恋鎖ー想いの切れ端ー
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あなたはあくまでわたしのもの

わたしはあくまであなたのもの

 

片翼を亡くした翼が意味を為さぬように

わたしたちもどちらかが欠けたら終わり

 

あなたの居ない世界を終わらせるのに躊躇いはない

 

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「催淫の香を持たされた」

 

ネイルが剥がれる程に抗っても

ルージュを脱ぐい盗られるなら

 

逃さずゆるりと抱きしめて

総て受け入れてあげるから

 

ただ見返りを求めずに

私の総てを愛しなさい

 

貴方と同じ私の双眸から

逃げる事すらも赦さない

 

 

「心臓を取り戻して覚者じゃなくなったら、ポーン達はどうするの…?」

 

もっと強く抱いて…

離れないのは判ってるから

 

このまま朽ち果てるか

共にこのまま進むのか

 

貴方が決めて

 

互いの背に突きつけた短剣

柄を当てて誤魔化さないで

 

真似しないで

 

深い口付けで

蕩けてる間に

 

腹を括ってね

 

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「道を分かち刺し違える」

 

私はあくまで貴方のもの

 

向けられた刃を

避ける事はない

 

貴方はあくまで私のもの

 

向けた刃を

刺せないね

 

逝ったフリして

生き進む貴方を

陰からみるのも

 

悪くない。

 

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「他覚者からの誘惑」

 

ありえなさそう。

 

だってこの世界の貴方の姿は

私だけが魅力を感じるように

具現化したからほかの人には

魅力的には映らないと思うの

 

貴方に惹かれるのは

私ひとりだけでいい

 

貴方を魅了するのも

私ひとりだけでいい

 

寄り道しても

かえる場所は

互いの腕の中

 

 

新たな世界に飛び込むときに

独りは怖いとわたしは思った

 

わたしの感情を力任せに握り

ありったけの力で叩きつけた

 

ひとつの感情がふたつになり

互いを補うように創りあげた

 

ひとりよりもふたりのほうが

同じ物をみても違う物を見る

 

そう思うと 胸がときめいた

 

あなたはわたし

わたしはあなた

 

世界が変わり姿形を変えても

それだけは絶対に変わらない

説明
#覚ポ幻夢 タグのお題を元に綴った詩のまとめです。
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