日本が誇る軽トラ
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説明
今では海外でも評判の軽自動車は 日本のオリジナルだ。君は軽自動車が時代と共に 少しずつ大きくなっていったのを知っているかい? 1954年に走っていた てんとう虫という愛称で有名なスバル360は、その名の通り排気量は360ccで全長3000_全幅1300_しかなかった。上り坂ではスピードダウンしてしまい、父がよく悪態をついていたのを覚えている。その後 1976年にいきなり排気量は550ccに増えて 全長3200_全幅1400_となり、1990年には全幅は同じだが排気量がまた増えて660cc全長3300_になった。排気量もこのくらいあると4輪でも高速道路を余裕で100Km/hで走れるようになったので2000年10月からは制限速度もそれまでの80Km/hから100Km/hに変わった。でも2000年以前の旧車は安全の為に80Km/h以下でゆっくり走った方が良いだろうね。1998年になると排気量はそのままに全長3400_、全幅1480_とサイズアップしている。全高はずっと2000_のままだが四人家族ならちょうど良い広さになったと思う。空間も速度も普通車と遜色無いのだから、日本の技術力は 本当に凄い。日本の技術者は何か制限をかけられると異常な力を発揮するのかも知れないね。軽トラ/軽バンの良いところは、そのポテンシャルの高さだけではなく経済的なことだろう。排気量が少ないから燃費が良いのはもちろんだが 税金がやすい。軽貨物なら5,000円だ。トラック/バンなら毎年の車検も 軽貨物なら2年に1度で良いのだ。税金をけちりたいなら 軽バンと軽乗用の違いは簡易な内装と折り畳み式の後部座席だけなので軽バンの後部座席をしっかりした物に付け替えてドレスアップしてしまえば良いのだ。タフな軽トラはアメリカの農家でも人気らしいし、フィリピンでは 軽トラの荷台に長椅子を向い合わせに取り付けた乗り合いミニバスが走っていた。ガタガタの未舗装路でも日本製の軽トラに10人くらいが普通に乗って、砂ぼこりをあげて走り抜けてゆく。それを見て 僕はちょっと誇らしく思った。
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