外廻りの営業中は 公園に座って弁当を広げると、必ず足元に鳩が寄って来たものだ。小動物が人懐っこく寄って来ると ついエサをあげたくなるのが人情かも知れない。 鳩は平和の象徴か、はたまた悪魔の使いなのだろうか?むかしから、いろいろな説や根拠に基づいて議論されたり 複数の企業にシンボルとして使われている。だが僕は それらのが単にイメージや言い伝えでしかないことに気が付いた。そこで科学的に検証してみようと思う。 善:人間にとって 鳩は伝書鳩くらいしか役に立たないようだ。鳩がノアの方舟に帰ってこれたのも単なる帰巣本能だと思われる。悪:逆に鳩が害鳥である理由は山のようにあり、僕は驚いた。海外でもほとんどの国で鳩は嫌われているようだ。伝書鳩に利用している帰巣本能も 裏を返せば 追い払っても追い払っても またしつこく戻ってくる厄介な害鳥ということになる。鳩夫婦に居つかれてしまうと、先ず羽音と鳴き声の騒音がある。やつらは黙っていられないらしい。次にダニの付いている羽が飛散して病気やアレルギーの元になる。大量の糞をまきちらし これも病気の原因になる。鳩はウイルス等(鳩は鶏さんに謝れ)の病原菌を媒介するだけではなく 糞の弱酸が徐々にコンクリートを溶かしてしまうそうだ。もうここまで知ってしまうと 鳩が恐ろしくて 公園で弁当など食べていられないだろう。電線に並んで止まっている鳩の糞爆弾は恐怖でしかないのだ。その無意識のうちに悪を撒き散らしている鳩を タクシーが轢いたといって司法解剖までしてしまうんだから、ちょっと首をかしげたくなる。運転手を逮捕するよりも 迷惑なハトじいさんやネコばあさんを捕まえてほしい。鳥獣保護法も改正する時期に来ているんじゃないだろうか。動物たちの自然世界に 人間のルールを持ち込むことには無理があると思う。そろそろ 増長してきた動物たちに 人間は雑食性のすごく危険な生き物なんだと思い起こして 学習させるべきだと思うのであった。だが やがて来る食糧難の時代は、鳩は向こうから近づいてきてくれる貴重な蛋白源だ。鳩はやはり人を満腹にしてくれ 幸せをもたらす鳥だった。フランス料理にする?中華料理にする? |