時間を忘れられたら |
暗い夜には
小学校の時に読んだ「人間失格」という小説はどこ行ったんだっけな。そんなことを記憶の片隅に置いていた。
今じゃこの物語は他人事じゃなくなっている。口調が、性格がまるで似ているのだ。
僕は夜になるといつの間にか頭の中で書いてしまうのだ。
僕は小さい頃から夜が苦手だった。時間の進みの感覚を直に受けるのがつらかった。僕の死の時間さえも感じてしまって、行き場のない黒で、一人だと、時計が見えてると、本当にダメだった。
今そんな夜を早朝まで長い間感じているから、僕の身は不安定でストレスが止まない。寝る勇気もなければ、時間を過ごす十分なメンタルもない。そんな時はすごく、ネガティブになる。
昨日より確実にうまくいってないだろうし、きっと朝は眠いだろうし、頭の真ん中でどうにかなると思ってて頭悪いし、少しずつ何かを失っている、いや全ての項目において少しずつだろうか、そんな気がして、これ以上時間を進めたくないのだ。
暗い夜には寝て、すぐに朝を迎えて、どんどんうまく行かなくなるのが怖い。だけど眠いから、寝るしかないか。
寝てきます。
説明 | ||
最近時計を見たくなくなったのは、なんでだろう。 | ||
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