自動運転について書かれた文章を読んでいて気がついたことがある。『自動運転レベル4では、公道走行時には 遠隔監視を行う特定自動運行主任者や交通事故等が、起こった際に現場に駆け付ける現場業務措置実施者を配置することが道路交通法にて求められております。 』とある。そしてレベル4がレベル5に進化すると『完全自動運転を実現するレベル5は、制限を受けずいかなる状況においても自律走行を可能にする。「運転自動化システムが全ての動的運転タスク及び作動継続が困難な場合への応答を持続的かつ無制限に実行する。作動継続が困難な場合でも、利用者が介入の要求に応答することは期待されない。「持続的かつ無制限」は、レベルに左右されないことを意味し、作動継続が困難に陥った際も手動介入に依存することなく対応することが求められている。』のだ。つまり、完全自動運転は道路上に障害物を認めた場合は 停車し進行しないが 安全が確認され次第走り出すから、車に轢かれる心配をしないで 車を無理矢理停止させ、車両にもぐり込み 目的地までただ乗りすることができるかもしれないのだ。違法ヒッチハイカー天国だ。「さあ みんな、無料で無人自動運転のトラックに乗って旅に出よう!」 僕は利便性に隠された悪意や不都合もあらかじめよく検討しておかないと 新しい犯罪が起きる可能性に気がついた。いち早く導入した中国の自動運転タクシーは 問題点がこれから出てくるのかもしれない。日本はそれを見極めてから導入すれば良いと思う。タワー建築の災害時の危険性や不便さとか、タワー建築が学校などの地域に与える悪影響などは 住民が入居後に取りざたされクローズアップされている。効率、利便性、ファッション性、金儲けのことばかりに意識を向けていては リスクを見落とすことも有りそうだ。新しいことは、あわてて導入すると 痛い目に会う気がする。 |