霊波の篭手でわいを突っつかんといてくれると、とても助かるんやけど…」

 

ふん、勘弁しておいてやろう。

 

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「えーと、それでさ。ナルニアに行って落ち着いたら手紙とか出すよ。」

 

非常に残念な事に、小鳩ちゃんの家には電話がない。

もう少し生活が楽になったら付けられるかもと言っていたが、

その頃には俺はすでナルニアなので、手紙を送るくらいしかコミュニケーションが

とれなくなる。勿論後で電話が使えるようになったら電話もしようかなとは思うが。

 

「は、はいっ!小鳩も毎週出します!!」

 

頑張って書きますね!と元気に言う小鳩ちゃん。

ごめん小鳩ちゃん。俺まだナルニアの両親の住所良くしらんから

俺が手紙を出すまで待っててくれると嬉しいです。

 

「とりあえず、出るまでにはまだ時間があるから、

何か会ったら何時でも言ってよ。俺でよければ力になるからさ。」

 

「ふふ、そうですね。今のうちに沢山横島さんに甘えておくのもいいかもしれませんね」

 

少し赤くなった眼をこすって、笑顔でそういってくる小鳩ちゃん。

本当に、俺なんかにはもったいないほどの友人だ。

 

「むむっ、いかに小鳩殿でも先生に甘える権利だけは譲れないでござるよっ」

 

「そうね。流石にそれは看過できないわ」

 

所で何を言っておられますか獣っ子ども?

 

「シロちゃんとタマモちゃんはナルニアで横島さんと一緒に暮らすんだから

それなら小鳩だって横島さんが居る間は甘えてもいいと思います!」

 

小鳩ちゃん??小鳩ちゃんがナンダカオカシイヨ?

そこの貧乏神。扇振り回して煽ってんじゃねぇ!なんか三人から黒いオーラが見えるぞ!?

ますますヒートアップしていく3人の口論と黒っぽいオーラ。

あかん、俺の霊感がここから逃げろと警告している!?

 

「じゃ、じゃあ。おれ。ほかにもあいさつしなくちゃいけないから…」

 

ちょびっと怯えて言葉が全部ひらがなっぽくなったが、それでも

あのオーラ元に対して話しかけた俺は自分をとても褒めたいと思う。

 

「「「横島(さん/先生)!誰が甘えていいか選んで(下さい/でござる)!!」」」

 

俺は一瞬にしてシロタマの手を掴んで高速で走りぬけた。というか逃げた。

一応また後でー!と伝えておいたので。小鳩ちゃんが落ち着いた頃に

会いに行こうと思う。「小鳩は負けませんから!」というセリフは多分空耳だと思いたい。

 

……………

…………

………

……

 

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あの後はふつーに挨拶回りだった。

まずは学校に向かう事にした。今日は学校は休みなんだが

学校妖怪である愛子はそんな時でも学校にいる。

よく考えると寂しそうな気もするが。そうでもないらしい。

愛子曰く宿直室に常に誰か先生が泊まっているらしく、

そこでTVを見たり先生と話し合ったりしているらしい。

俺が、そこはかとなく背徳的な感じがするな〜、と冗談交じりに言った所

愛子含む女子全員にぼっこぼこにされたのはいい思い出?だ。

特に何事も無いまま学校に到着。

その頃には黒いオーラを放ってた二人も落ち着いていたので一安心だ。

さてさて。肝心の愛子だが、自分の教室でTVを見ながら菓子を食べていた。

ぐてーっとのんびりだらけている愛子に声をかける。

「はうっ」とか言いながら俺の方を振り向く愛子。

その吃驚の仕方は可愛くてナイスだ。愛子は俺が来たことに吃驚していた模様。

まぁ、学校を辞めた俺が来るほうがおかしいしな、特に今日は休日だし。

俺は愛子にナルニアに行くことを伝えると、「そうなの…」と

少し寂しそうに呟いていた。でも其処まで驚いてもいなかったが。

まぁ、俺が学校を辞めた時点でどこか遠い所に行きそうに感じてたというらしい。

流石学校妖怪。その辺りの学生の考えとか気持ちは把握できるんだなぁ。

後は色々雑談をした後別れることにした。

教室を出る間際に愛子の方を少し見たのだが、少し寂しそうだった。

じゃあな…愛子。

 

………

……

 

次に俺達は魔鈴さんのお店にお邪魔した。

何時も盛況なこのお店には珍しく客が少なかったが、

どうやらピーク時間を過ぎていただけらしい。

店員兼マスコットの黒猫が俺以外を歓迎していた。

この黒猫は…三味線っていい響きだよなぁ?

と呟いたらびくっと震えたのでこの程度で許してやろう。

直ぐに魔鈴さんがやってきたので全員で挨拶を兼ねて話をする。

俺の話しを聞いた魔鈴さんは俺の門出?を祝って料理をご馳走してくれた。

流石本職。久しぶりにとても美味い料理を食べさせてもらった。

二人もとても喜んでたな。とくにシロが肉が沢山出てたのでかなり喜んでいた。

タマモも口ではなんだかんだ言いながら、引っ切り無しに食べていた。

美味しいなら美味しいと言えばいいのに、難儀な狐娘なことだ。

ま、俺も気にせず食べまくってったから突っ込みも出来なかったけどな。

まずあの素晴らしい料理を前にコントみたいなやり取りや難しい批評など無用だぜ。

とても堪能させてもらいました。そんな中ずっと魔鈴さんが楽しそうに

笑っていたのが印象的だった。

 

次にエミさんの所に向おうとした矢先に、

警備員のアルバイトをしているカオスとマリアに会った。

相変わらず俺並に苦労している所が涙を誘う。

マリアに対してだけな。カオス?カオスはどうでもいいや。だってカオスだし。

話を聞くと、来週までに家賃の滞納分を支払わないと追い出されるそうだ。

あのアパートでのカオスと大家さんとのやり取りは

なんというか既にお馴染みの事になっている。

大家のばぁさんも、普段は静かな人なのにカオスと話すときだけ

あんなに元気に騒ぎまくっている。人気者だなカオス?

俺がナルニアに行く事を伝えると、マリアが少し寂しそうにしていたのは気のせいだろうか?

カオスはともかく、マリアの仕事の邪魔をしては悪いし、

俺は話しもそこそこにマリアと別れエミさんの事務所に向った。

 

で、エミさんの所だが。

行き成りうちで働かないかと誘われた。

給料も前引き抜いたときの3倍は出して、

更に住む家も此方で都合すると言って来た。

その申し出は確かにありがたかったが、暫くはGS家業も自粛する考えでいる。

どっちにしてもただの見習いの俺が勝手に仕事を取るわけには行かないんだが。

エミさんの方にしても、ダメでもともとだったらしい。

何か困ったことがあったら手伝ってほしいと言われたので

それに対してはOKしておいた。

タイガーは号泣しながら俺との別れを惜しんでくれた。

男に泣かれても気持ち悪いだけなんだが、まぁその気持ちは嬉しかった。

出て行く前にタイガーに文珠を1個くれてやることにした。

こいつの能力は遠距離系統な上、防御力が高いからって悪霊などの攻撃を

避けずに防御する癖がある為、俺以上にケガが絶えないからだ。

学校に登校して来た、ミイラみたいに包帯だらけの姿を見たときは

心配する以前に笑ってしまったが。ちなみにタイガーは微妙に泣いていたがスルー。

本当は男には上げたくないんだが、こいつが大怪我でもしたら

一文字さんが悲しむからな。美女の為に投資と考えれば安いものだ。

エミさんには渡してない。彼女ほどの一流の人に文珠を渡すのは

信用しておらず馬鹿にしていることと代わりないからな。

つまり、これが無いと危なくて見てられないってとられるのだ。

俺の考えは的を得ていたらしく、「私に文珠を渡したらボコボコにしてたワケ」

と爽やかに言われた。よかった渡さなくて…。

最後はちょっと戦々恐々としながらエミさん達と別れた。

 

………

……

 

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そして最後に唐巣神父の所に挨拶に行った。

本心としては男なんてどうでもいいんだが、流石に神父とピートには

挨拶しておかないといけないだろう。色々世話になったからなぁ。

 

「ちわ〜っス。神父いますか?」

 

「あ、横島さん!それにシロさんもタマモさんも、ここに来るなんて珍しいですね」

 

礼拝堂の所で熱心に祈りを捧げていたピートが俺達に気づいて話しかけてきた。

相変わらず熱心な事だ。俺には出来ないからなぁ、感心するぜ。

いや、小竜姫様なら熱心に祈りを捧げてもいいがな!

 

「おぉ。今日はちょっと話が合ってな。神父いるか?」

 

「先程用事で出ましたけど、何かあったんです?」

 

「神父が来てから話すから待ってろ。ほれ、土産物だ」

 

そういって菓子類をピートに渡す。

ん?ピートなんで顔が青いんだ?急に震えだして、風邪か?

 

「かなり真っ青でござるな?どうしたでござるか?ピート殿」

 

「イ、イタリアンマフィアは相手を殺すときには、贈り物を…」

 

「前と同じギャグをかますな!!」

 

「はぅ!?」

 

どこからともなく取り出したハリセンでピートの頭をどつく。

どこから出したって?それは聞かない約束だぜ?

 

「いつか突っ込みを入れよう。突っ込みを入れようといそいそと作ってたのよね。

頑張ったわね横島、きっと天国のお母様も喜んでるわ」

 

「勝手にうちの親を殺すな!!ってかなんだその寂しい男は!」

 

「え?横島じゃないの?」

 

「何当たり前のこといってるの?みたいに首傾げるな!」

 

こいつは、俺をからかう事に命かけてるのか?何て恐ろしい狐っ子だ。

 

「いたた…何時もながら元気ですね。今お茶を用意しますから待っててください」

 

そういうとピートが奥に引っ込む。

後はここで最後と言うことでのんびり待つことにしよう。

ピートが持ってきたお茶を飲みながら、先にピートに伝えておいた。

 

「そうですか…少し寂しくなりますね。きっと皆そう思ってるはずですよ」

 

「そうか?学校の連中なんぞ俺がいなくなって喜んでそうなもんだが」

 

特に女子はな。

 

「そんなことないですよ。皆横島君が学校を辞めてから寂しそうにしてましたから」

 

「先生は人気者でござるなぁ」

 

「俺はあんまり自覚なんてねぇけどな。寧ろ信じられん」

 

「自分を知らなさ過ぎよねぇ、横島は。

アンタほど目立つ人間なんかとても珍しいんだから、その辺もっと自覚しといたほうがいいわよ?

特に横島がいなくなったら寂しいと感じるのは普通だと思うわよ?」

 

「まったくでござる。拙者なんて先生が急にいなくなってしまったら

泣きながらその辺を走る回る自信があるでござるよ」

 

そんな自信どぶに捨ててしまいなさい。

お前があのスピードで泣きながら走り回ったらちょっとしたホラーだから。

200km/泣き虫少女とか噂されたら大変だぞ?

 

「しかし、ナルニアですか…僕は行った事無いのでよくわからないのですが

どんな所なんです?」

 

「あー、田舎だなそれだけは間違いない。俺も行った事無いから詳しいことはしらねぇよ」

 

昔は科学が無いと生きられないとか入っていた俺が懐かしい。

今の俺の方がよっぽど科学から離れてるなんて皮肉なもんだな。

電話ですら高級品だからなっ。

 

「所でこの話、雪之丞には伝えてあるんですか?」

 

「いや、あいつは連絡つけようにもどこにいるか分からんからな

俺が引っ越す前に会えば教えてやるが、そうでなければ家に手紙でも置いとくさ。

雪之丞のことだ、あいつはその情報だけできっとやってくる。俺はそんな気がする」

 

話は聞いたぜ、とか言いながら。

そういえばあいつはミニ四駆の話をどこから聞きつけてきたんだろうな。

今思えばかなり不思議だ。

 

「確かに、雪之丞ならやってきそうですね」

 

そんな事を話しながら約一時間。

そろそろ空が薄暗くなってきているが、神父は相変わらず帰ってこない。

 

「遅いわね。どこかで空腹で倒れてたりするんじゃない?」

 

それを言うなタマモ。

その様子がありありと浮かんでくるから。

 

「んー。これ以上遅くなったらあれだし、そろそろ帰るわ。

悪いけどピートの方で伝えておいてくれないか?」

 

美女ならどこまでも待つが、日ごろ世話になっているとはいえ

男をこれ以上待つ趣味は無い。

 

「わかりました。神父には此方で伝えておきますね」

 

「ん。任せたぜ、じゃあな」

 

俺達はそのまま家に戻っていった。

引っ越すまでの僅かな日々、できる限り楽しんでいこうと思う。

 

 

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―六道家―

 

はっきり言ってまさかこんなことになるとは思わなかった。

確かに彼の能力は希少だが、

この人達がその力を欲しがるとは思わなかった。

彼はとても傷ついている。

それは彼女もわかっているはずなのに

どうしてこのような事を持ちかけてくるのか。

 

「それで〜和宏君に手伝って欲しいのよ〜〜」

 

六道家第48代当主、六道冥華(めいか)

私のGSとしての師匠であり色々と便宜を図ってくれた恩人でもある。

基本的には善人であるが、目的のためなら容赦なく他人を切り捨てる

非常さも持ち合わせている、恐るべきで人でもある。

GS協会の9割を支配していると言う噂もあるが、多分それは事実だろう。

 

「何故横島君なのですか?彼はもう十分戦った、これ以上傷つけるのは酷と言うものです」

 

「それは〜重々承知しているわ〜〜」

 

「ならばっ!!」

 

「でも〜それとこれとは〜話が別なのよ〜

彼の霊能は〜とても魅力的だわ〜。更に言えば〜彼は霊能者としてまだ見習いの上に〜

何処かの派閥に所属しているわけでも無いし〜とてもお買い得なのよ〜」

 

自分の派閥に取り込んで傀儡にするつもりなのだろうか。

もしかしたら自分の一族の繁栄の為だけに取り込む気なのかもしれない。

 

「彼の意思は無視するというのですか!?」

 

「そんなことないわ〜。でも〜彼も〜きっと望んでこちらに来てくれるはずよ〜

そのためにおばさんちょっと頑張っちゃったから〜」

 

「何をしたと言うのです…」

 

「内緒よ〜それで〜和宏君は手伝って〜くれるかしら〜?」

 

口調は頼んでいると言った感じにしか取れないが。

そんなことは無い、これは強制だ、断れば大変なことになるだろう。

恐らく横島君を手に入れる為なら其れこそどんな手でも使うかもしれない。

 

「どうすればよいのでしょう…」

 

ならば、私に出来る事は出来る限り彼を助けるように動くことだけだ。

それがどんなに些細なことしか出来なくても…

 

「彼が〜日本を出るのを止めてほしいの〜〜

後は此方でどうにかするから〜〜お願いね〜〜」

 

彼は、何時になったら平穏に暮らせるようになるのだろう…

神よ、彼に救いを与えたまえ…

神に祈ることしか出来ず助けることの出来ない

自分の不甲斐なさを呪い、私はこの場を後にした…

 

説明
深い闇4話です。
前半はのんびりした感じですが、最後のほうでちょっと
闇?に関係しそうな話になっています。

目が半分しょぼしょぼしているような状態で書き上げたので
色々、変な所などもあるかもしれませんが
もしよければ見てあげてくださいね。
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コメント
ハッピーエンドを期待ですね。(BASARA)
六道冥華・・まさか彼女がラスボス(?)なのか・・だとしたら太刀打ちできる人間なんているのか・・。(Sirius)
タグ
GS美神 横島 タマモ シロ 小鳩 六道 

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