空調付防護服
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説明
風邪をひいて高熱が出たあと 肌がガサガサになったことはあるかい? それはタンパク質が42℃で変性してゆくからだ。コラーゲンの鎖が切れて壊れたのだ。 料理はそのタンパク質の変性を利用する。50℃~60℃で低温調理のローストビーフが作れる。 60℃~70℃でタンパク質が緩やかに固まり温泉たまごが作れる。 70℃~80℃が長時間続くとコラーゲンがゼラチン化してトロトロの角煮が出来る。 これは料理だけの話じゃなくて人間の体も同じだ。つまり 気温が高かったり、体温が高いとタンパク質が変性するから危険なのだ。この夏は 今のところ、スペインのカタルニアで45.3℃、イタリアのシチリア島は46℃以上、ポルトガルのサンタレンが46.4℃、アメリカのデスバレーは48.9℃ そして中国のトルファンは なんと52.2℃もあった。 熱中症どころではない。お肌のコラーゲンがメチャクチャでお化粧ののりが悪いのよー  っていう程度では済まない。こんがり焼けましたー が健康的ではなくなり、ホラーになる。低温調理のローストヒューマンが出来上がりだ。地球は たかが暑いというだけで命懸けになってしまったのだ。これからの時代は外出時に空調付防護服を着たほうが良いようだ。そのうち宇宙服が必要になるかも知れない。
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