真・恋姫無双アナザーストーリー 雪蓮√ 今傍に行きます 第4話
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真・恋姫無双アナザーストーリー 

雪蓮√ 今傍に行きます 第4話

 

 

 

 

夢、夢を見ている……

そこは場内の一角……

一人の女性が木の上で酒を飲んでいた

 

「ん〜♪やっぱりお酒はおいしいわね〜♪」

 

「お〜い!雪蓮どこだ〜」

 

(あ!――だ!少しからかっちゃおうかな〜♪)

 

「おかしいな……どこにも居ないぞ?」

 

(ふふふ、そーっと……)

 

「あとどこをさがせばっ――!?」

 

「ちゅ……あら、――結構大胆なのね、私の唇に口づけするなんて♪」

 

(目隠しするだけだったんだけどこれはこれでいいかも♪)

 

「あ……ご、ごめん!」

 

(うふふ、赤くなっちゃって可愛い)

 

「あら、私はうれしかったわよ?――から口づけしてくれたんだから」

 

「そ、それは不可抗力で!後ろを振り向いたら雪蓮が居たわけで……」

 

「――はうれしくないの?悲しいな〜」

 

「い、いや、そんな事ないよ!」

 

「ほんとー?」

 

「も、もちろんだよ!雪蓮見たいな美人な人とキスできたんだから!」

 

「きすって口づけのことよね確か」

 

「そうだけど……?」

 

(美人だなんてうれしいこと言ってくれるじゃない)

 

「んー♪だから――好きよ!」

 

「わ!ちょっと、雪蓮くっ付き過ぎだって!腕に胸が!」

 

「くっつけてるのよ♪もう、恥ずかしがりや何だから」

 

「そ、そんなこと言ったって」

 

「ふふふ♪」

 

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――ジリリリリ……

 

「……ふぁああ〜……眠い……」

 

目覚まし時計のベルで眠たい目を擦り雪蓮が起き上がった

 

「なんかいつもの夢じゃなかったみたいだけど……」

 

「それにしても、なんであの男の子だけ顔も名前もわからないのかしら」

 

雪蓮は首を捻ってみるものの夢の中での出来事なので答えなど見つからず

 

「とりあえず、まだ時間あるしお風呂に入ってさっぱりしてこよーっと」

 

ベットから抜け出し部屋を出て行った

 

「いってきまーす」

 

「はいよ!今日も勉強に励みなさいよ!」

 

「ほどほどに頑張る〜」

 

母親に見送られ学校に向かう

 

転校して来てから丁度一週間が過ぎた、学校にも慣れてきた雪蓮だが……

 

「おはようございます天音お姉さま!」

 

「あはは、おはよう」

 

「きゃー!天音お姉さまに挨拶してもらっちゃったわー」

 

「は、ははは……」

 

そう、なぜか全校に雪蓮は知れ渡ってしまっていた

 

「あはは♪人気者だね雪蓮!」

 

「なんでこんなことになっちゃったのかしら……」

 

雪蓮の肩をたたき笑いながら現れた優未

 

「ほれほれ、見てみなよ、あの憧れの眼差し!もう雪蓮に無中だよ」

 

「はぁ〜」

 

顔に手を当て溜息をつく雪蓮

 

事の起こりは四日前……

 

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「優未」

 

「なに?」

 

「この後の授業の体育ってどこでやるの」

 

「確か体育館だったはずだよ、バスケだよバスケ!庶民シュート!」

 

「なによそれ」

 

「えー知らないの!雪蓮って田舎者?」

 

「……」

 

(グリグリグリ)

 

「痛い!痛い!梅干はやめてー!」

 

「ふん、知らなくて悪かったわね……」

 

「いてて、ほらほら拗ねないでよ〜私が慰めてあげるから〜」

 

「誰が、拗ねてるですって?」

 

「オゥ、ココニハ、イマセンネ!」

 

「……あんた、何人よ」

 

「雪蓮に呆れられた!もう生きていけないーー」

 

「大げさよ!まったく」

 

「まぁ、色々と置いといて、さっさと着替えに行こう」

 

「はぁ、そうね」

 

二人は教室を出て更衣室へと向かった

 

「ところでさ雪蓮」

 

「何よ」

 

「好きな男の子とかって居るわけ?」

 

「はぁ!?居るわけないじゃない引っ越してきたばかりよ?」

 

「そうなんだけどさー、それじゃ、気になることかは?一人や二人居るでしょ!」

 

「そんなの居るわけ……」

 

ふと転校初日に出会った子のことを思い出した

 

「っ!居るのね!気になる男の子が居るのね!誰!誰よ!誰なのよ!」

 

優未は雪蓮の前に立ち顔を寄せてきた

 

「ちょっと!顔が近いわよ!」

 

「いいから教えなさいよ!気になるこっと何年何組よ!」

 

優未が廊下で騒いでいると同じクラスメイトの女子が丁度そこに居た

 

「なんですって!天音様に好きな殿方が居る打なんて!」

 

「ええ!ちょっと!誰も好きだなんて!」

 

「ああ!なんてことでしょう!天音様に好きな殿方が居るだなんて!」

 

「いや、あのだからね……」

 

雪蓮は慌てて訂正しようとしたがまったく聞こえていない様子だった

 

「わかっています!恋愛は我々が口出しできぬこと!ですが!どのような殿方かを見定めぬ限り諦めることはできませんわ!そうですわよね皆さん!」

 

「「もちろん!」」

 

「!?いつの間にこんなに居たの!?」

 

周りを見回すとクラスメート+αの女子の塊ができていた

 

「……なんかすごいことになっちゃったね〜」

 

(グリグリグリ)

 

「あ・ん・た・の・せ・い・で・しょうがーーー!」

 

「痛い痛い!」

 

「ああ……天音お姉さまにグリグリされたいですわ」

 

「「え?」」

 

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雪蓮と優未は声のしたほうを見るそこには色の違うリボンをした女子が居た

 

「優未、あのリボンの色って」

 

「確か一年生のはずだけど」

 

「あ!先日はありがとうございました天音お姉さま!」

 

「先日?……ああ!あの時の!」

 

「はい!あの時は危ないところを本当にありがとうございました」

 

「いいのよ、気にしなくて」

 

「雪蓮、先日って?」

 

「ああ、丁度帰り道の時にナンパ師っていうの?に絡まれてたのを助けたのよ」

 

「はい!それはもう颯爽と現れてちゃらんぽらんな男どもをバッタバッタと!」

 

「いやいや、そんな壮大なものじゃなかったでしょ」

 

苦笑いを浮かべる雪蓮にその一年生は

 

「とんでもない!私には白馬の王子様のよう見えました!」

 

「あ、あはは……」

 

女子生徒の熱弁に一瞬引いてしまう雪蓮を見ていた優未はニヤリと笑い

 

「ふ〜ん、そんなことがあったんだ〜流石、雪蓮だね」

 

「ちょっとなにニヤニヤ笑ってるのよ」

 

「べっつに〜」

 

「やっぱり、天音様はすごいですわ!」

 

「これは会員としてとてもうれしいです!」

 

(ん?会員?)

 

「あ、あのちょっといいかしら?」

 

「はい?」

 

「その会員って何?」

 

「それはもう天音雪蓮ファンクラブですわ!」

 

「なっ!」

 

「やば……」

 

「……ちなみに、会員No1って誰かしら?」

 

雪蓮の額の血管がピクピクと動いていた

 

「天音様の隣に居る音無さんですわ」

 

(ガシッ!)

 

「ひっ!」

 

「優未?ちょ〜っとあっちでお話しようかしら?」

 

雪蓮は目を細めて優未の肩を掴んでいた

 

「ほ、ほら〜早く着替えないと授業に……」

 

「大丈夫よ、直ぐに終わるから、直ぐにね」

 

「ひぇ〜〜」

 

優未が雪蓮に連れて行かれそうなっていた時人だかりの後ろから声が聞こえてきた

 

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「ん?なんやこの人だかりは」

 

「そんなことよりなんで俺まで付き合わないといけないんだよ及川一人で行けるだろ」

 

「ええやんええやん、噂の転校生を見に行こうや〜」

 

(ん?今の声って……)

 

雪蓮は聞き覚えのある声を聞き辺りを見回すと人だかりの後ろの方に二人の男子生徒を発見した

 

「あ、やっぱりあの時の……」

 

「ん?なんや?……おぉ!あれは噂の転校生やないか!えらい美人だな」

 

「だから……ん?あ、雪蓮……」

 

「?なんや、かずピーしっとったんかいな、それならそうと……ぶぉ!」

 

一刀と及川が話しているところに雪蓮の周りに居た女子が一斉に一刀に群がっていた

 

「え!?な、なに?」

 

「ちょっとあなた!」

 

「は、はい!」

 

「天音様とどのようなご関係なんですか!」

 

「天音様?ああ、雪蓮のこと?」

 

「な!天音様を呼び捨てにするなんて!」

 

雪蓮を呼び捨てにして呼んだ一刀に対して怒り出す女子生徒たち

 

「え、ええ!?」

 

「ちょっと、あなたの名前はなんですの?」

 

「あ、ごめん、俺の名前は北郷一刀」

 

「っ!?」

 

先ほどまで攻め立てていた女子生徒たちは一刀の笑顔に一瞬あっけに取られてしまった

 

「なんかみんな止まってない?雪蓮」

 

(ありゃ〜ここでも女たらし発動させちゃうんだ」

 

「そうね、でもこれで収まったかしら?」

 

「それはどうだろうね〜」

 

「え?」

 

そういうと優未は一刀たちの方を見て苦笑いをしていた

 

「あ、あの、どうかしました?」

 

「え?あ……な、何でもありませんわ」

 

「は、はぁ?」

 

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「ま、まあ、天音様を呼び捨てにすることは許しましょう」

 

「?うん、ありがとう」

 

「っ!?」

 

またしても、一刀の笑顔に固まる

 

「あ、あの、俺のこと忘れんといてかずピー……」

 

「あ、及川大丈夫か?」

 

「これが大丈夫なように……ぶは!」

 

起き上がってきた及川は女子生徒によって押し飛ばされてしまった

 

「そんなことより!天音様とはどのようなご関係なんですの!」

 

「ど、どのようなご関係と言われましても……」

 

一刀は困った顔で雪蓮に助けを求めた

 

「どうするのよ雪蓮、あのままじゃ彼喰われちゃうわよ」

 

「喰われるってそんな大げさな……ねぇ、優未?なんかあの子達の目、据わってない?」

 

「だから喰われると……」

 

「はぁ!?それって……っ!?と、とにかく助けないと!」

 

雪蓮は顔を赤くしてすぐさま一刀を助けに行った

 

「一刀こっちよ!」

 

「え、あ、うん!」

 

「あ!天音様が北郷さんを連れて行ってしまいましたわ!」

 

「やっぱり、そういう関係なのでしょうか」

 

「でも、なんだかお似合いですわね」

 

「仕方ありませんね、天音様と北郷さんのことは認める方向で行きましょうか」

 

「そうですね」

 

「異論はありませんわ」

 

女子たちが話を結論付けている横で

 

「わ、わてを忘れんといてかずピー……」

 

「あら、なんですのこの汚い殿方は」

 

「ひど!さっき、人のこと押しのけといてそらないわー」

 

「?北郷さんの他に誰か?一緒に居ましたか皆さん」

 

「いいえ、見ていませんわ」

 

「だそうですよ」

 

「うう、ひどいあつかいやわ〜、かずピーだけいい思いして」

 

「ちょっと、北郷さんをそんな呼び方で呼ばないで下さる?」

 

「へ?だって、かずピーは、かずピーやし……」

 

「……」

 

「は、はい、ごめんなさい、かずピーとは呼びまへん」

 

「よろしい、では私たちも次の授業の準備をしましょう」

 

そういうとその場に居た女子生徒たちは各々教室へと戻っていった

 

「俺、まさに踏んだりけったりやないか……」

 

その場で力尽きる及川であった

 

「……ご愁傷様、さて、雪蓮たちを探しに行かないとね」

 

(上々って所ね)

 

優未は微笑みながら雪蓮たちが走って行ったほうへ歩いていった

 

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「はぁはぁ、ここまで来れば大丈夫かしら」

 

「う、うん、来てないみたいだね、ありがとう雪蓮助かったよ」

 

「別にいいのよ、あのままだと大変だったのは一刀のほうだったのだから」

 

「うん、それでもありがとう」

 

「っ!だ、だからいいって言ってるでしょ」

 

(その笑顔は反則よ、まともに顔が見れないじゃない)

 

雪蓮はそっぽを向いて顔が赤くなっているのを隠した

 

「それよりこのあとどうやって戻ろうかしら」

 

「え?普通に戻ればいいんじゃないの?」

 

「一刀……あなたね、さっきの状況見てそんなことよく言えるわね?」

 

「え?え?」

 

「はあ、なんでもないわよ」

 

(ほんと鈍感ね、あの状況じゃきっと一刀を私の彼氏と間違えられているに違いないわ……彼氏?)

 

とたんに顔を真っ赤にさせる雪蓮

 

「?どうしたの、雪蓮」

 

「な、なんでもないわよ!」

 

「でも、顔赤いよ?もしかした調子悪いの?」

 

「だから、なんでもないってば!」

 

一刀は心配そうに雪蓮に近づき額に手を当てる

 

「っ!?」

 

(め、目の前に一刀の顔が……)

 

「やっぱり、少し熱っぽよ、本当に大丈夫?」

 

「だ、大丈夫よそ、それより手どけてくれないかしら……」

 

「あ、うん」

 

(はぁ、なんで私こんなにドキドキしてるのよ、まあ確かに顔はそれなりにいいし、優しいけど……って、なに言ってるのよ私は!)

 

一人、悶々としていると後ろから

 

「あ、こんな所に居たー」

 

「ひゃ!」

 

「ひゃって、雪蓮随分と可愛い悲鳴あげるのね」

 

「ゆ、優未!?なんでここに!?」

 

「なんでって酷いなー折角探しに来てあげたのに」

 

「そ、そう……」

 

「で?」

 

「で?ってなに?」

 

「その男と子は本当に雪蓮の『彼氏』なの?」

 

「な!?」

 

「ええ!お、俺が雪蓮の彼氏!?」

 

「ば、!そんなわけないでしょ!」

 

(っ!?)

 

雪蓮は胸がチクリとするのを感じた

 

「本当かな〜えっと北郷くんだっけ?どうなのそこんところは?」

 

「う、うん、そうだけど、雪蓮とは始業式の時初めてあっただけで遅刻しそうだったから抜け道教えただけだよ」

 

「ん〜北郷くんは嘘つかなそうに見えるからきっと本当なんだろうけど……一つ教えて欲しいことがあるの」

 

優未は真剣に一刀の顔を見つめた

 

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「ちょっと!なに聞くつもりよ優未!」

 

優未は雪蓮の言葉を無視するかのように一刀に問いかけた

 

「そ……」

 

「そ?」

 

「その、抜け道私も教えて〜〜〜」

 

「「はあ?」」

 

一刀と雪蓮は間抜けな返答しか出来なかった

 

「だって、この学校遅刻すると反省文書かせられるんだもん!ね?いいでしょー」

 

「えっと、ごめん、無理かな」

 

「え〜なんでなんで〜雪蓮には教えてなんで私はダメなの〜」

 

「んーなんでだろう、よくわからないな、でもごめんね、あんまり教えたくないんだ」

 

「そっか〜、まぁ無理に聞き出そうとは思わないけど、残念だな」

 

「優未あんたねぇ……」

 

雪蓮は頭に手を当ててうな垂れていた

 

「でもそっか〜雪蓮と北郷くん二人だけの秘密の場所か〜なんかうらやましいな〜」

 

「「な!?」」

 

二人そろって顔を赤くする

 

「な、なに言ってるのよ!そんなんじゃないわよ!」

 

「そ、そうだよ!」

 

「いやいや、言わなくてもわかるよ、それに、廊下で叫ぶのは如何なものかと思いますよ、雪蓮♪」

 

「あ……」

 

今の状況を思い出しうつむく雪蓮

 

「さ、戻ろって早く着替えよ、授業に遅れるよ」

 

「ええ、それじゃ、一刀またね」

 

「うん、またね」

 

「あ、そうそう、北郷くん」

 

「はい?」

 

「さっきの場所で一人倒れてるメガネの男の子がいたけどいいの?」

 

「ああ、及川ですね、大丈夫ですあれくらいじゃ死にませんよ」

 

「そう、ならいいけどね、あ!それと私のことは優未って呼んでね」

 

「わかりました、優未先輩」

 

「ん〜今はそれで妥協しとくか、それじゃ、この後頑張ってね〜」

 

「?はい」

 

優未と雪蓮は来た道を戻っていった

 

「ちょっと、頑張ってねってどういうことよ」

 

「ん〜それは雪蓮にも言えることだから雪蓮も頑張ってね」

 

「ちょっと!どういうことよ!」

 

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「……こういうことだったとはね」

 

「そりゃーあんな場所で人騒動あればわかっちゃうでしょ♪」

 

「はぁ、だからって……」

 

二人が話していると一人の女子生徒が近づいてきた

 

「あ、あの天音お姉さま!こ、これを受け取ってください!」

 

「あ、ありがとう……」

 

「そ、それでは!……きゃー天音お姉さまが受け取ってくださいました〜♪」

 

「は、ははは……」

 

「下級生に人気ね、天音お姉さま♪」

 

「あんたね……殴るわよ」

 

「いた!殴った跡に言わないでよ!」

 

「ふん、自業自得よ」

 

「いつつ〜それにしても雪蓮は下級生にそして……」

 

優未は後ろを見ると一人の男子生徒に目を向けた

 

「お、おはようございます北郷さん!」

 

「あ、うん、おはよう」

 

一刀は挨拶をしてきた女の子に笑顔で答えていた

 

「ああ、今日も一日いいことがありそうですわ」

 

挨拶をしてもらった女の子は頬を染めて一刀を見つめていた

 

「北郷くんは年上キラーなのかしらね、3年生に結構人気が出てきちゃったみたいだけど」

 

「さ、さあ、私には関係ないけどね」

 

「ほんとに〜?本当は一緒に居たいんじゃ……いた!」

 

「だから、殴るわよ」

 

「殴った跡に言わないでよね、もうこれ以上バカになったらどうするのよ」

 

「知らないわよ、そんなこと」

 

(……なにかしらこの感じ、胸の奥がチクチク痛くなる感覚はこんなの初めて)

 

一人、自分の思いに戸惑っている雪蓮

 

「……」

 

それを見つめている優未はどこかうれしそうに笑っていた

 

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葉月「このお話も第四話まできました、これも皆様のおかげです、ありがとうございます」

 

雪蓮「そうね、ところでこのお話って本当にハッピーエンドで終わるの?」

 

葉月「もちろん、そのつもりですよ、じゃなきゃ雪蓮√なんて書きませんからね、私、個人としても雪蓮には幸せになってもらわないたいですから」

 

雪蓮「ならしっかり書いてね♪一刀とのあーんなことやこーんなことをたくさん!」

 

葉月「一応言っておきますが、これは全年齢向けなので成人向けなんて書きませんよ」

 

雪蓮「えーなんでよー書きなさいよ、この小覇王である私が許すから!」

 

葉月「いくら呉の王様でも運営者には勝てませんなので、無理です」

 

雪蓮「ちぇーつまんなーい」

 

葉月「そう言われましても……あ、そうそう、今日はもう一人ゲストが居ます」

 

雪蓮「……無理やりな方向転換ね、まぁいいわ、で、誰なの?」

 

葉月「今回踏んだり蹴ったりの及川さんです」

 

及川「踏んだり蹴ったりちゃうわ!」

 

雪蓮「?こんなやつ出てたっけ?」

 

及川「ひど!この人酷いで!葉月はん!」

 

葉月「まぁ、登場して数行で吹っ飛ばされてますからね」

 

及川「それを書いたのはあんたやろ!」

 

葉月「私の中で及川はそういう位置づけですから我慢してください」

 

及川「ひどいわー、そう思いまへんか、雪蓮はん」

 

雪蓮「誰が、私の真名をあんたに許したのよ」

 

及川「え……」

 

雪蓮「今ここで叩き切ってやる!」

 

及川「ちょ!葉月には許してわてはダメなん!?」

 

雪蓮「当たり前を葉月はこれでも作者だからね」

 

葉月「これでもって……」

 

雪蓮「さぁ観念なさい」

 

及川「誰が観念するかいな!逃げるが勝ちやで!」

 

雪蓮「そうは行かないわ!明命捕まえなさい!」

 

明命「はい!お覚悟を及川殿!」

 

及川「ひえーなにこの子!足速すぎやろ!」

 

葉月「……まぁ、彼女らはほって置いて、では、皆さん!また次回をお楽しみください」

 

説明
第四話になります
段々と一刀を絡めた話になっていきます
楽しんで読んで頂ければ幸いです
注意)大阪弁?がわからないので結構想像で書いています
2009/12/08:誤字修正
2010/07/11:喋り方修正
2010/11/14:誤字修正
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
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コメント
12様>誤字報告ありがとうございます!(葉月)
7P 「やっぱり、少し熱っぽよ」→「やっぱり、少し熱っぽいよ」(12)
サーメット様>誤字報告ありがとうございます!(葉月)
4P 「…颯爽と現れちゃたんぽらんな〜」→「…颯爽と現れちゃらんぽらんな〜」(サーメット)
nameneko様>読んでいただければ分かると思うのでここでは秘密です(葉月)
優美の立ち位置ってなんすか(VVV計画の被験者)
PON様>確認しました。私が間違ってますねorz 及川の一人称は「俺」でした(葉月)
…そうでしたっけ?これはマズイ。ちゃんとプレイしたんだが忘れてたんだろうか、だとしたら俺すごく恥ずかしい奴ですね。すみません。(PON)
PON様>あれ?及川って自分の事「うち」って呼んでませんでしたっけ?しまった。調べ不足だったかもorz(葉月)
ひょっとしたらネタなのかもしれないですがなんで及川が自分のことをうちなんていってるんでしょうか?(PON)
鈍感は一刀の基本装備ですからw(ブックマン)
不憫やなぁ及川(雄)
なんか一刀くんの魅力スキルがたらしのレベルを超えているような・・・雪蓮は学生モードだとスタイルどんな感じなんだろ?(まーくん)
やっぱり雪蓮はサイコー!!!!とても面白かったですww続きも楽しみに待ってます!!(雪蓮の虜)
及川・・・可愛そうに・・・(ノ▽`)(Nyao)
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