ゾウガメ/ARTPLA | 次 |
説明 | ||
アートプラのゾウガメを作りました。2個目でツモれたので幸先よく製作が始められました。 ダボの調整を行えば有機的な嵌合部もなかなかの精度で組みあがります。 首の接合部分だけは段差が許容できないと感じられたためエポキシパテで埋めてあります。 ダボの調整の際はテンションをある程度かけ、スナップを効かすことで嵌合部を密着するようにしています。 ほかの工作作業はひたすらパーティングラインにまたがった鱗の再生になります。 パーティングライン上をおおまかにキサゲでカンナ掛けを行い、周辺のモールドを参考に鱗を掘り直します。 ニードルで鱗のアタリを付け深さを調整したのちに、キサゲで鱗の輪郭を落とし角を丸く仕上げていきます。 周辺に馴染むように既存のモールドも必要であれば削り、全体から違和感がないように工作していきました。 左前脚から始めたので徐々に上達する様子が見えますね。成形色が明るく目に厳しい。 後ろ脚は鱗が少なく帯状のモールドとして表現されており手早く終えられました。 甲羅はパーティングラインを処理し、層状のモールドを一段ずつガイドテープを用いて階段状に彫り込みました。 塗装はベースをラッカーで。RLM74グレーグリーンとグラファイトブラックを混色し下地とします。 20年来のL5からコンプレッサーを新調したのですが、付属のレギュレーターがあまりあてにできない代物で盛大に水没からの白化コンボが発生。 下地塗装なので上塗りですんだが… スナップ化したパーツは都度分解でき、取り回しが良く塗装を進められました。 乾燥後にウェザリングカラーで軽くウォッシングを行い簡易仕上げとしたもので完成としてもよいと考えていましたが 部分的にタミヤアクリルで陰影や土汚れを加えるなど単調に感じられた部分を修正していきました。 色の選定中、手持ちウェザリングカラーのかなり放置していたものが、瓶の溶剤中で顔料が固形化してしまっているのを発見。 砕いてザラザラが欲しい所に使いましょうかね。 ウェザリングは艶の有無と色の関連性が崩れていると違和感を生じてしまい、苦労します。 小スケールのキットですが鱗は一つずつ具合を見ていくとよいモールドが応えてくれます。 最後にエナメルのクリアーでドライブラシを行い、鱗を強調しておきます。 おまけのベルベットライオンは簡易工作仕上げ。パーティングラインを軽く処理した以外の接着線はそのままです。 流し込みの溶着系接着剤をたっぷり用いて密着させれば、鬣と顔のパーツなどはほとんど隙間なく仕上がります。 接着部分のプラが乾燥するまでに全体を一気に組み上げ、嵌合部に隙間が出ないように進めました。 接合部分を圧力で密着させるパワーモデリング。 パーツが入り組みエアブラシ塗装には向かない状態になりますが、そのまま進めます。 下地にブルーのグラデーションを作り、パール塗装などいろいろ試していたのですが 最終的には黒下地にサファイアブルーでパール下地を作り色ノ源シアンのキャンディー塗装とし つや消しのマットキャンディーで仕上げました。 顔を流用して翼獅子にしてもよさそう。 完成後に写真とメーカー見本を比べていると、後ろ脚の細かい鱗の表現の有無が目につきました。 パーティングラインを処理する際に平らにしてしまったままなのか 製品版では後ろ脚のウロコが省かれていたのか、ともかく平坦で物足りなく感じます。次回の改善点とします。 |
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ARTPLA ゾウガメ ライオン 海洋堂 1/35 | ||
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