ときメモ4を期待する会 最終回
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「さて、ときメモ4も発売日も後、数日になり、このコーナーも、今回で最終回。記念に残る最終回にしたいね?」

「ああ。それはいいのだが……」

 満面の笑顔を浮かべる光に、彼はどこか、間の抜けた返事を返した。

「なんだ、この樹木は?」

「伝説の木だけど……?」

 部屋の真ん中にどっしりと立てられた緑色の巨大な木に、彼はさらに問うた。

「なんで、こんなところに伝説の木があるんだ? というよりも、よく入れられたな?」

 人一人分が通れるくらいの広さしかない扉を見て、彼は自分の三倍以上はある伝説の木を見て、感嘆した。

「原点回帰なら、伝説の木ははずせないでしょう。この木の下で告白した男女は永遠に幸せになれる……ロマンだよね?」

「ロマンというよりも、邪魔なんだが、この木?」

「持ってきてくれた人に失礼でしょう。いくらかかって、持ってきてくれたと思ってるの?」

「いくら……?」

「あ!?」

 慌てて口を押さえる光に彼は怖い顔をして覗き込んだ。

「貴様、まさか、金を出してこのデカ物をこの部屋に入れたのか!?」

「へへ……」

「へへ……じゃねーよ。このスタジオだって、ただで借りてるんじゃねーぞ!?」

「お、落ち着いて……せっかくの最終回なんだから、感動のエンディングを飾ろうよ?」

「感動のエンディング?」

 ハッと、気付いたら、いつの間にか、いつも座っている司会者席に一枚の手紙をが置かれていた。

『伝説の木の下で待ってます』

「待ってるもなにも、ここにあるじゃねーか?」

「いいから、来なさい!」

「はいはい」

 伝説の木の下に立つと、二人は少しだけ、晴れやかな笑顔を浮かべ、喋りだした。

「なんだかんだで、批判の多かったこのコーナーも、締めくくりですが、ときメモは、まだまだ、終わりません」

 彼の言葉に光もうなづき、飛び跳ねるように両手を広げ、喜びの意思を示した。

「君たちが、私たちに、ときめいてくれてるかぎり、伝説は永遠だから!」

「だから……」

「私たちは……」

「君たちが……」

「大好きです!」

 リゴ〜〜ンリゴ〜〜ンとどこからか鐘の音がなり、二人はおかしそうに笑った。

「5はぜひ、ひびきのを舞台にしてほしいな?」

「うん。次、いつ、このコーナーが復活するかわからないけど。一つだけ、いいことを教えてあげる」

「うん?」

 光のいいことに、彼は興味心身に耳を近づけた。

「ときめきメモリアル2、ゲームアーカイブ参戦! メモラーは必ずダウンロードすべし! 私たち2のときめきも忘れないでね?」

 彼もバシンッと両頬を叩いて、気合を入れるとニッと笑顔を浮かべた。

「俺も主人公として待ってるから、絶対にプレイしてくれよ。じゃあ、約一ヶ月間の連載。ときメモ4を期待する会、ここにて……」

「完結!」

 パシャンッと電気が消され、どこからか、明るく楽しい拍手が舞い降りてきた。

 まるで、ときめきメモリアルの復活を喜ぶ、ファンの笑顔が形になったように……

 

説明
これにて、完結です。お読みになってくれた人へ、感謝の気持ちでいっぱいです。
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コメント
ブシロードはなくとも、一応、都子ちゃんメインの公式マンガはあるんですよね?(コミックかしたっけかな?)(スーサン)
ええ、プレステ3は、まだ持ってませんが、PSPでなら、すでにDLしました。スクリーンショットが撮れるようになってて、好きなシーンをいつでも、見たい放題で、メモラーとして、冥利に尽きます!(スーサン)
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