英雄伝説〜黎の陽だまりと終焉を超えし英雄達〜 |
〜車内〜
「わああっ……!やっぱり速いですね……!」
「ふふっ、それなのにあんまり揺れていませんし……ヴァンさんが自慢するのもわかる気がします。」
「へっ、そうだろそうだろ。あと10分くらいで首都高を抜けて北の国道へ出る。そしたらコイツの速さと安定性をもう少し味わわせてやるよ。」
それぞれ乗り心地について感想を口にするフェリとアニエスの様子に気をよくしたヴァンは自慢げに語った。
「凄い……!もっとスピードが出るんですねっ?」
「あ、安全運転でお願いします……」
更に速くなることにフェリが無邪気に喜んでいる中、アニエスは冷や汗をかいて指摘した。
その後車は首都高を抜け、国道を走り始めた。
「――――しかし、お前まで来るのは正直想定外だったんだが。いくら三連休だからって新学期も始まってるんだろうが?」
国道に入るとヴァンはふとアニエスにある指摘をした。
「で、でも私だけ仲間外れなんて寂しいですし……それにゲネシスの件がある以上、何かお役に立てるかもしれません。昨日の夜、外泊許可も申請できましたしどうかご安心くださいっ!」
「って、手回し良すぎだろ!?……ったく、名門校のクセに相変わらず緩すぎるっつーか……」
「え………」
アニエスの手回しの良さに思わず突っ込んだヴァンは溜息を吐いた後呟き、ヴァンがアラミスの事についてよく知っている様子の口ぶりにアニエスは呆けた声を出した。
「えと、アニエスさんはカルバード両州でも有名な学校に通ってるそうですが……ヴァン様の事務所には”ばいと”で働いてるんですよね?」
「ふふっ、はい。お手伝いを始めたばかりですけど。」
「ま、完全に押しかけだがな。――――――ところでフェリーダ。そろそろ”様”ってのはやめてくれ。依頼料を払う以上、お前さんは客だ。こちらにへりくだる必要はねぇ。」
「ふえっ……で、でも。……それじゃあヴァンさんで。わたしもフェリでお願いしますっ。」
「はん……?ま、別にいいけどよ。」
「クスクス……―――――フェリちゃんは13歳でしたか。そうすると、七耀寺院の日曜学校に?」
フェリとヴァンのやり取りを微笑ましそうに見守っていたアニエスはフェリの年齢を思い出してフェリにある事を確認した。
「はい、今年から高学年に上がって授業も難しくなっちゃって……そういえばカルバード両州って”寺院”もわたしたちとは少し違うんですよね?」
「ええ、教会や礼拝堂ですね。女神像にお参りするのは同じですけど。あ、でも中東式の寺院もありますよ?」
「”空の女神(エイドス)”に”翼の女神(アルーシャ)”――――――大陸西部と中東部で呼び方は違うが七耀教会じゃ同一存在とされているな。ちなみに東方はまた別の呼び方だ。」
「あ、それもアイーダさんに聞いた事があるような……!それに確か3年前の大戦の時に本物の”翼の女神(アルーシャ)”が”翼の女神(アルージャ)”のご両親や御先祖様達と共にこのゼムリアの地に降臨して、世界を滅ぼそうとした元凶を討つ英雄達に協力して戦後は傷ついた人々の為に世界中を巡ってご自身の歌を歌って、多くの人々の心を癒したって話もアイーダさんから聞いた事があります……!」
「ええ。イーディスを含めたカルバード両州にもエイドス様達を含めた多くの音楽家の方達によるコンサートも開かれたんですよ。私は偶々チケットの抽選が当たってコンサート場でエイドス様や母君のフィーナ様を間近で目にすることができましたけど……お二人共、まさに”女神”と言うべき神々しさを纏っていました。」
「わぁ……っ!女神様を間近で目にすることができて、女神様の歌を聞く事ができたなんて、アニエスさん、凄いですっ!」
「母親の方はともかく、空の女神(エイドス)本人の”本性”を知ったら間違いなくそのイメージは木端微塵にされちまうがな……」
エイドスのことについて話すアニエスにフェリが無邪気に羨ましがっている中、エイドスの”本性”を知っているヴァンはエイドスを思い浮かべながら呆れた表情を浮かべて呟いた。
「え………?――――――それにしてもフェリちゃんは本当に色々とアイーダさんに教わってるんですね?」
ヴァンがまるでエイドスと実際に接した事があるような口ぶりに呆けた声を出したアニエスだったがすぐに気を取り直してフェリにある事を訊ねた。
「はい……戦場での知識以外にも流行とか、各地の事とか、たくさん。――――――お願いしておいて今更かもしれませんけど……アイーダさんの隊が行方不明なんてわたし、信じられないんです。百戦錬磨の猟兵……何があっても絶対切り抜けられると思いますから。」
「そうですか……あの分析官の方に”火喰鳥”と呼ばれていましたね?」
「その筋じゃ有名な二つ名だな。敵部隊の攻勢や高まった士気を的確に挫く銃撃に、断ち切るナイフ――――――アイゼンシルトに移籍したのは5年くらい前だったか?」
フェリの話に相槌を打った後ある確認をしたアニエスに説明をしたヴァンはフェリにある事を確認した。
「はい……そう聞いています。」
「ということは……それまでは別の猟兵団に?」
「―――――そうなんです!伝説的な団があって……!”西風の旅団”――――――人数は少ないけど、大陸西部で”双璧”と言われた団で……”王”っていう人に率いられたスペシャリストの集まりだったそうです。アイーダさんはそこの部隊長としてずっと活躍してきたそうですけど……5年前、その団長さんが亡くなって団が解散してしまって……それで今所属しているアイゼンシルトに移ったそうです。」
「”西風の旅団”……そんな猟兵団もあるんですね。」
「ま、3年前の大戦で団の復興をしようとしていた連隊長も戦死して今じゃ過去の存在だがな。――――――確かに”西風”のように過去の存在になっちまったもう一方の双璧と並んで、大陸西部最強と謳われた団だ。その元メンバー率いる部隊ならどんあ相手にも後れを取らねぇだろう。」
「や、やっぱりそうですよねっ……?でも、だったらアイーダさん、どうして本隊に連絡もしないで……ああもう……頭がこんがらがっちゃいそうです。」
「だ、大丈夫です。きっと見つかりますよ。クレイユ村にいるかどうかはともかく、きっと手がかりはある筈です。フェリちゃん、アイーダさんから色々な事を教わったんですよね?知識や想いはきっと、大切な絆をたぐり寄せる手掛かりになると思います。だから大丈夫――――――ヴァンさんは勿論、私も微力ながらお手伝いしますから!」
ヴァンの推測を聞いて不安そうな表情を浮かべているフェリの両手を握ったアニエスはフェリを優しく元気づけた。
「アニエスさん……はい、ありがとうございます……!」
「ハン……(”火喰鳥”アイーダ……”3年前に間接的に絡んでたな。”古巣とはあえて距離を置いて協力してくれたらしいが……それだけの手練れが消息不明、しかも”遺産”が絡んでるときたか。間違いなく何かあるだろうが……――――――問題は、消息を絶ったのが”自分の意志かそうじゃないか”、だな。)」
二人の微笑ましい光景に苦笑を浮かべたヴァンは捜索対象であるアイーダの情報を思い返して、依頼内容について真剣な表情で考え込んでいた。
その後ヴァン達は途中で休憩を取りつつ、クレイユ村の近くまで近づいてきていた。
11:25――――――
〜クレイユ村近郊国道〜
「わぁ、綺麗な景色ですね……!こんなに緑も豊かで……クルガの里じゃ考えられません。」
「ふふっ、旧首都でも珍しいですよ。他の車ともすれ違いませんし自然を独り占めって感じですね。」
「ハン、田舎道ってだけだろ。だがまあ良いペースだ。この調子だとランチには――――――………」
車内から見える周囲の景色にそれぞれ感想を言った二人に指摘したヴァンは今後の予定について答えかけたが、何かに気づくと真剣な表情で黙り込んだ。
「?ヴァンさん?」
「―――――前方、何か起きてます。」
ヴァンの様子にアニエスが首を傾げている中ヴァン同様何かを感じ取っていたフェリは真剣な表情で報告した。
「ハッ、半人前とはいえ流石はクルガ戦士だ。手前で停めるぞ、構えろ。」
「え、え……」
フェリの報告に感心した後のヴァンの指示にアニエスが戸惑っているとヴァンが運転していた車は道の途中で停車した。すると目の前には停車したバスが魔獣に囲まれている光景があった!
「……!?バスが魔獣に……!?」
「狼型魔獣――――――!数は7、いえ8です!」
「やれやれ、タダ働きは流儀じゃないんだが……」
「だ、駄目ですよ!?何とか助けないと――――――」
目の前の光景にフェリが報告している中溜息を吐いて乗り気じゃない様子のヴァンにアニエスは指摘した。
「わーってるっての。サポートするなら気をつけろ。」
アニエスの言葉に頷いたヴァンは二人と共に車から降りてアニエスと共に武装を構えた。
「依頼人――――――いやフェリ。お前さんはどうする?」
「言わずもがな――――――です。」
ヴァンに確認されたフェリは自身の武装である特殊な製造法で作られた銃――――――”アサルトソード”を構えた。
「戦士団で使われている”アサルトソード”といいます。お二人はわたしが守ります。――――――焔と”翼の女神(アルーシャ)の加護を!」
「ハッ、いいだろう。そんじゃあ出るぞ――――――!」
そしてヴァン達は3人で協力して魔獣を全て撃破した。
「―――――クリア。残敵は見当たりません。」
「ハッ、上出来だ。」
フェリは周囲を見回して報告し、ヴァンがフェリの腕を誉めるとそれぞれの武装を収めた。
「すごい……ヴァンさんもですけどフェリちゃんの身のこなしも……!これがクルガの戦士、なんですね!」
「わ、わたしなんて戦士としては半人前もいいところで……アニエスさんもありがとうございます。アーツもですけど、その杖も凄いですね……!」
アニエスに戦闘能力を誉められたフェリは恥ずかしそうな表情で謙遜した後アニエスに感謝の言葉を述べた後興味ありげな様子でアニエスにアニエスの戦闘能力について訊ねた。
「ふふっ、これが導力杖(オーバルスタッフ)といいまして……」
「やれやれ。(……しかし妙だな。今の魔獣ども、まるで――――――)」
アニエスは微笑みながらフェリに説明し、二人の様子を若干呆れた様子で見守っていたヴァンはある事を思い出し、真剣な表情を浮かべた。
「おーい、あんたたち!よかった、助かったよ……!エンジントラブルで停めてたらいきなり現れて囲まれちゃってさ!」
「いや〜、見事だなアンタら……!」
「やっぱり遊撃士だったりするのかい?」
するとその時運転手や乗客の一部がバスから降りて来てヴァン達に声をかけてきた。
「いや、ただの通りすがりでね。”西カルバード交通”の社員か。自己紹介しておくぜ。」
そしてヴァンは自身の名刺を運転手に渡した。
「”アークライド解決事務所”……?」
「ギルドとは別口の、いろんな相談やトラブルに対処する便利屋でな。今みたいな切った張ったなんかも”有料”で請け負っている。」
「え。」
「あの、ヴァンさん……」
ヴァンの説明を聞いた運転手が呆けた声を出すとある事を察したアニエスは複雑そうな表情でヴァンを見つめて声をかけた。
「緊急時だったから押し売りになるが助かっただろ?会社に連絡して少しばかりの”気持ち”を掛け合ってくれよ。」
「ええっ!?でも警察とかギルドだったらそんな事は――――――」
笑顔で遠回しな言い方で報酬を要求してきたヴァンに驚いた運転手は驚きの表情で反論をした。
「悪いがボランティアをやってるわけじゃねえからな。常識の範囲内でいい――――――今ならオマケに最寄りまで車で護衛していくからさ。……また襲われたくねえだろ?」
「ううっ……それを言われると。」
しかしヴァンの説得力のある交渉内容と指摘に運転手は頭を抱えて悩み始めた。
「……もう、ヴァンさんったら。」
「えと……でも当然と言えば当然かもです。安全も水もタダではないですし、持てる者は支払う義務があります。」
「なるほど……確かに。(中東部ならそれも当然、ですか。)」
(金銭とは何の関係もなかった天使である私はともかく、金銭で日々の生活をしている人間であるアニエス達にとっては一理ありますね。)
ヴァンの交渉のやり方に呆れているアニエスだったがフェリの指摘を聞くと納得し、メイヴィスレインもアニエス同様納得していた。
「わかった、とりあえずこの先のクレイユ村までは頼むよ!到着したら通信で会社に掛け合ってみるからさ!」
するとその時運転手がヴァンの提案に同意した。
「交渉成立だな。――――――そんじゃ車に戻るぞ。」
「はいっ……!」
「ううっ、了解しました……」
そしてヴァンの指示に二人はそれぞれ頷いた。
「ふう……どうなるかと思ったけど。ギルドとは別口の便利屋ねぇ。ちょっと面白そうかな……?」
一方ヴァン達の様子をバスの中から見ていたミント髪の青年は興味ありげな表情を浮かべていた。
その後ヴァン達は車でバスをクレイユ村まで先導した。
〜クレイユ村〜
「………………」
「素敵な村……ですね。中世の建物に小川、風車に遙かな丘陵のただずまい。途中の麦畑も綺麗でしたけど白い花の畑はひょっとして……?」
「蕎麦だな、このあたりじゃガレットなんかが有名だぜ。」
クレイユ村に到着後車から降りて村に入ったフェリは村の景色に見惚れ、アニエスは周囲の景色について言葉にした後白い花の畑に視線を向け、ヴァンがその続きを口にした。
「はい、アイーダさんもランチにはピッタリって……えへへ、本当に来られたんだ。」
「バスの客も足止めだろう。俺達もいったんランチにするか。村で一番の宿酒場だった筈だ。10日前、アイゼンシルトの部隊が立ち寄ってないかも探ってみるぞ。」
「……はいっ!」
「それではお邪魔しましょうか。」
そしてヴァン達は宿酒場でランチを取り始めた。
〜宿酒場”リモージュ”〜
「……!」
「わぁ……卵もソースも濃厚で蕎麦粉の香りが口一杯に広がって……付け合わせの野菜も信じられないくらい美味しいです……!」
宿酒場でランチを取り始めたフェリは美味しさのあまり驚き、アニエスは嬉しそうな表情で感想を口にした。
「………」
「モンマルトでもクレイユ産を使ってたがやっぱ現地採れたては違うよな。……カシスとオレンジのガレットもあんのか。そっちもそそりやがるな。」
アニエスの感想にフェリが頷いている中ヴァンはメニューにある果物を使ったガレットを見つけると興味ありげな表情を浮かべた。
「あはは……確かに美味しそうですね。」
「(モグモグ)甘いのもいいですねっ……!」
「ふふっ、気に入ってくれて嬉しいよ。何せガレットはウチの、ううんクレイユ村の自慢だからね。定番の卵ハムチーズから野菜系にスモークサーモン……旬のフルーツに、キャラメルとアイスクリームまで全部お勧めだよ。」
ヴァンの興味にアニエスとフェリがそれぞれ同意すると宿酒場で働いている娘がヴァン達に声をかけて宿酒場自慢のガレットについて説明した。
「ど、どれも美味しそうです……」
「ううっ……おかわりしたくなっちゃいますね。」
「スイーツ系は改めて詳しく聞かせてもらうとして。ここの看板娘かい?ちょっと聞きたい事があるんだが。」
娘の話を聞いたフェリとアニエスがそれぞれ興味ありげな様子でいる中ヴァンは娘にある事を訊ねようとした。
「あはは、親子二人でやってる宿酒場の娘ってだけだけど。魔獣に襲われてたバスを助けたんだって?旧首都の便利屋さんらしいけど、何が聞きたいの?」
「ああ、10日くらい前なんだが――――――この宿酒場に、訳アリっぽい客が何人かで立ち寄ったりしなかったか?」
「10日前……!ああ、ひょっとしてあの猟兵さんたちのことかな?」
「や、やっぱり立ち寄ったんですか――――――!?」
「あの、どうして猟兵だって……?そういう格好をしてたんでしょうか?」
有力な情報を娘が口にするとフェリは血相を変え、アニエスは一般人である娘がヴァンの遠回しな言い方での質問内容だけでヴァンが訊ねている人物が猟兵である事にすぐに気づいた事に困惑した様子で娘に訊ねた。
「あはは、そりゃあ一見、普通の恰好はしてたけどさ。この村って幾つかの国境も近いし、結構その手の人が立ち寄るんだよね。どの国のヒトも弁えていてミラ払いもいいから文句はないし。」
「そ、そうなんですか……」
「警察の駐在所もあるし遊撃士なんかも定期的に立ち寄る。その意味でも、猟兵たちの間じゃ暗黙の休戦地帯になってるんだろう。」
娘の話を聞いて一般人が猟兵を客として受けている事実に戸惑っている様子のアニエスにヴァンがクレイユ村と猟兵の関係について説明をした。
「そ、それでその……10日後に立ち寄った人達の中に女の人はいませんでしたっ……!?」
「ああ、いたよ――――――というかその人がリーダーっぽかったけど。緑がかった黒髪を後ろで括ったカッコイイお姉さんだったな。」
「間違いありません、アイーダさんです……!」
「そうですか……」
「……それで、その連中は?この宿に何泊してどちらへ出発したとかわかるかい?」
有力な情報にフェリが血相を変えている中アニエスは安堵の表情を浮かべ、ヴァンは真剣な表情で訊ねた。
「うーん、お客さんのプライバシーだけどそっちの子の知り合いみたいだしいいか。――――――泊まったのは一晩だけで翌朝早くに出発しちゃったかな。どこへとかは聞いてないけど、………でも、ちょっと妙なんだよね。」
「妙……?」
「何か気になることが?」
「うん、それがさ。3日前にも、そのリーダーっぽい女の人を村で見かけたんだよ。」
「……なんだと?」
「そ、それじゃあアイーダさん、まだこの村に滞在を……!?」
驚愕の情報を娘の口から語られるとヴァンは眉を顰め、フェリは信じられない表情で訊ねた。
「いや、それが夜だったから見間違いかもしれなくって……他の連れの人も見なかったからそこまで自信はないんだけど。……ゴメン、なんか無用に混乱させちゃったかもしれない。」
「いえいえ……―――――でもどういう事でしょう?」
「わからんが……とりあえず村で情報収集した方がよさそうだ。お嬢ちゃん、ありがとよ。後で甘いガレットも注文するぜ。」
「ふふ、毎度あり。なんだか訳アリみたいだけど折角だしクレイユ村、楽しんでいってね。」
そしてランチを終えたヴァン達は村を回ってアイーダ達についての情報収集を開始した――――――
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