マリシアス・ラー | 次 |
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コンペ、ギミックコン参加作品です。 スラッシュウォーンド19番機 カテゴリ「換装機」 【以下、設定】 格闘戦の達人の集団であるゲルプリッターを狩る事を目的とした本機は、二つのアプローチから「相手に付き合わずに戦う」事を目指し、「type-S」と「type-J」の二種が開発された。 本機の設計主任は親友をゲルプリッターに倒された事から彼らの打倒に並々ならぬ執念を持ち、彼の「何としてでも倒す」という意思により、一面的には非常に強力な装備が与えられた。だがその一方、それらは消費電力が膨大であったり機体に多大な負荷を掛けるなど問題も多く、何れの形態であっても全力戦闘が可能な時間は僅かに35分程度と極端に短い。より正確には、勝とうが負けようが30分で自動的に終了するゲルプリッターとの戦闘を前提に、「少なくとも30分は戦える」ためのエネルギーと強度を強引に確保したものである。 最早「兵器」と呼べるものではなく、正に設計主任の目指した「ゲルプリッターを倒す為だけのマシン」「その為に敵の嫌がる事だけを徹底して行う“悪意ある雲雀”」と言えよう。 共通装備 ・電磁式超高初速ウィルスライフル"メルティキッス" 内部に強力なコンピュータウィルスを格納した特殊な弾頭を発射するレール砲。大型ではあるがその弾速はFA用手持ち装備としては破格。 並のFAであれば着弾により対象の電子装備を侵食し、遂には機能停止に至らしめる。 ウィルスは"スイートシャワー"程ではないが、それでもFAを相手にするには十分過ぎる破壊力を持つ。 その性質上少なくとも装甲を貫通できなければ効果が無いが、榴雷改のシールド程度は容易く貫通する威力を持っている。 なお先端部に銃剣が備わっているが、あくまで緊急用であり積極的な使用を目的としたものではない。 因みに開発ベースとなったのは、四八式輝鎚の30mmチェーンガン“火引”。だが部材の追加、撤去、変更を繰り返す内にいつしかその名残すら無くなっていた。 ・マルチパーパスランチャー 胸部に装備された小口径砲。 煙幕弾や、炸裂すると周囲に強力な電磁衝撃波を放つグレネード弾“EMPボム”等を使用可能。 type-J 電子戦モデル。 強力な電子攻撃装備を搭載し、「相手の目に捉えられない事」を目指して開発されたモデル。 ・EMP放出装置"スイートシャワー" 並みのFAはおろか大型宇宙用艦艇すら一瞬にして電子系統が破壊され行動不能になる威力の電子衝撃波を発生・放出するEMP兵器。 効果範囲は100m四方と短い、どうしても指向性を持たせられなかったため敵味方問わず影響を受けてしまう、エネルギー消費が激しい、搭載機にも専用の対策を施す必要がある、装置自体が巨大かつ大重量であるため搭載が難しいといった問題の多さから開発中止された装備を転用したものである 本機の前後に長い頭部は本装備の放つEMP対策によるもの エネルギー消費量の問題により、最大出力での使用回数は2回が限界である type-S 高機動モデル。 複数の推進器を追加装備し、YSX-24バーゼラルドにも匹敵する速力を持たされた形態。だがその推力の多くは前方に向けられており、即ち本形態は格闘戦に持ち込まれる事を避けるべく、全速力を以て敵機との距離を離す事に特化したモデルである。 その強力な推進力、もとい後退力は機体のフレームにも多大な負担を強いており、出撃後はオーバーホールが必要になる。 type-Jだけでは開発許可が下りなかった事を受けて急遽追加された形態であるため設計主任からははさしたる期待も興味も寄せてはいなかったが、パイロットからは「(比較的安価なので)装備を壊してもtype-Jよりは怒られない」と好評。 |
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