水没しても大丈夫
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説明
車が水没して 走行不能になる原因を考えると、吸気口から水が入る・排気口が塞がる・電送品がショートするブレーキが効かなくなるの4っが主に考えられる。ジムニーなどが渡河出来るのはこの対策が出来ているからだ。やる気と、気合いと、根性では 水没した道は走れないのだ。ブレーキはディスクに孔の空いていない方がディスクブレーキの水濡れには強いそうだ。 国土交通省の案内では 一般車の場合は たった10cmの水深でブレーキが利きにくくなり、30cmから 車が停止したり破損する。60cmを超えると 命の危険があるそうで、車体が浮いて流されたり 水圧でドアが開かなくなり脱出が困難になる。自動車が冠水した道路を走行する場合、水深が車両の床面を超えると、エンジン、電気装置等に不具合が発生するおそれがあり、水深がドアの高さの半分を超えると、ドアを内側からほぼ開けられなくなるという。また大変危険だと感じたのは、水没したあと ひと安心した車両から発火する恐れもある。日本全国で年間1500件前後も発生している車両火災は高潮や津波などによる水没も原因になっているそうなのだ。例えば、2011年の東日本大震災では津波で水没した車両から45件の火災が発生した。2018年に発生した台風21号では、高潮によって23件の車両火災が引き起こされ、計232台もの車が炎上している。中でも、兵庫県西宮市の中古車オークション会場で発生した車両火災は100台以上に延焼した。その原因を詳細に分析した結果のほとんどは「トラッキング現象」が原因だと判明したようだ。トラッキング現象とは、本来絶縁されているバッテリーなどの電極間に電気を通す物質が入り込んで、ショートして出火する現象のことだ。 そこで これらの問題を解決したら ある程度の水深があっても走行可能なわけだと考えた。その要点を踏まえて組み立てた。水深に合わせて車高は調整可能だが、いよいよ最後は脱出可能なように屋根にハッチを付けたのだった。
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