堅城攻略戦 第二章 仙人峠 11
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「君らが何もする事無く帰還し、骨折り損だったぞ三流軍師、と文句の一つも言ってくれる状況が一番望ましいのだがね」

 鞍馬が、仙人峠攻めに関わる人員を集めて行った作戦会議の中で、冗談めかしてそう口にした後、表情を改めてから、仙狸とおゆきに真剣な顔を向けた。

「今回の任務で、君達二人の役割が実は一番難しい、麓から山の状況を察知し、必要な時に動かねばならないが、私からはその判断をする為に提供できる情報は大して無い」

「大して無いという事は、多少はあるという事じゃな」

 仙狸の言葉に、鞍馬は頷き、堅城周辺の絵図を開いた。

「本当に多少で申し訳ないんだがね」

 すんなりした美しい指が、堅城から仙人峠へと指を動かす。

「事が動く時、ここを本来の地脈のあり様からは外れた力が通る筈だ」

 その指の動きを見ていたおゆきが、僅かに顔色を変えた。

「ちょっとまって、それ『龍の背骨』よね……敵は地脈や龍脈の力まで操る事ができるっていうの?」

 山神たる彼女本来の姿のように、山の天候や地形をすら操り、自分たちを排除すると?

 おゆきの言葉に、鞍馬はにやりと笑った。

「流石に名高い山神だ、話が早くて助かるよ」

 そう口にしながら、鞍馬の指が二つの地点、堅城と仙人峠の間を繋ぐ尾根の上を行き来する。

「敵の力は侮れない物が有るとは思っているが、山神たる君のそれに匹敵する輩はそう居ないだろう、だが、そこまで行かないにしても、何らかの形で地脈の力を利用している可能性は高い」

 それも、かなり高度な呪術を用いてね。

「そう判断した理由は?」

 仙狸の問いに頷き返し、鞍馬は口を開いた。

「あの膨大な数の亡骸に力を供給し指示を与える為に、他の方法や力の導線ではあの動きを実現するのは困難だからだ」

 あの一体一体が自我持つ妖や亡者ならば、統率するのはほぼ不可能、逆に、単純に本能に任せ人を襲い血肉を食らう幽鬼の類として蘇らせたとしても同様に統率は取れない。

 その言葉に、ふむ、と仙狸は何か考える様子で言葉を返した。

「奴らが優位にありながら追撃を止めた理由としては、その辺りが理由ではないかと、わっちらも考えはしたが確証は無かった……軍師殿は今少し具体的にそう考えた理由の察しが付いとるんかの?」

「確証とまでは言えないが、連中が堅城の周囲から動かない理由も考えると、確度が上がるとは思っている」

 ふぅ、と珍しく鞍馬が気乗りのしない表情を、その整った顔に僅かに浮かべる。

「骸骨兵団が守る範囲は、その凡そは織姫君たちの偵察で判明している」

 ここだ、と鞍馬の指が堅城を中心とした、緩やかな弧を持つ半円を描く。

「地図上で括って可視化してみると判るが、これは落城前に城の二の丸、三の丸があった場所に大体重なる、つまり、最初から堅城を守る地として区切られ、整えられ、ここを守るために多くの人が駐留していた場所」

 鞍馬の言葉に、術の心得がある式姫たちの顔が、何かに思い当たったか、一様に嫌悪の表情にしかめられる。

「その土地が持っていた大本の在り様と、元々があの領域を守るために存在していた兵の骸を縛り付けて、連中を操ってるって事?」

 外道だね、という嫌悪の響きを隠さない吉祥天の言葉に、織姫が傍らで頷く。

「ええ、大本の存在が持っていた本然を醜悪に歪めた外道の業……けど、嫌らしいが呪術の理には適ってる」

「そういう物」と規定されて存在していた事物は、それに沿った力と桎梏を有す……この場合は、城を守る領域として規定された地と、そこを実際に守っていた軍兵という、二つの在り様を巧妙に歪めて両者を縛り付け、侵入するものを排除する呪術として利用している、という事になる。

 幽霊が恨みを残して自分が果てた地に出るのと理屈は同じ、深い恨みや無念を残した死者の時間はそこで止まり、最後の願いを求め続ける。

 あの城を守り、そして果てた骸と魂は今でもその地を守り続けている、誰から守るのか、何を守るのか、誰からその命令を受けているか……その全てを喪ったまま。

「だが、いかに理に沿った力を行使しているにせよ、彼らをあの地に縛り、命令を与える力は膨大なものが必要になる、その力の源は……」

 鞍馬の指が北の廃坑後から堅城、そして仙人峠へと辿っていく。

「この雄大に世界を区切る山脈、そこを流れる龍脈の力だ……そして敵はその中央に建てられた堅城の存在を要として使い、大いなる地脈の力を制御している」

 堅城の前の空間に、骸骨兵団を展開し、それを維持する力も、その大きな呪術的防衛線の一つの現われに過ぎない。

「判りやすく言えばね、あの山脈は、君たちが集う『式姫の庭』のような物だ、そしてあの城とそこに巣食う輩は、庭に聳える大樹と主君の役割を果たしているのさ……いわばあれは『妖の城』といった所か」

 その護りが堅固なのも、頷けるだろう。

 鞍馬の考えた事の片鱗はそれぞれの式姫でも掴みかけてはいた……だが彼女の理路整然と全体を俯瞰し、纏めた見解は、式姫たちの中でつかみ切れていなかった敵の在り様に関して光を当て、一定の理解を進める物だった。

 だが、それは同時に敵の意図のおぞましさと、手ごわさを式姫たちに突きつける物でもあった。

 嫌悪に顔をしかめる一同の中で、紅葉御前がやりきれなさそうに頭を振った。

「あのホネ共はさしずめあたしらって事かい。 にしてもあちらさんは真面目なこったね、酒も給金も出ねぇんだから手を抜けば良いのに」

 紅葉のぼやきに、織姫が沈鬱な表情を返す。

「生前の記憶や行いが残っているかは知らないけど、あの城の兵隊さんは城主含めてとても評判良かったのよ、鉱山からの稼ぎが良い土地だったのも幸いして、ちゃんと給金出して雇った兵で組織されていて、訓練や軍規も行き届いてたわね」

 掘り出した鉱石や精錬した地金の運搬時の護衛についてくれた際に何度か対応したが、大体において誠実かつ真面目で、ありがちな袖の下の要求すら無かった事に感心した物。

「そうそう、略奪なんてやるような不心得な連中は稀にしか居なかったし、居ても直ぐに捕縛されて処断されてたもんね、街道の警備も行き届いてたからこの辺の往来は安全だって事で、この宿場町も、こんな時代だってのにこれだけ栄えてた訳だし」

 織姫と吉祥天の発言に何人かの式姫たちが同意するように頷くのを見た鞍馬は小さくため息をついた。

 あの堅城の城主は、治安こそが人を集め、人の集まりは富を生み、その地に広く行き渡る富こそが安定した国力の基(もとい)となる、そういう大きな流れを認識した上で施策を行い、一定の成果を収めていたという事。

「皆の話を聞く限りではかなり理想的な軍と領主殿だったようだな、共闘出来ていれば随分こちらも楽になったろうに、それが今や失われた現状は惜しいとしか言いようがないね」

 逆に、それだけ理想的な統治が為されていた国だっただけに、そこを守ろうという妄執もまた強いという事なのだろうか。

 不幸なことだ。

 そう呟いて、鞍馬は表情を軍師のそれに戻した。

「このような感じで、私なりに集めた情報やここまでの敵の動きから、その意図や計画を想定した上で、今回の仙人峠攻略作戦は立案されている、という事を先ず頭に留めて置いて欲しい」

 その言葉に、仙狸が得心行ったという様子で頷いた。

 この軍師殿はこうやって皆に考えさせつつ、状況と課題の共有を図ろうとしとるんじゃな。

「なるほどの、少々危険な所が見受けられる計画じゃとは思ったが、敵が防御にその力を使うように仕向ける為には必要な誘いという事か」

「そして、仙人峠を敵が守ろうとする時、最初に龍の背骨、つまり龍脈伝いに力と命令が出される、それに注意しろって話に繋がるわけね」

 まどろっこしいわね、そう小さく呟いたおゆきは若干不満げではあるが、こちらも自身の任務の内容を理解したらしい彼女の顔を見た鞍馬が頷く。

「その通りだ、相手と正面から四つに組む力がない以上は、敵の虚を突きひっくり返すしかない……だが、敵がその力の通り道として、あの山脈のどこを使うか、大きく当たりは付いているが、その細かいところまでは、実際に使わせるまで判らない、君たち二人の任務が今回一番難しいというのは、敵の動きを察知し、即応して貰う必要があるからだ」

 そのやり取りを聞いていた一同の中から、緊張に息を飲む音が微かに響く。

「それってつまり、あの山を攻める部隊は、あの骨みたいな連中の相手を一時は引き受けて、おゆきと仙狸が動く時間を作る必要があるって事だね」

 紅葉の念押しに、鞍馬が頷く。

「然り、それが出来る人選をしたつもりだがね」

「期待してもらってありがたい話だけどね」

 そりゃ、中々にしんどい話だね。

 そう言って腕組みした紅葉御前に向かい、鞍馬は頭を振った。

「ただ、私はあの骸骨兵団のような、こちらを攻撃し、排除しようとする類の守備を敷いている可能性は低いと思っている、どちらかといえば、君らがあの山を制圧するのを妨げる事を主務とした、防御に優れた力を持つ存在を使うはずだ」

「ふむ……」

 そう呟いて、鞍馬の発言に何か考える様子を見せる仙狸を見て、鞍馬は説明の要を感じたのか、言葉を継いだ。

「根拠はいくつかあるが、先ほど私が説明したような呪術は、使うにしても相応の制御力が必要になる大いなる術だ、であれば、主たる城を護るための力を残す意味でも、仙人峠にまで式姫という戦力を殲滅するほどの力を割くのは合理的ではない、制圧されるのを防ぎ、敵に敗北感だけ与えればそれで済む程度の守りに留めるだろうと、私は考えている」

 持てる力を分散して良い事は無い……という程度は弁えて居る敵だろうからね。

「確かにの、ここまで見た中で透けて見える相手の狡猾さと知力を考えれば、戦場の規模や重要性を考慮せず常に全力を投入する、などという不合理な用兵はせんか……」

 それはそれで厄介な話じゃがな。

 ため息交じりの仙狸に、紅葉御前も微苦笑を返す。

「ご尤もだね、とはいえ、今こちらから見えてる以上の、何らかの敵があの険しい山にひょこりと出てくる、そう軍師の先生はいう訳だ」

 何が出てくると思ってんだい?

「そうだな、この先は私ならこうする、という話になってしまうんだが、それ程的外れでは無いとは思う」

 君たちに抵抗しうる力を有している、山に出現しておかしくない存在とすると、選択肢は自ずと限られる。

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 その光景を眼前にしたおつのは、自身が今見ている物を信じかねたように目を瞬かせた。

 上空から俯瞰していた彼女には、堅城の方角から、山頂を目掛けて稜線を一息に流れ来ったおぞましい力の流れがはっきりと見えた。

 そして、その力に呼応し、ゆらゆらと呼び起こされた炎。

「陰火(いんか)」

 本来であれば、夜に墓所などで一つ二つが朧に炎を灯すだけの鬼火。

 死者が冥府に下るまでのほんの数日、名残を惜しむように現世を彷徨う魂の放つ幽かな光。

 稀には、現世に執着を残した人がその魂の火を灯し続ける事もあるが、そうある話でもない。

 だというのに……それが、こんな大量に。

 死者の気が霊山を満たし、今や、冥府もかくやという瘴気が周囲に満ちる。

「なんて真似を……なんでこんな事が出来るの」

 さしもの彼女が言葉を失う。

 いや、意図的に口を閉ざした。

 今、感情のままに口を開けば、どれ程の呪詛を放ってしまうか、そして、彼女程の大天狗が呪いと憎悪に満ちた言霊を世界に放つ時……それがどれ程世界と、そして自身の魂を汚し、歪めてしまうか。

 それを知るおつのは、口を閉ざし、己の気を鎮めた。

「……鞍馬ちゃん、ちょーっと予想が外れたよ、これは割と私たちでも危ないねぇ、まったくもー、大天狗ともあろーものがぽんぽここんこんともふもふ遊んでるから、殺伐とした戦の勘が鈍っちゃうんだよー」

 ややあってから、彼女は少し冗談めかしてここにいない人に向けて呟いた。

 とはいえ……だ。

 鞍馬を揶揄するような呟きをしたおつのだったが、彼女の読みが、その根本は外していなかった事も、同時に理解していた。

 彼女が見誤ったのはそう、敵の邪悪さと、その術の現れ方の違い。

 敵が堅城に居ながらにして、この南北を貫く山脈を融通無碍の防衛線として使おうとしており、それを実現する術の構造の大まかな所は彼女の予見が正しかったことを示している。

(私のこの想定は最悪時のそれだ。 もし敵がこの構想の下、これだけの術を苦労してまで広域に張り巡らせるだけの視野と見識があるとしたら、それは容易ならぬ相手であるという、何よりの証明という事)

 私と五分か、ひょっとしたらそれ以上の……。

 謙遜、とはとても言えない重い声は、それが主観を排除して冷静に導き出された敵への評価である事を、嫌でもそれを聞く者に突きつける。

 そして今、おつのが目にしている光景は、鞍馬の最悪の想定が現実の物であった事を示している。

「けど、私たちに利する所もある」

 この炎に包まれた山の姿は、仙狸とおゆきに山の異変を否応なしに知らせてくれるだろう。

 ならば、私が為すべき事は一つ。

 おつのが睨み据えた先、陰火を無数に纏い付かせ、生き残った三つ足烏がぎゃあぎゃあと狂ったように鳴き声を上げながらその上空を旋回する、注連縄を張られた山の頂。

 鞍馬と相手の軍師が互角に近いというなら、後は私たちが軍師の考えをどの位実現できるか、その勝負に持ち込める筈。

 後は、私たちが応える番。

「この祭祀場は、私が制す」

 ご主人様、そしておゆきちゃん、信じてるよ。

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「……どうやら、私も随分と鈍っていたようだ」

 仙人峠を見据えていた鞍馬の眉間に、珍しく深い皺が刻まれている。

 鈍っていたのは、相手の手筋を読む思考だけではない。

 人という存在が、信じられぬ精神の高みを見せると同時に、その反対、底知れぬ邪悪さを示す存在である事への洞察もまた、鈍っていた。

 この光景は、敵が彼女の想定を超えて邪悪な存在であった事の証明。

 彼女の見込みでは、山という足場の悪い土地、さらに領域が広大である事を考えると、少数の式姫を迎え撃たせるなら、実体は薄いが広域を覆う妖、例えば力の弱い霧怪を三つ足烏のように操って、一時的に龍脈を通じて力を送り込んで仙人峠全域を霧に包ませつつ、こちらを分断し排除する、その辺りでは無かろうかという物だったのだが。

 まさか、陰火を……人の亡魂を、しかも仙人峠を覆い尽くす程に展開するとは。

 あの仙人峠を覆いつくす、成仏できずに彷徨う人々の魂。

 普通に考えて、これだけの亡者の魂が成仏せずにこの世界に留まっている事はあり得ない……おそらく、堅城落城時に命を落とした領民の、幾千という魂を堅城の何処かに作った結界か何かで拘束しておき、敵が攻め寄せて来た事を三つ足烏の偵察隊にて察知したら、その地に地脈を通じて、この亡魂を送り込む。

 その為に人の亡魂の尊厳を踏みにじり道具のように扱う……か。

 確かに大きく括って見れば、敵が対応困難なほどの数の死人を不意打ちで襲い掛からせて、数の力で圧倒するという方針は堅城前の骸骨兵団と何ら変わらず一貫している。

 しかも、仙人峠のような逃げ場の少ない地であれば、細かく操り、統制の取れた動きをさせる必要もない。

 その地を満たすだけの数を送り込み、後はその正気を失わせ、命有るモノを襲うように仕向けさえすれば良い、対抗しようとすればいかな式姫でもいずれその数の前に力尽きるし、逃げるならその地を守るという目的は容易に達成できる。

 そして、何より実体無き陰火には、地形を気にする必要がないという利点もある。

 なるほど、この峻険な仙人峠を守らせるなら、確かに一番向いてはいる。

 補充が容易で、訓練を施したり、糧食を用意する必要もなく、休息も恩賞も不要、地形も何もお構いなしで、手持ちの全数を戦力としてそのまま数えられる。

 あの堅城を守る骸骨兵団もそうだが、人を指揮した経験のある者ならば、これは確かに誰もが一度は夢見る軍の姿ではある。

「敵は有能な相手のようだな……合理的で無駄がない」

 静かに抑えた声、だがその中に、どうしても消しきれない怒りが滲む。

 確かに、戦に勝つ、その一点をのみ追求するなら、この軍団は理想的。

「敵の軍師よ、私は君のその手段を、効率という一点に於いては正しい事は認めよう……だがな」

 鞍馬の透徹した瞳が、亡魂の炎に包まれた仙人峠に向けられる。

「それは、小児の賢明さなのだ」

 君のその鋭いだけの知の刃は、確かに様々な物を容赦なく切り裂けるのだろう、それが心地よいのだろう。

 自分にも、覚えがある。

 己という刃に何が切れるのか、何を切るべきか、何を切ってはならぬのか……それを見失った、世界を傷つける凶刃。

「その刃……私が折る」

説明
「堅城攻略戦」でタグを付けていきますので、今後シリーズの過去作に関してはタグにて辿って下さい。

内容不備があり、一時投稿を非表示にしていましたが、修正完了しましたので、公開に戻しました。
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コメント
OPAMさん ありがとうございます、今回の話だと、鞍馬自身にもある程度、この戦に対する個人的なモチベーションを持たせたかったのですが、そこまで見て頂けてて本当に嬉しいです。(野良)
たしかにすでに死んでいる兵士なら理想の兵たち・・・それに対して下手な人間よりも人間臭い庭の式姫たち。それぞれ対照的な存在とそれを指揮する軍師もまた対照的。まだ序盤(だと読んでいる感じでは思いました)の段階でそれぞれの立ち位置をはっきり見せたうえで冷静な鞍馬さんに宣戦布告な熱いセリフを言わせるあたり、これからそれぞれの想いを込めた激しい展開になるのだろうと期待しています。(OPAM)
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