★59 光をくれたから |
説明 | ||
(親父は人を邪険にするような人じゃない!) 言葉にするつもりがどうしても躊躇してしまう 彼女の気迫、怒り、悔しさの凄まじさ 俺には直接関係ない だとしても親族である俺にさえ これだけのものをぶつけてくるんだ もしかして、本当に… だとしたら… 「大丈夫だよ」 「え?」 百瀬「貴方は、お父さんがそんな人じゃないって 優しい人だって、思っているんだよね だったら、それを伝えればいいんだよ」 彼女が俺の手を握ってくれる 瞳「ちょっと、何言ってるの」 「そう、父さんは そんなことはしない 貴方の誤解だと思う」 それを待っていたかのように百瀬が続けた 百瀬「彼の両親は、他人の私に対しても家族のように接してくれたわ モデルの仕事も、家のお手伝いも、全部私がやるって言ったの 彼らはむしろ、気遣いはいらないって言ってくれから」 瞳「美沙 あなた 自分の肉親よりこんな 半年も暮らしてない他人を信用するってわけ?」 彼女はうなずいて 持っていた袋を突き出す 百瀬「これ、お父さんがキャンプ好きな叔母さんにプレゼントした キャンプナイフだよね、私には必要ないから、返すね 中も開けてないよ、きっと、酷いことに使われたら お父さんも悲しむと思う 数か月前ね、ここは人の手に渡ったみたいだけど 外観だけでも、叔母さんと一緒に見て あの頃のおばさんに。いつも笑ってばっかりの叔母さんに戻って 彼のお父さんと、ちゃんとお話してほしいって お願いするつもりだったの」 瞳「やめて!」 必死の頼みに耳を貸さずに百瀬を突き飛ばすと 後ろにあったマネキンを掴んだ 瞳「美沙、なんであなたにしばらく会わなかったかわかる? 偶然あの男の姿を見たら、殺したくなる 殺したら、誰が姉さんの面倒を見るの!」 横に呼ばされた百瀬に目もくれずすぐそばにあった マネキンを俺に振り下ろしてくる 彼女の恨みが相当なものだと改めて悟ったのと同時に (母親は生きている?) 驚いた俺は、彼女の振り下ろす凶器の軌道に対応できなかった (続く) +++ 配信なんかも興味あるんですが そもそも環境がないのと 誰かに見られているという感覚だけで気がちっちゃいそうなんですよね コメント、タグ付け、いいねいつもありがとう! 愛してます! |
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>ふかやんさま 悪運だけは強い主人公君 そしてここは助っ人の登場を期待ですね そう!彼が死ぬはずがないんです!(みらくる☆) >mokiti1976-2010さま なぜか固定砲台と化してしまう主人公君 しかしここは彼女の登場フラグですね(みらくる☆) あれは…下手をすれば死ぬな。けど、死ぬつもりはない!俺はそう思いながら身構えた。(ふかやん) >mokiti1976-2010さま ここはもう彼女が来るフラグ!他のサイトでももう展開読まれている方多かったですw(みらくる☆) とりあえず防御くらいはしようよ、主人公君。奈々さんが間に合ってくれれば良いですが…。(mokiti1976-2010) |
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