グチャグチャグチャ！　ベチャベチャベチャ！

グッチャグッチャグッチャ！　ベッチャベッチャッベチャッ！

リンリン「それに引き換えあのクマ男とオオカミ男。蒸し器タワー積み上げるだけ積み上げて、何て汚い食べ方なんだい。まるで豚舎の豚じゃねぇか！」

ウー「シッ、聞こえますよ店長！」

クマ男「（パシャッ）ほーい、また蒸し器タワーが一つ積み上がりましたやでーｗｗｗ　ほい、送信やで！ｗｗｗ」

リンリン「SNSで自慢かよ！」

オオカミ男「しかしこんなにぎょーさん食べて大丈夫なんか？　確かお前ノージョブのはず」

クマ男「それがどないしたんやで？　まあワシに任せとけやでｗ　おい、おかわりやでー」

ウー「ほら、呼んでますよ店長」

リンリン「あ、はーい。ただいまー」

リンリン「ふう、全く。あ、サイン色紙ありがとね。はい、これはそのお礼だよ」

環「これは？　お酒ですか？」

リンリン「ああ。((茅台酒|マオタイチュウ))さ」

環「茅台酒？　あ、いい香り」

リンリン「だろ？　中国の酒といえば紹興酒が有名だけど、こっちだっておいしいよ。ただし、度数はちょっと強いがね。飲んでみなよ」

環「はい。（グビッ）ホントだ、おいしい！」

リンリン「ほう、その量を一気にやるとは、あんた結構酒に強いみたいだね」

環「ええ、まあ」

リンリン「ほら、旭さんも飲んでみな」

旭「ヘッヘッヘｗ」

リンリン「？」

ウー「もう飲んでるみたいですよ店長」

環「しまった！　旭ちゃん、お酒に弱いというわけではないんですが、飲むと人格が変わってしまうんです…」

リンリン「何だって！？」

旭「ヘッヘッヘｗｗｗ　ウィーヒック！」

クマ男「そろそろ行くやで」

オオカミ男「おう」

ダッ！

ダッ！

ウー「あ、食い逃げ！！」

リンリン「何だと！？」

クマ男「ヘッヘッヘー、ごちそうさんやでーｗｗｗｗ」

オオカミ男「ごちそうさんーｗｗｗｗ　って何やっとんねんお前、早よ外に出んかい！」

クマ男「あ、アカンねん…アカンねんやで」

オオカミ男「アカンねんやでって何がアカンねん！？」

クマ男「ワシのデカい腹がドアにつっかえて出られへんねんやで」

リンリン、ウー、ひろみ、佐和子、環「ズコーッ！」

旭「逃さないよ食い逃げｗｗｗｗ　ウィーヒック！」

環「旭ちゃん？」

シュッ！シュッ！シュッ！シュッ！シュッ！シュッ！

ガン！ガン！ガン！ガン！ガン！ガン！

クマ男、オオカミ男「んぎゃっ！？」

旭の投げた蒸し器が、全て正確にクマ男とオオカミ男の後頭部にヒット！

クマ男、オオカミ男「う〜ん…」

ピヨった2人に更に。

環「わたしだって負けてられないわ！

ハァアーーッ！！　ハイッ！　ハイッ！　ハイッ！　ハイッ！　ハイイーーーッ！！！」

ドカッ！　バキッ！　ドカッ！

ドカッ！　バキッ！　ドカッ！

グシャアアアッ！！

クマ男、オオカミ男「ギャアッ！！」

リンリン「あ、カンフー」

ウー「しかも本格的な」

たまらず崩れ落ちるクマ男とオオカミ男。

環「ひろみさん、佐和子さん、早く！！」

佐和子「お、おう！　行くぞひろみ、手錠だ！」

ひろみ「はいっ！」

ガチャッ！　ガチャッ！

ガチャッ！　ガチャッ！

佐和子「二人共ご協力感謝するぜ！　さあ、立てこの食い逃げ野郎共！」

ズルッ。

ズルッ。

佐和子「うわ、頭が取れた！」

ひろみ「こっちもです！　って何だよこれ！？　二人共豚じゃねぇか！」

＜刑事ドラマ出演の女優2人大手柄！　ドラマの役柄そのままに、食い逃げの豚男2人を取り押さえる！！＞

数日後、獣映天空スタジオ。

旭「えーっ、これを着るんですか！？　今回はこんな服じゃないはずですけど」

監督「実は、この前の君たちの大活躍に魔法ちょうちんさんがインスピレーションを得て超特急で脚本を仕上げてきてね。こっちを先に撮ることになった」

旭「で、でも…。まあ環さんと一緒なら恥ずかしくないかｗ　ねえ、環さん？」

環「//////」