堅城攻略戦 第一章 出師 5 |
軍師にと乞うた件を取り下げる、その言葉を聞いた彼女がすっと表情を消す。
「ほう、何か私の計画には瑕疵があったかな?」
「……ある、と俺は考えている」
「伺えるかな?」
少し考えを纏める様子を見せていた男が、ゆっくりと話し出す。
「俺はずっと……式姫の強さを目の当たりにしてきて、拭えない疑問が有った」
悪鬼や狛犬の見せる、信じられぬほどの膂力に動きの俊敏さ、無尽蔵とすら見える体力に多少の怪我など物ともしない生命力。
小烏丸や白兎の見せる、神速ながら正確無比な戦闘術に、集中力。
天女や天狗の操る、強力で多彩な法術。
「何れも、人が容易に対抗し得る代物じゃない」
「そうだね」
一部その高みに至れる人は居なくも無いが、そんな人は、ひたすらに修行に打ち込んだ果てに、ようやく至れるかどうかという、極めて稀な存在。
「……では、何故、朝廷はその力を使わなかった」
貴女も最前口にした、朝廷直属だった、四院の陰陽師たち。
「何故、武家勢力が彼らの地位を脅かしだした時、朝廷は四院に命じ、式姫達に彼らを討伐させなかった?」
いかに坂東武者が獣の如き力持ち、戦慣れしていようが、式姫、それも高位の陰陽師が使役する彼女達の一軍に抗し得るとはとても思えない。
隠密活動を得意とする式姫達にその動静を全て把握され、正確無比な長射程の矢の嵐で首脳部を潰され、烏合の衆になり果てた所に大風と炎と雷の洗礼を浴び、人馬疲弊した後に、躍り込んでくる直接攻撃を得手とする式姫達に、好き放題に狩りたてられて終わり。
多少の反撃など、天女たちの得意とする障壁の術に阻まれ、奇跡的にそれを抜けて一矢報いたとて、その傷は瞬時に塞がれる。
源氏だろうが平家だろうが、式姫数十体相手にしたら、三日も持たずに一族郎党皆殺し、晒す首が残っていたら僥倖といった所だろう。
そして、運よく戦場を逃れたとしても、逃げ切る事も不可能。
獣を出自に持つ式姫の臭覚や聴覚の鋭敏さで得られる情報、そして、その上で彼女らは人以上の判断力を以ってそれを理解し、その痕跡を辿る……彼女らは練達の猟師でもあるのだ。
人が、その追跡から逃れるなど、およそ不可能。
「武士にも多少式姫を扱える存在が居たらしいことは、文献を渉猟してみて判った……だが、それはごく少数の天分に恵まれた存在だけ……式姫と共に在るのは、常に陰陽師だった」
そして、朝廷が戦を命じた時、自らも貴族、官吏の列に座す陰陽師ならば、多少の造反者は出たとしても、大半は朝廷の命に従い、武士を討ったであろう。
もし武家台頭の折に、朝廷が陰陽師に命じて彼らを討伐させていたら、今も京の都は、この日の本の政軍の権を握り、君臨していただろう。
「なるほど、それで」
君はいかなる結論を出した?
「式姫は人の争いには出せない、出してはならない」
文献を幾ら漁っても、その結論しか出なかった。
式姫を怒らせ、その対象者や集団が被害を受けたという記録はあったが、それは式姫個々の事例で稀に生じる……いわば天罰のような物。
陰陽師が命じ、彼女たちが戦に出るという、「人の意思を代行し、人を殺傷した」事例は……少なくとも文献に残るような大きなそれとしては存在しない。
彼女たちは、あくまで妖怪、もしくは式姫同士の争いに従事していた、その記録しかない。
式姫同士の争いと言っても、四院という実力が拮抗する組織同士で、妖怪退治の恩賞の取り分を巡って行われた、どちらかというと集団での戦闘訓練と、妖怪に荒らされていた土地に対する地鎮の為の祭儀的な意味合いを兼ねたそれで、対抗勢力を完膚なきまで潰すという物では無かったように読めた。
「とはいえ、所詮これは、この荒れた時勢の中でかき集め、知識も足りない俺が目を通せた程度の文献から得られた推論でしかない」
だが、式姫を使役する陰陽師を多数擁していた朝廷が、彼女らを使わず、結果、現在は武士に実権を奪われ、戦乱の京の都で逼迫した生活を送っている、それは紛れも無い事実。
「俺のような奴より、余程に式姫達への理解が深かっただろう連中が採らなかった方法を、彼女らという存在に対して無知な俺が使うのは、危険が大きすぎる」
だが、それらを覆すだけの根拠は、単純に式姫を戦力として扱えという貴女の提言からは聞けなかった。
だから、俺は貴女の提案には乗れない、恐らく俺の知らない何かの危険があると判断せざるを得ない。
それが、理由だ。
静かに青年が語り終える。
「見事」
その時、静謐な室内に彼女の声が凛と響いた。
「どういう意味だ?」
「自分の無知を自覚した上で、文献と事実を丹念に渉猟して考える土台を作り、それに基づいて組み立てられた、主観を極力排除した妥当な見解を積み重ねて得た推論への賞賛さ、私にとって他者の優れた知的業績を聞くほど、耳に心地よい事は無い……そして答え合わせだが」
君の言は正しい。
「……試したか?」
「当然だ、式姫を擁する男が、多少の困難を突き付けられた時に囁かれた楽な解法に大して検討もせずに乗り、安易な武断に陥る程度の惰弱な輩では、この先、玉藻の前の相手が務まろう物かよ。 多くの大王聖賢をすら誑かし、世界を掻きまわして来た女狐の掌の上で良いように転がされ、君と式姫が世界に不幸を撒き散らす事となろう」
ならば、この山に巡らせた我が結界内にて、終生夢でも見ながら過ごして貰うが、世界の為。
「第一、その程度の覚悟と見識と判断力の持ち合わせしかない程度の男なら、長く過酷な戦に耐えかねて壊れるだけだ、山中の桃源郷で、何も考えずに飼われて一生安逸に過ごす方が本人の為にもよかろうさ……違うかい?」
今からでも、望むならそうしてやっても良い。
無言の裡にそう語る、彼女の瞳が鈍く剣呑な輝きを宿しているのを見て取った男の喉が、覚えず生唾を飲み込む。
……なるほど、おつのの言は正しかった……こりゃ厳しい処じゃない。
男の顔を見て、彼女は若干、その眼光を優しい物にした。
「厳しいと思ったかもしれないが、仕方ない事でもあったのだ……そうだな」
ふむ、と彼女は少し考えてから言葉を継いだ。
「君の辿りついた結論は正しいのだが、もう一歩踏み込んでみようか……仮に式姫を人相手の戦に使った場合、どうなるかは考えた事があるかな?」
む、と男は低く唸って首を振った。
「いや……それは考えなかった、考えるだけの材料も無かったし」
男の言葉に彼女は小さく頷いた。
「うむ、賢明な態度だ、考える材料も無しに考えた振りをするのは単なる妄想でしかないからね」
「つまり、貴女は……実例を知っている?」
どういう事だ、彼女たちを人の戦に投入して良いのか?
そう、訝し気にこちらに向けられた男の目に、沈鬱な表情を返す。
「そう、知りたくも無かったが不幸な事にね……所で君は、式姫という物が根本的には何かは把握しているかな?」
「深い所は兎も角、一応は」
式姫は幽世(かくりよ)より神霊を呼び、型紙や愛用された物品を依りましとして、そこに世界を構成する五行の力を纏わせ、実体をこの世界に結ばせた存在。
「その通り、では、もう一つ、幽世からこの世に出てくる存在が有る、ご存知かな?」
「……妖」
幽世より彷徨い出で、世の闇に潜み、そこに沈殿した人の怒りや恨みや憎しみを纏い喰らいて、この世に実体を得たる。
男が、自分の呟きの後に、はっと浮かべた表情を見て、彼女は頷いた。
「理解したようだね、式姫を人の私欲で戦に用いた時……彼女たちはそれにより、その本質に汚れを負い、何れ妖と等しき存在に堕する」
闇式姫、そう呼ばれた存在は、歴史の闇に葬られ、あるいは封じられてきたが。
「陰陽師とて人だ、怒りや嫉妬、憎悪に駆られて式姫の力を行使してしまった事もある」
そして、式姫は主と認めた人の所業を悲しみながら……それでも主に従い、その身を闇に染めるのだ。
「判るかね、最前私がそそのかした楽な道を選ぶ事は、君が望めば可能ではあるのだ」
声も無く顔を強張らせた男に、彼女は言葉を継いだ。
「ただその時、君の側には、式姫では無い、何かになり果てた存在が寄り添うだけとなろう……だがね、それでも彼女たちは、禍津神に成り果てようと君にだけは従う」
従い……悪を為し続け、君亡き後は、妄執の塊となりて、討伐される日まで、世界を彷徨い続ける。
その位、我らが人と絆を結ぶ事の意味は重いのだよ。
「……皆に少し相談した時にも、そんな話しは聞かなかったが」
「当然だ、こんな事は、それこそ陰陽師と式姫が多数存在し、酒呑童子や玉藻の前といった、名だたる強大な妖から京の都を守っていた時代に、稀に見られただけの事例。そして道を踏み外した主と式姫がどうなったか、などという忌まわしい話は、厳に秘匿され、一部の式姫や、朝廷の高官、そして正当な知識と伝承を受け継いだ陰陽師にしか伝えられなかった」
式姫は基本的には人に害を為す事は無い、長年、「そういう存在」として周知され、定着してきた、その共通した認識が有るからこそ、超越的な力を持ちながらも、人の社会の中で、共にある事を許容されている。
だが、それが本質的には妖と同じ存在だなどと知られたらどうなるか……。
「この事実を朝廷も陰陽師も、自分達の勢力が衰える事となっても、なお秘め隠し続けたその理由、君なら判るだろう?」
「まぁ……な」
この事実が周知となった時、人は式姫の存在を怖れ、忌むようになり、彼女たちを人の味方たらしめている伝承と信仰が崩壊し、結果として人は、妖に対抗し得る、最後の希望である式姫という存在自体を喪う事となるだろう。
「そういう事だ、陰陽師として、まともな師匠の下で学べば、この辺りの理は学べる、だが、君は陰陽師としての訓練も受けずに、その理に近い所まで自力で辿りついたのだ、それは並大抵の話ではないのだよ」
それは、誇ってよい事だ。
「俺の力じゃないさ、俺にそれを自然に悟らせてくれたのは、こうめと、俺がここまで出会って来た式姫、皆の在り方だ」
彼女たちを、人の争いなどに参加させるべきじゃない……そう思わせてくれた。
「そうか」
おつの君、君の目は相変わらず確かだ、我が前に、良くぞこれだけの男を連れて来た。
「君は大した人物だ、冷静に未知の存在である式姫と向き合い、その絶大な力に溺れる事無く、彼女たちの在り様を分析し、理解し、彼女たちと共にここまで戦って来た……しかし、だ」
だが、まだ足りない。
「以上の結論を踏まえた時、君の戦の成就は、採れる手段、時間、何れの要素を見ても、不可能と言わざるを得ない」
この事実は動かない。
彼女の声に、男は静かに頷いた。
私はまだ、この青年の中に、私の胸に炎を灯すだけの何かを見出していない。
「それでも……君は戦うのか?」
これが、最期の問い。
「ああ」
淡々と、だが躊躇いなく君は答えるのだな。
「何故だ?」
「俺にはどうしても辿りつきたい場所が、こうめを送り出してやりたい世界が有る」
立ち止まっていては、そこには行けない。
「……その歩みでは、そこに至れない事を理解して、それでも君は歩みの速度で、そこに至ろうと歩き続けるのか?」
「そうだな、決してそれが正しいとも、唯一の道だとも思っている訳では無いんだ、ただ、間に合わないと焦り、無理に走ろうとするのは……多分、それ以上に危険なんだ」
時間無きことに焦り、追われ、成果を求め走る時、人は多分、道を見失い、自分が願った場所に辿りつけないどころか、その場所や、そこに至る道を破壊してしまう。
俺の祖父のしたように。
そして、もしかしたら、自分の後に続いてくれたかもしれない人たちの道を閉ざしてしまう。
この道を歩き出してこちら、式姫の武力で俺の意に沿わぬ輩を黙らせたい、俺の邪魔をするな、こんな奴らの相手をしている暇なんて……何度その思いに駆られただろう。
しかし、そんな安易な力の誘惑に乗りそうになる度に、あいつの顔が浮かんだ。
(式姫の主になってくれ)
俺に、祖父の形見であり、大事な友人とも言える式姫達を預けた、その自身の決断に、誇りと願いを込めて俺に向けられた、あの少女の顔が、いつも俺を止めてくれた。
彼女から預かった、いつか彼女と世界に返すべき宝物を、そんな事に使う訳にはいかない。
「理想を壊すよりは、と、極小の可能性に賭けて歩き出したのか?」
暴力の応酬の果てに新世界を求め、結局挫折した我が身からすれば、君の決断は理解できるが。
「そうとも言い切れないんだ……なぁ、一つ聞きたいんだが、恐らく人など及びも付かない長命を以て、歴史を通観してきた貴女がこれまで見て来た中で、俺みたいな戦をやった奴は今までいたかい?」
「……居ないさ」
寸土を得る事も無いままに、調停のみで人界に平安をもたらしつつ、平安時代の最強と謳われた陰陽師と式姫の集団すら手古摺った大妖怪に立ち向かうなどと。
そんな正気の沙汰とも思えない事を躊躇いなく始めた奴なんて、居やしない。
彼女の言葉に、男は小さく笑った。
ほら見ろ、建御雷、お前の言ったとおりだよ……軍師先生のお墨付きまで貰えたが、やっぱり俺は大馬鹿らしい。
「そうだろ、でも、だからこそ、俺の選んだ道には希望もあるんだ」
「希望?」
この前途がまるで見えない道に、何を。
「頭で考えれば嫌でも判る位しんどく、無理な道ってのは、入り口をちょろちょろした奴は兎も角、実際に歩いた……歩き切った奴は一人も居ない」
「……君は」
「今まで、散々豪気な奴や利口な奴が世界を変えようとして来た、その道筋や結末は知見として残ってて……でも、その道では俺の望む場所には辿りつけない事が判ってる。 だけどそれなら逆に、馬鹿、それも飛び切りの大馬鹿しか選ばなそうな道を歩いてみれば、そこに辿りつけるかもしれない、俺はそう思った」
誰も歩いた事の無い道ならば、誰も見た事の無い困難が有るかもしれないけど、同時にどんな巨大な希望が落ちていて、どんな近道が見出せるかだって、誰も知らない筈。
どうせ八方睨んでも無理な道しかないならば、そんなのに当たる事に賭けてみるのも面白かろうよ。
そう、少し恥ずかしそうではあったが、きっぱりと、そう口にした男の顔を、彼女はしげしげと眺めた。
なるほど、この男は確かに大王の器でも聖者の卵でもない……紛れも無い狂人の類だ。
現実を睨み、正気の考察を積み重ね、その結果として導き出した狂気の沙汰としか思えない道、だが、他にないならと、怯む事無くそれを決意と共に掴み、真っ直ぐに歩き出した、偉大なる狂人。
改めて、この男に全霊で向き合う。
澄んだ意思の色がその瞳に宿っている。
それは傷つく事を怖れ、世界に埋没する為に選んだ無色のそれとは対極にある、激しい濁流の中で磨いた果てにだけ生まれる、澄明で、そして堅固な意思の色。
「だから、どうだろう」
覚えず、じっと見つめていた……いや、目が離せなかった。
その、彼の口が動く。
「君が軍師だというなら、その誰も描いた事の無い世界の絵図を、俺たちの為に描いてみてはくれまいか」
「私に対する挑戦かい、それは?」
今、彼女には、彼の魂の中に灯る火が、確かに見えた。
それは、炎とは呼べぬ小さな小さな灯。
世界を焼き尽くすような、明るく煌めき、万人を引き寄せる炎では無い。
昼の光りの中では、その存在も判らない位の、淡く優しい光。
だが、それは、大陽の光も届かぬ昏く絶望的な地を仄かに照らし、そこに細くとも道が存在する事を示し、その道を歩む人の導となり、その歩みを次代に繋ごうとする、そんな絶える事無き炎。
「挑戦……そうだな、誰もやろうとはしなかった事だ」
そこで言葉を切った男が彼女の目を正面から見返し、これまで見せた事の無い表情でにやりと笑った。
「挑む画布として不足はあるまい」
その顔を見て、彼女は自分の最初の印象が間違っていた事を確信した。
この男は……傲慢で、そして強欲だ。
世界を征服する絵も、千年続く神の教えを説く絵も、いかに困難であれ、誰かが描いた事のある……描けない訳では無い絵だと。
そんな物じゃない、誰も描けなかった、描こうともしなかった、描けるとは到底思えない、その世界最初の絵を、自分の為に描いてみせろと。
お前に、それが描けるか、と。
そうほざくか……君は。
「不足は無い」
そう彼に返した時、同時に自分の口から、くすり、と笑みが溢れた事に、彼女は驚いた。
もう、世界の何事にも動く事も無いと思っていた、彼女の心の中を、清涼の風が吹き抜け、口から零れた。
そして、それが大空を舞う天狗たる彼女の心を、軽やかに心地よく高き高き空に誘う。
地に繋ぎとめていた我が魂を、もう一度、あの空へ、しかも、誰も至れなかった場所へ。
心が既に、この隠居所を飛び去ってしまった事を自覚し、彼女は微苦笑を浮かべた。
……参ったな、先に報酬を貰ってしまったのか、これは。
だが、ああ、なんたる愉快か。
多少の才を振り回して名を売りはしたものの、結局は一度も最後の勝利の美酒を味わった事の無い三流軍師に、この世界は何という男を引き合わせてくれたのか。
汝が口にしたる、身の程知らずな天を衝くが如き増上慢……大天狗たる我が乗るに不足なし。
居ずまいを正した彼女が、彼に心からの晴れやかな笑顔を向けた。
「良いだろう、大軍師と呼ばれしこの鞍馬、君のその無謀な行路の先に、誰も見た事の無い世界の絵を描いてみせよう」
軍師鞍馬:今後、彼女の知略により、彼の軍は飛躍的に活動範囲を拡げることとなる
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式姫の庭の二次創作小説になります。 「堅城攻略戦」でタグを付けていきますので、今後シリーズの過去作に関してはタグにて辿って下さい。 そして、軍師動く |
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コメント | ||
OPAMさん ありがとうございます、はい、大望有る者は小利に動かずです、だから全然無欲でもないし、謙虚でもないのですよ。そしてその傲慢な心にこそ天狗が動く。(野良) 大き過ぎて誰も想像出来ないことを青年が望んでいたと知って納得しました。これまでの小説を読んで青年に(酒好きとかゴロゴロしてるのが好き程度の欲は有っても)我欲が薄い人だと感じるのに、危機的状況下で自分の命をかけることに躊躇しなかったりする動機は何だろう?と思っていたので・・・たしかに傲慢で強欲ですね。(OPAM) |
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