スピノサウルス
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説明
道具を使えない動物が 環境に適応するためには 自身の身体を変化させるしかなかったのだろう。そして同じ環境に適応すると 別の種でも似たような形になる。収斂進化だ。スピノサウルスの昨年書き換えられた予想図を見て、僕は 直ぐに水中に適している形だなと感じた。インドガビアルのような口。鵜やペリカンを思わせる喉。バショウカジキのような四角っぽい背鰭。貧弱な四つ足。縦に幅広い尾。学者はいろいろな説を唱えているようだが スピノサウルスの見た目は素人の僕が見ても フィッシュイーターでワニやカメのような水中生活者で間違いないように思えた。インドガビアルの細長い口は 高速で泳いで魚を捕食するのに適しているそうだ。尖った歯はぬるぬる滑る魚を咥えて逃がさない為のもので、咬みちぎるものではない。鳥のように捕まえた魚はそのまま飲み込んだと思う。何でも丸呑み出来そうな喉だ。バショウカジキの背鰭は高速で泳ぐ時はたたみ、開くと水中で急ブレーキをかける機能があるらしい。貧弱な四つ足は陸上では頼りないが 逆に水中なら抵抗が小さいので泳ぎのじゃまにならない。尾は小舟の櫓そのものだ。強力な推進力を得るだろう。さらに首が長いと云うことは可動域が大きいから素早く泳ぐ魚を捕まえやすいと思うのだ。やはりティラノサウルスと戦うことは無さそうだ。テリトリーが違いすぎる。スピノサウルスは淡水や汽水域の比較的浅い水辺ではクロノサウルス等がいないから無敵だったんじゃないだろうか。
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