続けて発生した台風4号は小さめで3号の方は強烈なようだ。台風3号はケーミー(蟻)と名付けられているが、個人的には なぜ韓国人が 台風に蟻と名付けたのか不思議に思い 調べてみた。たしかに台風の後に蟻が大量に発生するという事例がいくつかあるようだ。蟻は台風による雨風などで普段エサとしている昆虫がいなくなったり 新しい巣や エサを求めて部屋に侵入してくる事が増えるようだ。そのほかに、シロアリの分巣の時期が台風の時期と重なり 穏やかな台風一過のタイミングで羽蟻が一斉に飛び立つ(群飛)から、台風の後に 蟻が大量発生したように感じるのかも知れない。しかし 台風と蟻の関係はあやふやで、韓国人の知人がいない僕には 彼等が蟻と命名した理由がわからなかった。 2000年1月1日から、台風の国際名として アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)と世界気象機関(WMO)で組織する台風委員会は台風名に「アジア名」を用いることにしたそうだ。このアジア名は、アジアの人々には 『馴染み深い言葉の方が 人々の防災意識が向上するのではないか』という理由で、あらかじめ決めた140個(一地域10個づつ)の名前から順番に付けられてゆくそうだ。この名前は、台風が発生する度に繰り返し使用されてゆく。前回の「ケーミー」は2018年の台風6号だった。名前の順番は カンボジア → 中国 → 北朝鮮 → 香港 → 日本 → ラオス → マカオ → マレーシア → ミクロネシア連邦 → フィリピン → 韓国 → タイ → アメリカ → ベトナム の順に それぞれの国や地域が提案した名前が繰り返し使用されていくそうだ。… でも僕は『蟻』じゃ防災意識の向上は望めそうにないと思うのだが、きっと 韓国人は 蟻を恐れているのだろう。きっと蟻も熊と同じ雑食性だから怖いのだなと思った。 |