?24 涙星行進曲 |
説明 | ||
「今はこっそり活動するべきかも 親御さんに反対される危険もあるから」 深雪「・・・もし、ばれたらどうするの? 自分でも勝手な行動だってわかってるんだ でも、でもね」 「ま、その時は俺が説得するよ 今度は俺が殴られてもいいから やりたいんなら、精一杯やればいい」 正直、そんな重くは考えてなかったし 何とかなるだろう位の程度での発言だった しかし、その言葉を言った途端、彼女は泣きだしたのである 深雪「う、嬉しい」 ぼそりと呟いた 深雪「私は女優になりたいの ここで数日レッスン受けて その気持ちは強くなっていったわ でも言ったら絶対反対されると思ってたの いつも言ってるでしょ 自分は安定した仕事に就きたいって 私の夢は、それと真逆だし」 「大切なものの重さなんて 自分にしかわからないから」 泣きながら彼女が頷くと。いつの間にか周りをお仲間が囲っていた 女A「見てみて、彼氏が泣かせてる〜」 女B「別れ話だって 絶対」 女C「でもさっき会えなくて寂しい。って言ってたし」 女A「深雪の演技だったりして」 女B「喜怒哀楽の表現、うまいからなー」 深雪「違うわよ!」 様々な誤解や推測を経て、彼女のレッスンも終わった -帰り路- 「凛花さんには、ちゃんと話しておくこと」 深雪「わかったって」 「それにしても意外だったよ、行動力あるよね」 深雪「才能ないって言われたら、きっぱりやめるつもりだったの でも、みんな評価してくれて 小さな頃だけどね、家族で歌ったり、踊ってたりしてたな〜とか 楽しかったことも思い出したりして でも、お母様って踊りの家元なのに、音痴なんだよ」 くすくすと笑うと、俺の手を握った 深雪「彼女設定。なんだよね」 「え?」 深雪「だったら今日一杯、ほらほら、デートっぽく」 感謝の現れなんだろう 上機嫌な彼女と俺は家に帰ったのだった (続く) +++ 作品において 商用目的での転載、加工 AI学習などへのすべての電子処理を禁止します Reproducing all or any part of the contents is prohibited. |
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コメント | ||
>ふかやんさま 貴方が彼女の人生を、運命を変えていく! それはきっと彼女にとって明るいものに違いないです この件でも感謝一杯に違いないですから(みらくる☆) >mokiti1976-2010さま いずれは見つかる…その時まで何か結果でも残しておけば、援護射撃にもなるかな。と(みらくる☆) 彼女に手を引っ張られた時は驚きはしたけれど…その顔は、まぶしいほどの笑顔だった。(ふかやん) …とはいえ、何時までも秘密というわけにもいかないでしょうし、遠からず御両親に話さなければならないかと(mokiti1976-2010) |
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