「くだんのはは」(9/11)〜鬼子神社事件始末〜 |
「我が高祖父…と言っても、この『器』の高祖父に過ぎんのだがな。初代教祖は自身の研究の成果である『神降ろし』の儀式を実の息子に行い、その結果、彼の息子…我が『器』の曽祖父は、天皇家以外では初となる『現人神』となった」
いきなり戦前の話まで遡るのか、とレイコは思ったが、『逆くだん』の正体について情報は多い方がいい。あの赤ん坊が どのような因縁を背負わされて生まれたかの背景も、レイコにとっては より『逆くだん』探知の精度を上げる材料となる。
「だが、彼(か)の方の『器』は、しょせん人間として生まれ育ったもの。降臨した『神』に対して、その肉体も精神も耐えられなかった。
彼の方は、その言葉の多くを『天界語』で語られ、信徒はもとより初代教祖ですら、ほとんど意思の疎通さえも困難であったという。
それ故か、彼の方は時折 激しく お怒りになられ、周りの者を手ずから厳しく罰せられた」
「(物は言いよう だな)」と、レイコは思った。「(そりゃ、所詮は ただの悪魔憑きだもの。意味不明な事を口走って、突然暴れ出すのは定番だろが。気付けよ。)」
「その事に気付いた初代教祖は、親類の娘に初代『現人神』との子を産ませた。我が『器』の祖父だ。
神の血を引き、『神の器』として生を受けた祖父は、曽祖父以上に完璧な『現人神』となるはずだった。
だが、戦争が始まり、不幸にも高祖父は『神降ろし』を祖父に行う事なく逝去なされてしまう。
祖父も、『神降ろし』の秘伝は伝えられていたものの、それは自分自身に施せるものではなかった。
そこで祖父は、自らが『現人神』になる事を断念する代わりに、自身の息子を『器』とする事を思い付いた」
「『神の血』を引く自分の子供なら、自分ほどではないにせよ『器』としての適正があると考えたのか」
「いや、それでは『血』が薄まりすぎる。
祖父は自らに、初代『現人神』の精巣を移植したのだ」
「ええ…」
一瞬、引いてしまったレイコだったが、まあ この時点まででも充分狂った一族なので、このくらいは愛嬌の範疇かも知れない。
「思い切った事したもんだ…時代を考えれば、よく まあ成功したというか…成功したのか?
キンt…精巣を抜かれた初代とやらは どうなったんだ?」
「人間の医学の水準で考えるな。祖父は元々『神の器』として生まれたのだから、神の肉体を受け入れられて当然だろう。
そもそも、この決断があったのも、初代様が天に帰られる時期が迫っていたからだ。初代様はそれを見越して、祖父に次の『現人神』を生むための礎を託されたのだ」
「(つまり死んじまったって事だろ。あるいは、ひいひい爺さんが死んで持て余した初代を、爺様が殺っちまったのかもな)」
「そうして産まれたのが父『の器』だった。
どういうわけか『器』は、先天的に体が不自由で」
「(そりゃ、キンタマ移植なんて無茶な事すりゃあな)」
「また、人間としては知性の面でも発達の遅れがあったが」
「(そりゃ、キンタマ移植なんて無茶な事すりゃあな)(リピート)」
「そんな事は問題では無かった。『神降ろし』を行えば、肉体も精神も神のものとなる。『人間として』優れている必要も無ければ、劣っていては いけないという訳でもない。
現に、『神降ろし』は成功し、父は二代目の『現人神』となった。
それを境に父は卓越した知能を発揮し、また、この世の者が決して知る事の出来ない『宇宙の真理』を祖父らにもたらした」
「(…ひょっとして、どっかのインテリ方面の悪魔でも憑依したんかな…)」
「だが、そんな父も完璧ではなかった。
『現人神』となった後も父の体は自由には動かず、いや、そんな事は問題ではない。それよりも何よりも…」
「何よりも?」
「父も、『神としての力』、つまり『奇跡』を操る事は出来なかったのだ!」
それまで心の中で密かにツッコミを入れ続けていたレイコは、思わず外に飛び出して
「 あ っ た り め え じ ゃ ね え か ぁ ぁ ぁ ぁ ! ! 」
と叫びたい衝動にかられた。
「しかし、父によって『宇宙の真理』を得た祖父らにとって、その理由は簡単に理解できた」
「(そりゃ簡単だよ!ただの悪魔憑きだもの!奇跡どころかブリッジで階段降りるのが関の山だよ!)」
「いくら祖父が神の精巣を受け継いでいても、母親となる者が ただの人間では、『神』が完全な状態で降臨出来る『器』には成り得ないのだと!」
「(来たよ安直な発想!そんなんで誤魔化されんなや!?)」
「そうして祖父と父は、『現人神』を超える『完全な神』を現世に降臨させる事業、つまりは『人類の救済』に取りかかった」
「(いや、お前ら自身が救いようのないバカなのに、他人の心配してる場合か!!)」
「父によって もたらされた『宇宙の真理』は、この国を始めとした世界中の名だたる宗教学者たちにとっても福音だった。
彼らは皆、喜んで父の元に集い、その事業を後押ししてくれた」
「(あの最澄って坊さんが言ってたのがソレか。国外にも支援者がいたとは…いんや、カルトや悪魔崇拝者は、むしろ西洋のが本場か…)」
「父は、より優れた母体となれる女性を選び出し…私『たち』の『器』の母だ…計画通りに一男一女をもうけた。
私と、我が妻…ハラの母だ。
私たちも父同様、『現人神』を父とし、一方で父の『器』のような先天性の障害は持たなかった。
そのため、成長した私達は『神降ろし』を受けた事で…『現人神』として史上最高の存在となった」
「(ハイ、きました近親相姦。本当に、『人として やっちゃいけない事やり尽くそう選手権』にでも出場するつもりなのか、この一族)」
心の中でそうツッコんだレイコだったが、《神》である彼女自身は近親相姦に対して特に嫌悪感とかは無い。多神教であれば、どこの世界の神話でも たいてい親子だの兄弟姉妹同士だので新しい《神》を産んでいる。
人間でもそうで、ひねくれた見方をすれば聖書に登場する最初の人間アダムも『自分の肋骨から作られた』女との間に子をもうけている。自分自身のクローンと結婚してるようなもんだ。近親相姦どころの騒ぎではない。
ちなみに、現実の近親相姦についても『あまりに実例が少なすぎ、あっても発生した状況や環境が特殊すぎて、医学的に何がどう悪影響を及ぼすのか実は良くわかってない』というのが現状らしい。
話が逸れた。
「共に最高の『現人神』となった私と妻の間に、真に神たる子が生まれるのは必然であった。
妻が懐妊した時は、『ついに世界救済の時が来た』と、賢者達は涙を流して喜んだものだ。
わが子は人間同様に妻の胎内で10ヶ月を過ごし…ついに妻の陣痛が始まると、父・祖父・そして私は、今まさに生まれんとしている我が子に『神降ろし』の儀式を 執り行った」
「まてい!!」
今の今まで心の中でツッコミまくっていたレイコだったが、腹に収めておく量にも限界があったらしく、思わず口を突いて声が出てしまった。
「赤ん坊が産まれるってクッソ大変な時に何やってんだ!!わかっちゃいたけど、バカかお前ら!!いくら医学が進んだ現代でも、出産は下手したら命に関わるんだぞ!!?」
「その通りだ」
「その通りだ、じゃねえよ!?」
まだまだツッコミ足りないレイコだったが、男は強引に話に戻る。
「完全な神となるためには、その出生の時点で《神》でなくてはならない。『器』として生まれるのとは訳が違うのだ。故に、『神降ろし』も出生の直前に執り行う必要がある。
それは貴様の頭でも理解出来るだろう?」
「理解出来るかボケ!嫁さんと子どもの命が危険だっつってるだろ!!」
「だから、その通りだ」男の顔が少し曇った。これも初めて見る、男の『少しは人間らしい顔』だった。「…最高の『現人神』を もってしても、『神を産む』という大業には耐えられなかった…子の誕生から間もなく、妻は天に還った…」
「(いや、お前らの儀式!!どう考えても原因お前ら!!)」と喉までは出かかったものの、あまりと言えばあまりに酷い展開に、レイコは口を開けたまま行き場のない手をブラブラと振るだけだった。
「…だが、妻が命と引き換えにしてまで産み出した子は…」
しかし、男の話の続きは、呆れてものが言えなくなったレイコを更に呆れさせるものだった。
「…女だった…」
「へ?」
「娘、だったのだ。『完全な神』ではなかった」
「なんで?いや、『なんで女の子が産まれたか』って意味じゃなく、『なんで女の子だと神じゃないのか』って意味だ。
普通は『女神が生まれた』ってなるんじゃないのか?」
「女が神なわけが無いだろう!?」
なんでわからないんだ、とでも言いたげに、男が叫んだ。そりゃ仮にも『女神』であるレイコには絶対わかりっこない。彼女が忠誠を誓う日本の最高神・天照大御神だって女性である。
「女は子を産むものだ。
生物が子を産むのは、何のためだ?」
「そりゃあ、子孫を残すためだろう」
「何のために?」
「個体には寿命があって、いつか死んじゃうから?」
「そうだ。
故に、不死不滅であり完全無欠な個体である《神》は子孫を残す必要など無い。『完璧』なる者として、己自身が存在し続ければ良いだけだ。
なればこそ、『子を産む』という宿命を持つ『女』では《神》たり得ない。少なくとも我々が待ち望んだ『完全な神』では無いのだ。
理解出来たか?」
レイコは、餡の代わりに正露丸が詰まった饅頭でも食ったかのような顔をしていた。
…本当に、何もかもがデタラメだ。こんな馬鹿な一族でも五世代も続くのだから、人間の世界の生存競争というのは相当にユルい。恐ろしくユルい。このユルさで、どこをどう拗らせたら、戦争での大量殺戮(さつりく)を可能とする兵器の数々を発明する知能が得られるだろう?
科学の粋を終結させて核兵器を作り、無辜(むこ/罪の無い)の民を無差別に殺すくらいなら、こういうバカを撲滅した方がよっぽど未来のためになるのに。
「しかし、だ。我々とて『宇宙の真理』に到達した『現人神』だ。一時は失望したが、すぐにその意味を理解した」
一瞬「(まだ続くんだ…)」とレイコは思ってしまった。本来の目的からすれば、ここからが話の核心であるはずだ。
…この男が実の娘を犯し、《くだん》を産ませるのは…。
「この世界は、あまりにも『神の力』が弱まりすぎたのだ。言うまでもなく人間達の愚かさのせいでだ。
故に、最高の『現人神』であった我が妻をしても、《神》を産むには僅かに力及ばなかった…。
そのために…大宇宙の運命は我らに遣わしたのだ。神を産むことの出来る『究極の胎(はら)』を」
「そうきたか」
呆れに呆れ果ててはいたが、レイコはなんとか再び口を開く事が出来るようになった。
「だが、仮にそうだとして…『究極の胎』はあっても、それと釣り合う『究極の精』が無ければ片手落ちだ、とは考えなかったのか?」
「ふん、本当に愚かだな貴様。
もし《ハラ》と…娘と同じ条件で男児が生まれたとしたら、それは我らが望んだ『完全な神』という事になる。それ以上は、子孫を作る必要が無い」
「成る程。
では、何故、貴様自身が、実の娘を孕ませるような外道を行った。先代たちのように、次の世代に託そうとは思わなかったのか?」
「それが人間の思考の限界だ。宇宙の真理から目を背けて、自分達に都合よく作り上げた常識だの、社会通念だの、法律だのに依存しなければ、精神を維持する事さえ出来ないのだからな。
そんな人間の尺度が『現人神』に通用すると思っているのか?この身に神を宿した時点で、私は人間を超えているのだ。
皇族が『現人神』から ただの『人間』に貶められた今、この世界には私と父以外に『現人神』は存在しない。
その上で、最高の『現人神』、つまりは最高の『精』を持ち、最高の『父』となり得る私がここに在るのならば、次の世代を待つ必要もあるまい?」
「詭弁にしてもガタガタだな」
汚らしいものでも見るかのような目付きで(実際かなり『汚らしい人間』だから仕方ないが)レイコは男を見下しながら言った。
「おおかたパトロン連中から せっ突かれた、ってのが本当のとこだろ?
さんざん救世主の誕生を煽っといて、いざ生まれてみれば奇跡も何も起きなかった。詐欺の露見を先延ばしするためには、新しい言い訳が必要になる。バカ共に金を出し続けさせるための『次のイベント』がな。
だが『協会』の連中も、いいかげん先の長くない老人だ。十数年も20年もは待っていられない、と駄々でもこねたんだろ?私にしてみりゃ、あのバカタレどもの醜態が目に浮かぶようだぜ。
そしてお前は、仕方なく…では、無いんだろ?これ幸いにと、娘を自分に都合のいい玩具に調教し始めたんだ。女房の、妹の代用品として使えるようにな」
先程までの、キレたり呆れてものも言えなくなったりしていた彼女とは別人のように、悪魔のような微笑さえ浮かべてレイコは言い放った。
「下卑た発想だ」男の様子は変わらない。「私は娘として、神の母として、ハラに愛情を注いでいた。人間の男、いや、人間の皮を被った獣どもと一緒にされる いわれは無い」
「一緒なんだよ」
レイコはテーブルの上に出しっぱなしにしていた事件の被害者達の写真を片手でさらった。
「あの娘は言っていた。こいつらはみんな『パパと似てた』ってな。それは顔形だけの話じゃあない。中身も同じだと、あの娘は気付いてたんだ。貴様同様、自分の子を殺そうとし、自分を弄ぼうとしてた、という点でな」
「貴様の発想にはついていけん」
男はやはり抑揚なく機械的にそう言ったが、一瞬目を逸らしたのをレイコは見逃さなかった。
「なら、どうやって…いつ始まるかも分からん初潮で娘を妊娠させる事が出来た?医者が毎日お前の精液を採取して、器具で娘の子宮に入れてた、とでも言うのか?」
男は一瞬、答えに窮した。
「ハラが…言ったのか?」
「いいや。でも、あの娘からは『女』の匂いがしなかったんだよ。『まだ一度も生理が来ていない』、直感でそう分かったが、あの娘は《くだん》を『自分が産んだ』と言う。だとすれば、初潮の排卵で孕ませたとしか思えん」
医学的にそんな事が可能かは分からないが、なにぶん男は『悪魔憑き』であり、そして娘もまた産まれる直前に その儀式を受けているのである。何らかの『有り得ない』事が起こっても不思議ではない。
でもなければ、人間の、しかも子どもから あれほどの『奇形児』が、生きて産まれてこれるはずがないのだ。
「その上、生理も来ていないような、『女の匂い』のしない娘に、だ。短期間のうちに5人の男が引き寄せられてる。
あの娘の何が、コイツらの欲望を刺激したんだろうな?
私の良く知る『人間』にも小児性愛者が居るが、連中も ほとんどの場合は『自分が犯罪者になる』のを恐れて、滅多な事はしないそうだ。
だが、コイツらは あの娘を見て、欲望を抑えきれなくなってしまった。お前の娘が無意識に醸し出していた色香に、コイツらは狂わされたんだ。お前が仕込んだ、お前を欲情させるための色香にな!!」
「だ、黙れ!!」
男は叫んで、アクセサリーとして置いてあった暖炉のシャベルでレイコを殴った。
「私は一族の運命に従ったまでだ!その宿願に身も心も捧げてきた!
妻もだ!!妻が あれ(娘)の年頃には、既に『神を受胎する修練』に入っていた!!
ならば、その妻の命と引き換えに生まれた娘も、同じように一族のために身を捧げて当然だ!!」
レイコを ぶん殴りながら激昂する男だったが、実用性の無い単なるアクセサリーのシャベルは呆気なく折れてしまった。まあ、仮に鉄で出来た本物だったとしても、銃弾を受けても死なないレイコには蚊ほども効きはしないが。
口から出る言葉と対照的に、男のこの行動は『図星を指された』としか見えなかった。
自身を正当化しつつも、痛い所を突かれて逆上しているぶん、まだ『うしろめたさ』というものが この男の心の中にはあったのだろう。
もっとも、それは『良心の欠片』と呼ぶには あまりにも微々たるもので、この男を地獄行きから救うだけの理由にはならなかったが。
「だいたいわかった」
どこかの『世界の破壊者』みたいなセリフを口にして、レイコは目の前の男を見た。息を切らせて目を血走らせ、髪も衣服も乱れている。
「それほど個性的な『因縁』を持った者など、この日本には二人と居るまい。
安心しろ。娘はすぐに見付けてやる。そして『失敗作』とやらも…最低限、この世から取り去られるものと約束しよう」
「見付けるだと…」男は血走った目を見開いて言った。「どうやって見付けるというんだ。出まかせを…」
「『こっち側』には『こっち側』の やり方があるのさ」
そう言うとレイコは… 男の目の前で その姿を変えた。
「!!!」
それは、男の目には『自分の知らない、圧倒的な何か』として映った。
日光を形象化した金色の冠、幾重にも重なり五色の配された着物、長い黒髪はその黒さを一層際立たせ、肌は陶器のような乳白色をしている。赤く光る眼と、後頭部から生えた牛のような一対の黄金の角、頭の左右に広がった縞模様の獣の耳が、異様といえば異様である。
「…な、何なんだ、貴様は…?」
「私に『人間の言葉』で紡がれた名など無い」
良く言えば厳(おごそ)かに、悪く言えば先程までの男の口調よりも一層機械的に、レイコは言った。
「ゆえに、ヒトが私を呼ぶ名前は、ヒトが付けたものである。
私の居た世界の人間どもは『DEVIL-01』と。また別の者は『火島霊護(ひのしまの みたまもり)』と、あるいは『火島(かしま)レイコ』と。
より高次元の ある者は『日本鬼子(ひのもと おにこ)』と呼んだ。
…貴様も それに倣(なら)うが良い。貴様は、我を何と呼ぶ?」
「… 《神》 …」
呆けたように呟いた男に、レイコの顔はニンマリと笑う。その笑みは 喜びや満足からのものではなかった。
「よく解した。これは、貴様に返してやろう」
そう言ってレイコは、男の半開きになった口に指を押し入れた。
〜〜〜■〜〜〜
電話線の故障に気が付いた施設職員たちがシェルターに駆けつけた時、部屋の中で≪教祖≫は『自殺』していた。
床に倒れこんだその遺体は頭頂部付近が内側から破裂しており、側には銃の仕込まれた馬の置物が転がっていた。室内には火薬の匂いがする。状況から言って、口に銃をくわえて引き金を引いたのは明らかだった。銃弾が3発とも使われていたのが不自然ではあったが、この時点では職員たちは、まだ その事実を知らない。
教祖の死を確認すると、何名かの職員は どこかへ連絡するべくシェルターから飛び出していった。そのうちの一人のポケットに、一枚の名刺がスルリと入り込んだ事に気付いた者は誰もいなかった。
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■■■(八の段終わり)■■■
説明 | ||
☆目次→https://www.tinami.com/view/1149571 【ご注意】 この物語はフィクションです。実在または歴史上・の人物、実在の団体や地名、事件等とは一切関係ありませんのでご了承下さい。 ●作中に 小松左京・著「くだんのはは」のネタバレおよび独自の考察が含まれます。ご都合が合わない方の閲覧はご遠慮下さい。 ●日本の歴史、主に太平洋戦争について、やや偏見に伴う批判的・侮辱的な描写がございます。苦手な方は閲覧を控えて下さい。 ●神道・仏教等について独自の設定を行っております。実在する書物・記録とは異なる点が多々ありますので、あらかじめ ご了承下さい。 ●猟奇事件・性犯罪・近親相姦・小児性愛などの描写がございます。同じく、苦手な方は閲覧をお控え下さい。 ●この物語に登場する呪術・仙術・神通力・儀式等は、全て架空のものです。 2023年作。登場人物の「日本鬼子/多縫喜守日本鬼子/金魚」は、「狸野」様作の「萌えキャラ日本鬼子」のイラスト(https://www.pixiv.net/artworks/14280981 )よりインスパイアさせていただいたキャラクターです(元キャラには特に設定などはありません)。 |
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