DESTINY OR FATE-運命の輪 第八話
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ハインは着々とヒエンとの結婚の準備を進めていた、こうこうと満月が怪しく光る夜。

 

彼は自身のプライベートな庭園に、側近である執事と衛兵を呼び集め胸の内を語りはじめた。

 

「俺はこれまでヒエン同様、自身も自分の弟のように、それなりにとても大切にしてきた、だが....。」

 

これ以上、奴がヒエンに触れるのは非常に癪に障るー

 

「よって命令する、ヒスイを殺せ!!」

 

とうとうハインは非情なる手段に出た。ヒスイを殺してヒエンを自分のものにするために。そもそも初めて会った時から、彼女を自分のものにすることは決めていた。

 

時を同じくして、ヒエンは部屋でベッドの上になきふせっていた。しかし彼女は特殊な能力によって、武器を持ち武装した男たちが、ヒスイに殺意を向け彼に押し迫っているのを察知した。

 

兄が危ないー。

 

「お兄ちゃん!!」

 

いても立ってもいられず、ヒエンは駆け出した。たとえ拒まれても、自分を受け入れてくれなくても、彼女にとってヒスイが、兄がこの世で最も大切な愛する存在であることは、決して変わることがないのだから...........。

説明
ブログにて第十四話をアップしました。

フルムーンと申します。 オリジナルの小説(漫画小説)をブログにて公開してます。 小説と、挿し絵 (漫画)を投稿いたします。今後はラブストーリーや様々なジャンルを創作していきますので、ぜひ、見にきてくださいね(*^^*)
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現在公開中の漫画小説ーDESTINY OR FATE-運命の輪 こちらの関連画像を投稿していきます。 漫画小説ーDESTINY OR FATE-運命の輪 あらすじ↓↓↓ 双子の兄妹ヒエンとヒスイは生まれながらにして、人並外れた特殊な能力を有していたため、故郷の人々から忌み嫌われ命の危険にさらされていた。 ある日妹のヒエンを守るため、故郷の人々から放たれた憎しみの矢がヒスイの胸に突き刺さり生死の境をさまようことになる。 そんなとき死神が現れて、兄を必死に助けたいと願うヒエンに、死神が彼女につきつけた条件とは? 双子の兄であるがゆえにどんなに愛しても、愛するほどに拒まれて、求めるほどに遠くなっていく。それでもヒエンは双子の兄ヒスイを、何が何でも愛することも、抱きしめ続けることも決してあきらめない。 数奇な双子の切ないラブストーリー。運命の輪の終着駅は何処に!?
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ラブストーリー,死神,小説,恋愛,男の子,オリジナル,双子

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