英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
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<革新王> セドリック・ライゼ・アルノール

<正義の野花> ユウナ・クロフォード

 

ヨルムンガンド戦役後セドリックはクルトと共にトールズ士官学院にZ組の生徒として入学し、新生Z組の一員として”特別実習”という形でエレボニアの復興に貢献する。ユウナは特務支援課のヨルムンガンド戦役時でのクロスベルへの貢献を評価したヴァイス達クロスベルの上層部達に望みの報奨を訊ねられた際に報奨の代わりとしてロイド達と共に”クロスベル異変”の元凶であったアリオスとイアンの減刑を望み、その望みをヴァイス達が応じた事で本来処刑されるはずだったイアンは10数年の懲役に減刑され、無期懲役の身であったアリオスも10年の懲役へと減刑された。

また、本来の歴史の自分やヨルムンガンド戦役で知り合ったZ組を含めた紅き翼の件で戦後のエレボニアやトールズに興味を抱いていたユウナもロイド達の勧めによってトールズに留学、ユウナも新生Z組の一員として”特別実習”という形でエレボニアの復興に貢献する。

トールズを卒業したセドリックは将来の即位に向けてヨルムンガンド戦役でのエレボニアを敗戦させたメンフィルとクロスベル、そしてリベールに留学して様々な知識を学んだり、人脈作りを行った。ユウナはトールズ卒業後クロスベル警察に就職、”初代特務支援課”のロイド達が新たな道を歩んだ事で解散並びに新たに結成された”二代目特務支援課”のリーダーに就任し、二代目特務支援課として新たな支援課メンバーと共に帝都クロスベルで活動する。

トールズ時代王族であり、次代のエレボニア国王である自分を周りの生徒達のように特別扱いせず、級友として接してくれたユウナに仄かな想いを抱いていたセドリックはクロスベルの留学時、ヴァイス達の元で学びつつもヴァイス達の教育方針によって社会勉強の一環として護衛のクルトと共に週に数日は支援課の臨時メンバーとしてユウナ達の活動に協力する事になった。

共に活動し、共に同じ場所で生活した事で二人の距離は縮まり、両想いとなる。名家や貴族の出身でなく、更にはエレボニアに対して下剋上をしたクロスベル出身のユウナを妃に迎える事に当初は困惑や反対の声は挙がったが、既に平民であるシェラザードを妃として迎えたオリヴァルト王子やユーゲント・プリシラ国王夫妻にメンフィルによる廃嫡後もエレボニア王女としてエレボニアの多くの人々に慕われているアルフィン、そしてリィンを含めた新旧Z組メンバーの助力に加えてヴァイス達クロスベル皇家がユウナの後ろ盾になった事、更に自らの足でヘイムダルの市街へと赴き、支援課の一員として遊撃士達と協力して人々の困り事を解決していくユウナの姿を見た人々は、彼女こそエレボニアを生まれ変わらせた”革新王”たるセドリックの妃に相応しいと讃えるようになっていった。結婚後の彼らの日々は多忙を極めたが、それでも幸福に満ちていた。家族や仲間達の力を借りて困難を乗り越えて結ばれた二人は、生涯お互いを尊び、愛し合ったという。

子宝にも恵まれ、結婚の翌年にユウナは双子の兄妹を出産した後、更にはその4年後にも双子の姉弟を出産する。セドリックの跡を継いだ上の双子の兄はヴァイスとマルギレッタの娘にしてメサイアの義妹に当たるクロスベル皇女を妃に迎え、妹はリベール国王であるクローディア女王の跡継ぎの息子に嫁ぎ、下の双子の姉はメンフィルのシルヴァン皇帝とセシリアの息子に嫁ぎ、弟はレミフェリアのアルバート大公の跡を継いだ姪の娘の婿養子として迎え入れられた。子供達がそれぞれ西ゼムリアの主な国家の王家の者達と結ばれた事でそれぞれの国との繋がりを強くした事で、エレボニアはかつて軍事大国であった頃以上に繁栄したという…………

 

 

<エレボニアの『悪童』> アッシュ・カーバイド

 

ヨルムンガンド戦役後、トールズ士官学院にZ組の生徒として入学し、新生Z組の一員として”特別実習”という形でエレボニアの復興に貢献する。トールズ卒業後は定職に就かず、魔獣を倒した際に得られる稼ぎで世界各地を放浪していたがある時、裏解決屋であるヴァンの仕事に関わった事で規約の関係で遊撃士達も力になれない”訳あり”の人々の力になり、プロとしてある種の誇りを持つヴァンの姿を目にして裏解決屋が自分に向いている事を悟るとヴァンに頼み込んで、ヴァンの元で裏解決屋の修行を行った。

そしてヴァンから独り立ちの許可が出ると独立し、故郷のラクウェルを拠点に裏解決屋としての活動を始めた。地道に実績を重ねて”エレボニアの裏解決屋”として様々な勢力からも名が知られてから1年後、トールズ時代の部活仲間である子爵家の令嬢が突如押しかけて助手としてアッシュの仕事を手伝い、後に二人は結ばれる事となる。なお、後にこの事を知ったヴァンはアッシュの師である自分もアッシュのように”押しかけ助手、後に妻”がいる為、裏解決屋が別の意味で誤解されてしまうかもしれない可能性に頭を抱えたという…………

 

 

<改変の千の腕> ルフィナ・アルジェント

 

元の時代に戻ったルフィナは歴史通りに亡くなったかと思われたが、元の時代に戻る前にエイドスより賜った御守り代わりの人形がその運命を改変した。失った命をも呼び戻すエイドスから賜った人形を所持していたルフィナは歴史通り”紫苑の家”での出来事によって命を失った後人形の効果によって棺桶の中で蘇生した。エイドスから賜った人形によって自身の本来の運命が改変された事をエイドスによる運命の悪戯であると感じたルフィナは星杯騎士団総長にして親友であるアイン・セルナートに事情を説明して自身が蘇生した事の隠蔽を頼んだ後アルテリアから姿を消した。

髪の色や髪形を変え、名を変えたルフィナはカルバード共和国にて遊撃士として活動する。遊撃士として有名になってケビン達に自分の事が知られないように加減をしながら地道に遊撃士として活動し続けたルフィナは、ヨルムンガンド戦役が終結し、エイドス達が蘇生前の自分と共にそれぞれ元の時代に帰還した日に本来の姿に戻ってケビンとリースの前に姿を現した。

今度こそ永遠の別れをしたと思われたルフィナの生存に二人は驚きつつも、涙を流しながらルフィナの生存を心から喜んだという。その後も星杯騎士に復帰する事はなく、遊撃士として活動しつつ陰ながらケビンとリースの助力をした。後に遊撃士としての活動で名もなき愛しき人と出会ったルフィナは、遊撃士を辞してアルティナが開いた孤児院を手伝いながらひっそりと穏やかに暮らしたのだという…………

 

 

<怪盗B> ブルブラン

 

結社が滅んでも”怪盗”であるブルブランの行動は変わらない。”怪盗”としてゼムリア全土を騒がせていた。後に旧共和国領で活動しているとある女怪盗の存在を知ると、幾度も”怪盗勝負”を仕掛けて世を更に騒がせたという。また、後にオリヴァルト王子主導の元建設された芸術大学では客員教授として自身の”美”や歌の知識を教え、多くの有名な芸術家や歌手を世に輩出した。なお、学長のオリヴァルト王子と教頭のアムドシアスと頻繁に三つ巴の”美合戦”をする場面は大学の名物であったという………………

 

 

<銀閃を見守る鈴> ルシオラ

 

ヨルムンガンド戦役後ルシオラは占い師を生業にして世界各地を放浪していたが、時折大切な妹であるシェラザードを訊ね、平民でありながらエレボニアの王族であるオリヴァルト王子の妃となったシェラザードの悩み等を聞き、時には叱咤してシェラザードを励ましたという。ある時、ぱたりと行方知れずとなる。どこかで命を落としたとも、別人として生きたともされているが確かな情報がなく推測の域を出ない。確かなのは、彼女が最期までシェラザードを気にかけていたことである…………

 

 

<黄金蝶> ルクレツィア・イスレ

 

ヨルムンガンド戦役後傭兵業に転向したルクレツィアは世界各地を旅しつつも、時折ヴァイスの依頼を請けてクロスベル帝国の”裏の協力者”として活動していた。後にクロスベル帝国の”暗部”を育成する客将にしてヴァイスの愛人になり、多くの優秀な”暗部”担当の人材を育て上げた。なお、ヴァイスとの間にできた一人娘は意外な事に警察に就職し、特務支援課の新たなリーダーとして活躍した。かつて裏社会で生きて来た自分と違って表社会で活躍する娘の姿にルクレツィア自身は満足していた様子だったという……

 

 

<神殺しの魔女> ヴィータ・クロチルダ

 

ヨルムンガンド戦役後クロスベルの歌姫として活動しつつも、エレボニアでも再び『ミスティ』としてラジオ番組『アーベントタイム』を再開した。エイドスと共にイシュメルガを葬ったセリカに興味を抱いたクロチルダは度々、ディル=リフィーナに渡ってセリカの元を訪れ、セリカ達と交流してセリカ達との親交を深め、時にはセリカ達に助力した。セリカ達と親交を深めた事で、セリカに想いを寄せたクロチルダは後にセリカの使徒の一人になり、セリカの他の使徒達や仲間達と共にセリカを永遠に支えていくこととなる…………

 

 

<見えざる仮面> レクター・アランドール

 

ヨルムンガンド戦役後、今までの自分や情報局の罪を償う為に情報局局長のサイモンやR&Aリサーチと組んで『ゼムリア大陸の安定』を基本理念とした新情報局を設立する。エレボニアではなく、ゼムリア大陸の安定の為に暗躍するレクターは時には他国の有事の解決の為に、有事に挑む勢力に無償で協力した。失った片腕はジョルジュが開発した生体義手で補えるようになり、その後も義手の精度を上げる協力をし、その結果本来の腕と変わらない精度の義手が完成したという。

後にレクターに内密で進められたジェニス王立学園時代の生徒会メンバーの協力によって、レクターはルーシー・セイランドと夫婦になる。この結婚にジェニス王立学園時代のレクターを知らない多くの者達は困惑したが、最も困惑したのは他でもないレクター本人であったという。この結婚を機に、妻に引きずられて交渉の場に姿を現すレクターの姿が見られるようになり、恐妻家であるレクターの姿を目にして過去の経歴からレクターを警戒していた交渉関係者達も警戒を解いた事でレクターは様々な厳しい交渉を成功させたという………

 

 

<灰の雪華> クレア・リーヴェルト

 

ヨルムンガンド戦役後も鉄道憲兵隊の責任者として、国内の混乱収拾に尽力し、再編後は新たな責任者を補佐する立場へと降格したが抵抗する事なく受け入れ、再編された鉄道憲兵隊の一員としてエレボニアの復興に尽力した。内戦の最中からリィンへの恋心を抱いていたクレアだったが、自分には資格がないと悟り、リィンへの想いを隠しながらリィンに接していたがその想いはエリゼ達に見抜かれておりエリゼ達の後押しやお膳立てによって、リィンに想いを告げた後結ばれ、後にリィンの妻にして使徒の一人となり、リィンを永遠に支えていくこととなる。

結婚後のリィンの妻達が多くの子供達を儲けている中クレアは唯一人鉄道憲兵隊に所属している間は亡きオズボーンに対する最後の義理と祖国エレボニアへの償いとして退役するまでは自身の幸せを後回しにして衰退したエレボニアの為に働き続けると決めた為、リィンと愛し合う時も必ず避妊処置をして子供を作らなかった。そして鉄道憲兵隊の定年退役の年齢になると、周囲の人々から惜しまれつつも退役してリィンをエリゼ達と共に公私共々支え続ける事になるが、今は亡き弟の名を名付けた長男を産むと長男が独り立ちするまでは普通の母親として長男を育てながら、リィン達を支えた。

また、長男を産んで以降のクレアは既に多くの子供達を生んだリィンの他の妻達に追いつくかのように1、2年の間隔で次々とリィンとの間にできた子供を産んだという…………

 

 

<灰の剣聖> ”リィン・シュバルツァー”

 

悲劇の英雄リィン・シュバルツァーの生還はエレボニア帝国全土の多くの人々を歓喜させた。アルノール皇家や帝国政府は命を賭して遥か昔から帝国を蝕み続けていた”呪い”をゼムリア大陸から追放し、その結果抹殺に到った功績を評して様々な官職や報奨、更には高位貴族の爵位を用意したがリィンは全て辞退しようとし、ユーゲント皇帝を始めとした皇族達やレーグニッツ宰相の説得で受け入れた報奨は勲章の授与とシュバルツァー家の男爵から侯爵への陞爵で、リィンはシュバルツァー家の嫡子として第U分校の教官であり続けた。なお、オリヴァルト皇子の発案によって挙げられたアルフィン皇太女との婚約の話も皇家や政府も全面的に賛成したがリィン自身の希望により”保留”となり、それ以降アルフィン皇太女を含めたリィンを想う女性達のリィンへのアプローチが恋愛事に関して鈍感なリィンでもわかるほど公然で、周囲の人々もアルフィン皇太女の将来の相手はリィンである事を信じていたという。

それから2年後、共和国や結社による大陸全土を巻き込んだ”計画”によって訪れた帝国の危機を多くの人々と協力して帝国を救うと、その功績に加えて政府や皇家の強い要望により唯一の帝位継承者となったアルフィン皇太女の皇配になる事を受け入れ、アルフィン皇太女と結ばれてアルフィン皇太女と共にエレボニア帝国を治めた。アルフィン皇太女と結ばれたリィンだったが、アルフィン皇太女の皇配に選ばれる前からリィンの義妹であるエリゼを含めた多くの女性達から想いを寄せられており、またその事実はアルフィン皇太女を含めたアルノール皇家、帝国政府の上層部達はアルフィン皇太女とリィンの婚約の話が挙げられる前から把握していた為、リィンだけでなくアルフィン皇太女自身の強い希望により、リィンはアルフィン皇太女を正室として他の女性達を側室としてアルフィン皇太女と共に婚礼の式を挙げる事が許され、他の女性達はそれぞれの立場でリィンとアルフィン皇太女を支える事となる。晩年は、妻達と共に故郷のユミルに移り住み、気ままに過ごしたという。

アルフィン皇太女を含めたリィンの妻達は全員多くの子宝に恵まれ、年老いたリィンが寿命によって永遠の眠りにつく時、愛する妻達やその子供達に孫達、そして仲間達に看取られながら穏やかな笑みを浮かべていたという……………

 

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セドリックのまさかの相手には驚いた人もいるかもしれませんね。まあ、原作と違ってセドリックは閃Uの状態で成長してZ組と共に活動した上、エレボニアとクロスベルの状況が原作と大違いですから、こういう事もありえるかとw

 

それと宣言通りシルフェニアの18禁版も更新しました。なお、カップリングはリィン×???(?の数が名前の文字数と一緒という訳ではありません)です。???が誰なのかはここではあえて語りませんが、シルフェニアの18禁版を確認してもらえればすぐにわかるかとw

説明
エピローグ(紅き翼・協力者)
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コメント
エイドス、やってくれましたね…ルフィナさん生きてるwってことは黎編でも出番あるかなこれは(八神 はやて)
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