?8 セツナの休息 |
説明 | ||
「ちょっと待ってください」 母親「何か?」 「少しだけお話うかがったんですが 彼女、縁談を嫌がって逃げてきたようですね」 母親「…」 「差し出がましいようですが もう少し、御家族で話し合ってみてはと思いまして」 母親「そういうからには、この娘を納得させる理由があるとでも?」 「恐らく、厳格に、大事に育てられたのだと思いますが もう少し自由に生活させてみてはいかがでしょうか」 母親「というと?」 「彼女ももう子供ではないです 身の回りのことを自分でさせるとか ある程度自由にさせ 社会勉強も身に着けさせるのも必要かと 例えば一人暮らしなどはいかがでしょうか あくまで同世代としての意見ですが だから、縁談の方はもう少し保留してあげてくれませんか?」 母親「その話ならとっくに破談間近なの」 「え?」 母親「助言有難う ほら、深雪。帰るわよ お父さん昨日から寝込んじゃって とりあえず顔見せて安心させてあげて」 深雪「わかったわ」 とりあえずは彼女への「押しつけ」は回避できた それだけでもよかった でもこれで、俺の役目も終わる 思えば振り回されっぱなしだったな 深雪「あの…最後まで守ってくれて ありがとね 楽しかった 声かけてよかったよ ゲームも漫画も面白かったし ピザ、すごく美味しかった」 後ろ髪引かれるのが見て取れる 彼女は力なく笑って 玄関の扉を閉めた +++ 作品において 商用目的での転載、加工 AI学習などへのすべての電子処理を禁止します Reproducing all or any part of the contents is prohibited. |
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コメント | ||
>ふかやんさま 貴方の思いやりは絆の鎖となって、まためぐり合わせてくれることでしょう!(みらくる☆) …やっぱり心配だな。大丈夫だといいけれど。(ふかやん) >mokiti1976-2010さま いいところにお気づきで!この眼鏡 取り返す機会はありそうな… コメントどうもありがとです!(みらくる☆) 眼鏡は吹っ飛んだまま忘れ去られて…っていう事は無いでしょうが。とりあえず、深雪さんが社会勉強とやらの為に主人公君の所に同居とかになったらちょっと面白そう。(mokiti1976-2010) |
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