新たなる外史の道 外伝 蓮華修行編 |
私こと蓮華はここに蒼に来て2ヶ月が過ぎた・・・
2ヶ月過ぎて思ったことは唯一・・・・・・
お姉様・・・・・・・私もお母様の所に逝くかもしれません・・・・・・・
マジで・・・・・・・
何時もは5時位が今日は朝、四時に叩き起こされた・・・・・・
何が始まるのだろう・・・
いや・・・どんな悪夢と拷問が行われるのだろう・・・・・・・
想像できない、したくない・・・・・・・
そんな事を考えていたら一刀が口を開く。
「さて、今日も元気にハリキッテ行ってみようか♪」
「「「お・・・・・・・・・・・・」」」
「気合が足りん!!!!」
「「「オウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
一刀の怒鳴り声に脅されて私達は全力で叫びながらこう思った。
(((なんでだろ・・・2ヶ月も走ってるのに全然慣れない・・・・・・)))
説明しよう!!!! 実は一刀君はばれない様に重りや距離を少しずつ変えてたのだ!!!!
(慣れとは恐ろしいモノ・・・少しずつ距離や重さを解らない様に変えて体を極度な変化に対応させる・・・
基礎はただやればいいという問題ではない・・・確かに数は必要だがやはり変化はつけないと・・・
フ・・・これぞ肉体改造の極意・・・)
何か一刀がよからぬ事を考えている気がする・・・マジで・・・
「さあ・・・行くぞ!!」
「「「おう!!」」」
私達は一刀の掛け声と共に全力疾走を開始した。
取り合えず走り終えた私達は息を整えた後、横一列に並ぶ。
「これから、氣の運用訓練を行う!!」
氣か・・・確か祭が得意だったな・・・
「氣は大きく分けて二種類ある。一つは静の氣、二つは動の氣の二種類ある。
静は心を落ち着かせ、己の闘争本能を心の奥深くに沈め冷静なる思考と多大なる計算の元に氣を練り上げ運用する技術だ。
動は己の感情を氣に乗せ、それを混合し爆発的で破壊的な氣を使い肉体と精神の枷を外し、圧倒的な火力を運用する技術だ。
ちなみに、俺は静の氣、愛紗は動の氣、佑は静の氣、ハウゼンは動の氣だ。
君達の場合、桃香は静の氣の使い手だな、蓮華は動の氣、華琳も動の氣だな。
更に氣は扱う者によって色が決まってくる。俺は白銀、愛紗は明るい緑(エメラルドグリーン)、佑は黄色、ハウゼンは青色と言った感じだ」
それは初耳だ・・・氣に種類や色があるのか・・・知らなかった・・・
しかも私が動の氣とは・・・
・・・凄い・・・奥が深いな・・・氣とは・・・
「取り合えず、氣の解放を行う。全員目を瞑れ」
私達は言われたとおり目を瞑る。
暫くして額に指が当たる感触がした。
その瞬間、胸の奥底から何かが吹き上がってくるのが解った。
それが何なのかは解らない、だが力強い何かが沸き起こってきた・・・
「よし、目を開けていいぞ」
そう言われ目を開く・・・
な!?!? 私の体が・・・赤く光ってる・・・・・・
桃香と華琳を見た時、私は驚いた・・・
桃香は薄い桃色に、華琳は藍色に体が輝いていた・・・・・・
「それが君達の氣とその色だ。どうだ? 綺麗なモンだろう? それが君達の命の輝きだ」
「これが私の生命の輝き・・・・・・」
私は不意にそう一人呟いた・・・
「これが・・・私の氣・・・」
桃香も不意に呟いた・・・
「これが・・・私の中に眠る力・・・」
華琳もそう呟く・・・
「見とれるのもいいが、制御の練習に入るぞ」
「「「ハイ!!!!」」」
私達は一刀の言葉に自然と大きな声で返事をしていた・・・・・・
まるで、新しい玩具を買ってもらった童のように・・・・・・
制御の修行はこのあふれ出てくる氣を最初は目を瞑り、しまう訓練から始まり、三人とも自然と目を瞑らず氣をしまう事が出来た。
それが出来るようになると、続いて、内氣孔、外氣孔、発氣、氣の物質転移を学んだ。
内氣孔は内に氣を行き渡らせ、肉体機能の向上や肉体や臓器等の強化が出来るという。
外氣孔は外に氣を送り込み、体の周辺や、その周囲に作用させる技術。
発氣は内氣孔と外氣孔との組み合わせで、内氣孔で溜めた氣を外氣孔で外へ押し出し物体に当てる技術。
氣の物質転移は上の三つの応用で、文字通り氣を物質に転移し物質の強度や振動等を起こし、武器の威力を底上げできるそうだ。
これを全て同時に出来るようになれば、木の棒切れで呂布位の実力者でも軽くあしらえるそうだ・・・
だが、今の私達は二つの併用でさえ手間取っている・・・・・・
先は長そうだ・・・・・・・
何とか、内氣孔、外氣孔、発氣、までは同時に出来るようになった。
しかし、氣の物質転移は難しかった・・・・・・
修行として、木の棒に氣の物質転移を行う事になったが・・・
桃香は転移が弱すぎて、振るった時に、標的の岩ではなく木の棒が折れた。
華琳は転移が強すぎて、氣を大量に注ぎ込んでしまい、木の棒が破裂した。
私はその両方の失敗を経験した・・・・・・・
それを見かねた一刀が手本を見せてくれた。
少しだけ木の棒が白銀に輝いた様に見えた・・・
一刀がそれを標的の岩目掛けて振り下ろす・・・
岩は綺麗に真っ二つに割れた・・・
「「「す、凄い・・・・・・・」」」
私達は知らず知らず呟いていた・・・・・・
「いや、チットモ凄くない、出来て当たり前だからこれ位」
一刀はさも当然と言わんばかりに言う。
(((貴方達四人の基準で考えないでくれます!?!?!?!?!?!?!?!?!?)))
私達は心の中でそう叫んだ・・・・・・
「コツは簡単、頭の中に針を思い浮かべ、その針穴に糸を通すような想像でやってみろ」
そう一刀は言う。
針に糸を通す・・・か・・・
私は目を瞑り、木の棒を持ち直す・・・
すると、木の棒はほんの少し赤みがかる・・・
それを私は岩に振り下ろす・・・
すると岩は割れた・・・
「わ、割れた・・・や、やった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
私は嬉しさの余り叫びながら喜んだ。
「ふむ・・・ちと辛いが合格といったところか・・・二人とも頑張れ〜これに合格したら、ご褒美として、明日一日自由にしていいぞ〜」
なんか・・・二人の目が血走らせながら輝きを増した・・・
どうにか三人合格を貰う事が出来ました・・・
明日は休みだ!! 嬉しいな〜♪♪
そんな事を考えながら空を見るともう月が昇っていた・・・
説明 | ||
恋姫無双の愛紗ルート後の二人が真の世界にやってきたら? という妄想から生まれた駄文です。 読んでもらえれば幸いです。 蓮華修行編です。 |
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コメント | ||
休みで普通の訓練並みかな。(ブックマン) なんか昔無理やり気を解放されたら、気は命そのものだからダダ漏れにしとくと死ぬぞっていうのをどっかでみたなぁ。三人ともどうなるのやらww(rikuto) 休みなのか?何かどう見ても企んでる様な気がするけどな(samuraizero) 何かいやな予感しかしないのは俺だけであろうか?(スターダスト) せめて弟子達に平和な休日を・・・・(キラ・リョウ) 休み??そんなもの・・・・・・嘘だ!!とか言いそうですねwwwww(明夏羽) しかし、その言葉の裏には、とんでもないことがあったのだ・・・と続くのでしょうねwww(ほわちゃーなマリア) 弟子は生かさず殺さず、まさに梁山泊だよね〜〜。(投影) 一日の自由?本当に?一刀達曰く人権のない弟子達に?ここは何もないことをお祈りしますw(サイト) 次は華琳ですね。・・弱音吐くのか?(風の旅人) |
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