僕は昔 ディーゼル車のバン(1t積)を自家用にして乗っていた。後部座席を外して三人乗りにしていたから、釣りやキャンプのときは 二人ならテントを張らなくても 車内で寝袋にくるまって余裕で寝られた。燃料代も安いし いろいろ積めるから重宝していたのだが、1999年(平成11年)以降は都内の排ガス規制で車検を通せなくなってしまい 泣く泣く廃車にした。ディーゼルエンジンはその後ほかにも多くの規制ができて、日本の空気はきれいになった。ディーゼルの持ち味は力強さだから、大型車には不可欠らしい。今後そのディーゼル車も全面禁止になってしまう。バスやトラックのエンジンを別のシステムに切り替えるなら 低回転で高負荷に適している水素エンジンが一番良いらしい。トラックの場合の電気自動車は、大型で長距離を走る必要があるほど バッテリーが大きくなり重くなる。近場をチョロチョロ走り回るターレみたいな訳にはいかない。トラックには重量制限があり バッテリーが大きく重くなった分だけ荷物が積めなくなるから 大型トラックに電気自動車という選択枝は有り得ないのだそうだ。経費が嵩んでもよければ近距離用の8tトラックが精一杯らしい。かたくなに電気自動車に固執する頭のかたい外国は電気トラックを実用化しようとしているようだが、適材適所を考える日本の頭の柔らかい各メーカー(トヨタ、日野、いすゞ、ホンダ、デンソー)は水素トラックを開発していくらしい。物流業界が水素化したら 水素ステーションが日本中に出来るだろうから、一般車の水素化も促進されるんだろうね。過渡期は石油、ガス、電気、水素、が入り乱れてスタンドは大変だ。僕らも、インフラの状況を見極めないと思わず不便な目にあうかも知れないね。 |