花をかかえて -Heavenly Innoce- |
説明 | ||
花をかかえて 七色の丘を駆けぬける 花の路 花の咲いていた路 花びらの舞う路 世界のすべての光を受け取ったような笑みで、最愛の人に駆け寄っていく 「ねえほら見て、お母さま。とてもきれいよ 」 「あらあら、そんなに摘んでしまっては可哀想でしょう」 「母さまに見てもらいたかったの ねえほら こんなにたくさんよ」 「ありがとう でもね お花はきっとここにいたかったはずなのよ」 少女は目にしたことを何もかも言葉にしたくて仕方がない 「それに白い大きな鳥がたくさん飛んでいったわ」 「まあ、それは白鳥というのよ さあもう行きますよ」 「でもでも母さま――――」「あらあらまあまあ、イノスったら・・」 花をかかえて駆けてきた 命の終わりの哀しみを、奪う痛みをまだ知らない 天真爛漫無邪気な瞳 |
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オリジナル 創作 イラスト 獣耳 猫耳 背景 花 illustration flower background | ||
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