エルドグラン戦記
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説明

ミズガルド大陸の東大半を占有するラズガルド帝国。かつては北東部の一角を占めるのみでしかなったキエナン大公国の軍部が、クーデターを起こしその実権を握った。
軍部を率いたアイゼンヴァールは、度重なる対外戦争で領土を拡張。そして「皇帝」を名乗り、ラズガルド帝国が誕生したのだ。

キエナン大公国の元首であった、スカラヴィア大公は、アイゼンヴァールによって投獄されてしまい、彼女は帝国の最高指導者として、その辣腕を奮っていく。

彼女は陸路を整え、占領地が反乱を起こした時に、即座に移動できる道路を整備させた。
これによって迅速な物資や軍の移動が可能となり、反乱鎮圧が容易となったのだ。

適度な自治は必要だが、自由を与えすぎるとすぐに反乱が起きるという彼女の信条の下、占領地では自由を抑圧し、宗教も抑圧。ラズガルド帝国の国教たる「キエナン正教」に改宗させた。

反乱勢力は徹底的に叩き潰して、残酷な方法で処刑する。とりわけ彼女は、民衆に効果的に恐怖を与える方法としての「公開処刑」を頻繁に執り行った。

「歯向かう者には容赦しない」という方針の下。アイゼンヴァールは「恐怖心」を巧みに利用した。
「従わなければ、残酷な方法で処刑される」という噂を、彼女は時に実行し、時に利用したのだ。誇張された恐怖は、被支配国の抗戦意欲を削がせ、また帝国に恐れをなして無条件降伏する国まで現れた。

彼女によって投獄された、かつての支配者スカラヴィア大公を支持する「公道派」が、アイゼンヴァールの暗殺を企てるが…
帝国最強の剣士でもある彼女は、単独で「公道派」の刺客達を返り討ち。皆殺しにした。

暗殺も不可能。この事件を機に帝国内では、アイゼンヴァール皇帝の地位は盤石のものとなる。

元々アイゼンヴァール皇帝が「西」に向かって侵略戦争を続けていたのは、西の大国「シュヴァルツェン連合王国」が東方拡大していたことに、危機感を募らせていたのだ。

しかし今や、シュヴァルツェンに匹敵するほどの領土を抱えたラズガルド帝国。
女帝が次に目指すのは、西部一帯の支配。
それはつまり、シュヴァルツェンの勢力圏をミズガルド大陸から駆逐することにある。

寒冷で乾燥した地帯が多いラズガルド帝国において、ミズガルド大陸西部(シュヴァルツェン領)は、豊かな穀倉地を獲得するという目的において、無視できない地域なのだ。

そしてアイゼンヴァールは、西部のシュヴァルツェン領に侵攻するため、虎視眈々と兵力を西部へと集中させるのだった…
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