ムカシアミバネム
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説明
六枚の羽というと熾天使を思い浮かべるが、石炭紀に三対六枚翅の昆虫なら実在した。メゾサイロス(ムカシアミバネムシ)だ。翅をひろげると50cm以上ある昆虫で、石炭紀の虫達が巨大化したのは酸素濃度が高かったからと言われている。山火事も消えなかっただろう。では酸素が濃ければホントに生物は巨大化するのだろうか?研究者が言うには 酸素は毒でもあるので濃すぎて危険な酸素から身を守る為に虫の幼虫は身体を大きくするしかなかったという意見(体積あたりの表面積を小さくする)だ。そのずっと後、白亜紀後期にも 低下していた酸素濃度は30%くらいまで高まったようだが じきに大絶滅が起きているので 本当に虫たちが酸素で巨大化するのかは良くわからない。しかし、アリゾナ州立大学の実験では酸素濃度を今より15%増やすと(酸素濃度を30%にする) トンボが15%大きくなっている。因みに 水中の場合には酸素ではなく、二酸化炭素濃度を高くすると 海洋性の甲殻類が巨大化する結果が出ている。(ノースカロライナ大学のロブスター)そういえば、石炭紀の二酸化炭素濃度は低く、白亜紀の二酸化炭素濃度は高かったようだ。調べたが白亜紀に巨大な甲殻類が居たのかは不明だった。恐竜が全盛のジュラ期は「酸素が薄く」、二酸化炭素が濃くて植物は恐竜に食い尽くされても直ぐに育つ環境だったようだが、次の白亜紀は「空気自体が物凄く濃かった」みたいだ。よって巨大な恐竜に酸素の濃度は関係無いと思われる。逆に「空気の薄い」上空を飛べる鳥の肺は恐竜の肺の機能を受け継いでいるらしい。白亜紀の海中の酸素や二酸化炭素濃度も濃かったと考えられるが巨大な甲殻類の話は聞かない。みんな酸素だけ二酸化炭素だけ切り離して考えてるけど どうなんだろう?空気をそのまま濃縮したらどうなるのだろうか?気圧の高いカプセルで何世代も飼育し続けたら巨大化するのだろうか?結局 白亜紀は大絶滅がおこり哺乳類の時代になったけどね。結局 生物は他にも水素濃度等の多くの要素が関係しているので、酸素が濃ければ生物が巨大化するという単純な話は無いのだろう。
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