Tragic - デモンパラサイトリプレイ(2) |
Demon Parasite short champaign.
Tragic / Chapter.2 “No one is innocent.”
前回までのあらすじ:
一行は、美久高校の新聞部員「新城」に頼まれ、幽霊屋敷の噂のある洋館へと向かった。
洋館には古びた魔結晶の破片が落ちていた。噂の陰に悪魔事件の匂いを感じた一行は、一般人である新城の記憶を誤魔化して、家に帰す。
その後も捜索を行い、隠し扉を発見。その先の地下でヴィシャスと遭遇し、これを撃退。
地下には下級の共生生物で変異したと思しき、奇怪な標本が並ぶ部屋があった。
標本の壜に気を取られていると、「誰!」と背後から鋭い声がかけられる。振り返ると、そこにはゴルフクラブを構えた白い服の少女がいた――。
祐樹: 「美少女きたーーーーー!!!」
GM: そのリアクションは、心が痛むわw(騙しが入ってるので)
GM: その後多少もめてなのか、比較的友好的に事態が進んでかは分かりませんが、第2話は、「不確定名:美少女幽霊?」と少し落ち着いて話をしている場面からスタートしたいと思いますが、いかがでしょうか。
「とりあえず問答無用で手加減攻撃をかけて気絶させておく」とか「何はさておき《蒼炎の幻(ファントムブレイズ)》」とか別の展開を求めるなら言ってください。
燕 : んー……とりあえずGM、あたしの変身時間は大丈夫?
GM: 場面変わると、さすがに1H経つでしょうねー。今のところはまだ経過していません。
燕 : んじゃあ……まぁ、持続しとくか。なんか知らない人いるし。
祐樹: ういうい。
燕 : ということで衝動1追加で“悪魔化”持続しときまふ。
GM: では、少し時間を進めさせていただきます。
■ 栢の館 ■
彼女は、皆さんを2階の応接室に案内します。上の部屋は、古いながらも人が住める程度には片付けられていました。
ちなみに、彼女はやや小柄で童顔、ビンテージっぽい白いロングブラウスにカーディガンとかを着ています。最初は同年代かとも思いましたが、明るいところで少し話すと、妙齢の女性であることが分かります。具体的には30前くらい。(でももしかしたら男子高校生なふたりには、年齢推定は難しいかもしれませんね?)
GM: いくらかのやりとりをまとめると、次のような話をしてくれます。
・彼女は栢(かや)と名乗った。
・ここは彼女が子供の頃に住んでいた家で、ずっと空き家だったが最近帰ってきた。
・無断で入り込んだことは笑って許してくれる。
・彼女は前の仕事の関係で、共生生物の存在を知っている。
かや: 「わたしの父は、半分世捨て人みたいな偏屈な学者でね。子供の頃の話だからよく分からないけど、悪魔寄生体の研究をしてたみたいね。
隠し部屋の件は、本当にごめんなさい。いえ、ありがとう、かしら。わたしが先に気づいてたらヴィシャスに殺されてたかもしれないもんね。まさかあんな部屋を作って、トラップまで仕掛けてるなんて。
あ、みんなはマイトなんだよね? これだけ集まってってことは、何かの調査で来たの?」
祐樹: 「えー、いやー、まぁ、美少女の幽霊が出るっていう噂が立ってて、それを確かめに……」
かや: 「幽霊? そんな話があったの?」不思議そうに。
来栖: 「廃屋に幽霊が居るという噂を聞いて来たがやきす(うなずく)」
かや: 「ふうん。……ここ、隣家もないから特にあいさつ回ったりもしてないし。じゃあ多分、わたしがその幽霊になるのかしら。ふふふ。ちょっと面白いね。」
燕 : 「えぇ……白い幽霊少女の調査をね。ちょうどあなたの服装のような……」(クスクスクス
GM: 燕さんの笑いがホラー!?
燕 : ホラーなのかw まぁ、ある意味ぞっとしそうな笑い方だったか。
祐樹: 「いやぁ、幽霊でなくてほっとしましたよ〜。やっぱ美少女はこうでなくっちゃなぁ……朝元や夕月とは違っておしとやかだ……」
弓美子: 「ええい、人を無意味に恐怖のどん底にたたき起こすなど、面白いわけなかろう!」
来栖: 「ユーキ。顔がにやけゆう……」
彩香: 「祐樹、聞こえてる」(膝裏を蹴る)
祐樹: 「いてぇ!?」
かや: 「ふふふ。もてもてね、君」
弓美子: 「……ぁぅ、いきなり頭に血が昇ったら、急に立ちくらみが」
来栖: 「ユミコ、なんちゃーがやないじゃろうか?(ささえる)」
かや: 「だいじょうぶ? よかったらソファで休んで?」
弓美子: 「幽霊の正体に親切にされるのも腑に落ちませぬが……お言葉に甘えさせてください」
彩香: 「ユミコ、頭冷やす? 魔法瓶しかないけどさ」
来栖: 「それで、他にヴィシャスはおらんんじゃろうね?」
かや: 「うん……父のやることだから分からないけど、多分、大丈夫だと思うな。いえ、いたら私、ほんとに幽霊になっちゃうんだけどね」
祐樹: 「でもすげぇよな。セラフィムでもないのに悪魔虫の研究だなんて」
燕 : 「あら? セラフィム以外に悪魔寄生体の研究をする機関は結構たくさんいるわよ。その目的の善悪に関わらず……ね」
弓美子: 「悪魔寄生体自体は、セラフィム設立以前より存在が確認されていると、何かの資料で読んだことがありますわ。」
かや: 「そうねぇ。突然変異がどうとか言ってたような気がするけど……子供の頃だからよく覚えてないのよね」
来栖: うーむ。クレイモア、誰じゃった?
燕 : 彩香だね。
来栖: あ、進化経路がダメダッタw ないしょばなしで面白いことしようとおもっとったんじゃが、無しにしよう。残念w
彩香: 感知系は弱いのさw
祐樹: 「お知り合いになれたのも縁ですし、俺たちに何か手伝える事があれば……なぁ〜んて」
かや: 「あら、ほんと? 実はね、戻ってきたのは、ここを改装して、お店を開こうと思ってるからなの。お花や雑貨や人形……私の好きなものだけ、気に入ってくれる人に売るだけの、小さなお店。ずっと夢だったんだぁ。」
栢はしあわせそうに微笑みます。
言われてみれば、部屋にもアンティーク調のぬいぐるみや人形が多く飾られていて、観葉植物や調度品も趣味良くまとまっています。
祐樹: 「女の子だなあ、女の子だなあ。」何故か感動する俺。
かや: 「ねぇ、もし君たちさえ良かったらなんだけど……ちょっとバイトしないかな? ここ、荒れ放題でしょう? ひとりでのんびり片付けてたんだけど、なかなか骨なの。君たちなら百人力だしね」
GM: と、いたずらっぽく言って、頼んできます。手助けを申し出る人があれば、休日に何度か片づけを手伝い、[1d3]万円のお礼を得ることができます。ちなみに、手伝い回数かける1万円の想定だったり。
弓美子: ちなみに私、《感情察知(リードエモーション)》を覚えたという話を振っておこう。
来栖: ユミコ、ナイスw
彩香: こっちのほうが適任w
弓美子: 1d3万円か……安いな。
かや: 「うーん、じゃあもうちょっと色つけちゃう!」+2上乗せしましょう。1d3+2。
燕 : 「ん〜……手伝ってもいいですが……栢さん、一度セラフィムに来てもらえないかしら?」
彩香: 「ソ、そんな大金、いいんですか……!?」
祐樹: 「か、かなり破格っすよ……」
彩香: よし、いいバイト紹介してもらったから、俺はこの姉ちゃんを好きになろうw
かや: 「セラフィムに? えっと、悪魔憑きの人たちの互助組織よね?」
燕 : 「貴女のお父様の話も気になりますし、セラフィムは慢性的に金欠なのでちらつかせれば私たち以上にもっと協力的になると思うわよ」
弓美子: 「そうですわね、こちらも何かしらの助力を提供する事ができるやも知れませんし」
来栖: 「…………(カヤの様子を注意深くうかがってる)」
燕 : まぁ、親の資料をセラフィムも使ってじっくり調べたいのが本音ですが。
かや: 「いいわよー。開店準備もあるけど、時間は自由になるし。」
弓美子: 《感情察知》使っておくか。
来栖: 何か質問したあとがいいじゃろ。そしたほうが感情がうごきやすいじゃ。
弓美子: ああ、様子の所で察知しておくとイイカナと思ったけど、じゃあそうしておこう。まだ、質問したい事も抱えてるしw
来栖: そんならそのときがいいじゃろうな。
GM: 《感情察知》の有効時間は1ターンなので、どの質問に対して使うか言ってくださいませー。これまで出た質問の部分でもOKですよ。
来栖: 「……ところで貴女は悪魔憑きなんじゃろか?」
かや: 「わたし? どう見える?」ふふっと笑い。
弓美子: 悪魔憑きに対する質問については、《感情察知》やっておいた方がいいかな。使おう、エナジー3だしね。
GM: 感情は、そうですねー。興味とかかな。会話を楽しんでる。
来栖: 「注意深く(特殊能力もつかって)うごいちょったのに、貴女の気配せんかったん」
かや: (にっと笑って)「『注意深くうごいちょったのに、貴女の気配せんかったん』」
GM: 《音声変化(コピーボイス)》です。
まぁ気配がしなかったのは、“悪魔憑き”だからでなく、彼女が特にしゃべったり音を出す行動をしてなかったせいですが。
来栖: ウォーコイト?
GM: カラドボルグ(の特殊能力)ですね。声真似〜。
彩香: ほお、また面白そうなところを。
来栖: 「なるばぁ……(苦笑)」
弓美子: おおお。
祐樹: カラドなのかー。
弓美子: 「クリス殿、何時の間に腹話術など覚えまして?」
来栖: 「あんほんなら、ないよ……(笑)」(訳:私ではありませんよ)
燕 : ……まさか、ソロかタッグの時のお助けかw
彩香: 「カヤさん、よかったら、片付けの前にこの家一通り調べてみたらどうです? またあんな隠し部屋あったらコトだし」
かや: 「そうね。初仕事は見回りをお願いしようかしら。……よかったらセラフィムのかたに見に来てもらってもいいわよ?(にっこり)」
祐樹: 「それならまかせてくださいよ!!」
GM: 栢は細い指で祐樹の肩にそっと触れて、「頼りにしてるね?」と楽しそうに笑います。
祐樹: わーお。
弓美子: 「……ま゙っ!」
燕 : 「……仕事のお話もいいですが、そろそろ遅い時間です。今日のところはお開きにしましょう。
栢さん、先の隠し部屋のこともあるし、出来れば今日はセラフィムに泊まりませんか? 失礼かもしれませんが……その、正直片付いてないこの屋敷で寝るのはどうかと……」
GM: 栢は何度か遠慮しますが、遠慮してるだけなので押せば同意します。
来栖: 「他になにか潜んじゅうかもしれんきねしね」
燕 : 翌日は平日だっけ?
GM: えーと、明日は休みだしって新城が言った記憶が。
燕 : ほむ。じゃあ、押して同意させましょうか。今のこの屋敷は環境的によろしくないw
GM: 今日は栢はセラフィム支部に案内して、明日みんなで調査って流れでいいでしょうか。
燕 : ですねー。……他に意見がなければw
来栖: 負荷も回復させとぅしw
祐樹: 俺はそれでおっけーよー。
弓美子: 一旦戻った方が、情報収集もしやすいですからね。
来栖: 鍵かけてもらおう。
GM: プレイヤーは覚えてないと思いますが、実は正面のカギが壊れているw
祐樹: そうだった。
来栖: あしらぁみたいながやきがさなぐ検にくるかもしれんきね。
燕 : あー、楽に入ったもんねぇ。
祐樹: 普通に開いてたなw
彩香: さっくり入ったw
GM: 栢はここ数日は裏玄関から出入りしてたので、気づいてなかったようです。
弓美子: GM、私の残りの手持ち4万円で鍵屋呼べない?
GM: まぁハリガネか何かで縛って明日直してで大丈夫でしょう。
彩香: 一日もてばいいなら、俺が鍵溶かしてしまうという手もw
燕 : これ以上壊すなww
祐樹: 溶かそうと思ったら気分がノって溶接してしまったでござる。
弓美子: 溶かせば、開けられる事はない!(開けることもできない)
燕 : とりあえず、そこらに住み着いてる鼠かネコあたりいない?
■ 平穏な日々 ■
GM: では、皆さんは現場を適当に保護し、栢を保護させました。事情を話せば、研究室の資料回収もかねて、セラフィムエージェントが来ますが、どうしますか?
弓美子: お弁当は、2つ位減ってた気がするな。
GM: 生徒会執行部顧問でもある坂先生がダンボール箱とか持って大きな車で来ます。
ちなみに彼は、頼めば後始末や隠蔽は手際よくこなしてくれますが、原則的には学内は無介入放任主義。トップはあくまで会長です。
燕 : ちょ、坂より後に入った……。
GM: あ、学内のトップね。支部長は、彼の妹さんです。兄が純然たる力なら、彼女はそれを御する理性であり良心と言えます。
燕 : 「呼び出して申し訳ありません、先生」
GM: たまに真顔で「面倒だから人質ごと吹っ飛ばそう」とか言っては、妹に説教くらったりしてる人ですが……おおむね協力的で有能な男です。
彩香: 危険人物じゃないかw
祐樹: ぇーw
弓美子: うわあw
来栖: 元ネタがわかりゃーせんw
元ネタなどない。
燕 : チッ、ついでにセラフィム美久市支部を牛耳ろうとおもtt
弓美子: 会長の野望 風雲編。
GM: というわけで、皆さんがえっちらおっちらとあやしげな標本や書物を運び出しまして、屋敷もぐるっと探索します。
祐樹: 「お、重い……」
燕 : 触手でにょろにょろ運ぶか。どうせすぐ回復するしw
来栖: つばめw
GM: [探索]か[直感]かどちらかで判定をどうぞ? 荷運び専念なら、[剛力]でも可!
彩香: 荷物運び担当だw [剛力]で。5+2D6 = 5+[6,6] = 17 *CRITICAL*
弓美子: おおうw
祐樹: すげぇ!!
来栖: アヤカw
彩香: 「はいはーい、タンス通るよーー」
弓美子: 「軽々ですわね……恐ろしい子」
彩香: 「皆も鍛えればいいんだよ」
燕 : [直感]中級、それとまだ変身中なので3d。1時間ごとに衝動溜まるけど、オンセなら逆に最終に持って行きやすいからいいねw 3D+10 = [3,3,4]+10 = 20
来栖: さすがショーテルじゃね。
祐樹: 強みだねぇ。
GM: では触手でにょろっていた燕さん。
燕 : うんにょろうんにょろ。
GM: 昨夜、栢もそんなことを言っていましたが、どうも彼の父は、寄生体には気づかず、「突然変異した生物」を研究していたのではないかと、散らばっていたメモや、本の傾向などから感じます。
燕 : ……ということは、動物系、動物寄生系の研究が主体だったってことかな?
祐樹: 現象にはたどり着いたけどその先にはまだ行ってない感じか。
燕 : 「……ふむ。後で支部長に報告しておきましょう。資料の解析に役立ちそうですし」
GM: 彩香さんのほうは、がんがん重い家具を運んだおかげで――他に隠し部屋などはないことが分かりました!
来栖: ほうかw
弓美子: それは重要っ。
彩香: 「ちょっと残念かな。バイオハザードなみのを期待したのに」
祐樹: 「彩香ばかりに良い顔をさせておけねぇ! 栢さん、俺を見てくれ!! ――――ごぶぁあ!!」
GM: かやが救急箱をもってあわてて祐樹くんのところに!
GM: 探索シーンはこのくらいですかね。ネコに《動物交友(アニマルネットワーク)》とかします? 探してましたけど。……何気に、「アニマルネットワーク」使いが2人いるというこのパーティ。笑。
燕 : あたしも昨日言われてから気付いたw
祐樹: 俺もw
来栖: 「……今、取り込み中みたいじゃけんど?」聞き耳しながら。
燕 : 動物が取り込み中てw
来栖: 営み的にw
弓美子: ヤーン。
燕 : まぁ、邪魔するほど無粋じゃないですから。明日見かけたときに適当に声かける程度でw
GM: では翌日にでも。動物への質問事項?を教えてください
来栖/ネコ: 「あんたおいしそうだにゃあ? そんな感じがなぜだかするにゃ」
弓美子: 喰おうとしてるw
祐樹: なんてマニアックな猫なんだ!
燕 : まぁ、質問というか、お願いなんだけどね。
GM/ネコ: 「にゃ?」
燕 : 「えと…この屋敷に泊まってるなら、明日私たちが来るまでに誰かがこの屋敷に入ったら、私に教えてくれませんか? ちゃんと明日マイワシをお土産に持ってくるので……」
GM: では[礼儀]か[交渉]か[知識:猫]で目標値が……4d = [2,1,1,3] = 7。7です!
燕 : [知識:猫]は無いが地域なら……ってひくw
来栖: 「礼儀」とは、高貴なネコじゃねw
燕 : [礼儀]が効くなら[礼儀]初級で。3d+5 = [6,1,6]+5 = 18 *CRITICAL*
弓美子: クリティカルvsファンブルじゃあなあw
来栖: というか、ねぇw
GM/ネコ: 「まかせるにゃ〜しょくしゅのおねーちゃーん」何かにめろめろだ。
燕 : 「しょ、触手……」ちょっとがっくり。
来栖/ネコ: 「とってもおいしそうで、とろけちゃうにゃぁ〜(ごろごろ)」
祐樹: 触手萌えでもあるのか……この猫あなどれねぇ。
燕 : ……がっくりする生徒会長貴重だ!(ぇ
GM: ここで所持金ロールふってないひとは振ってもらって、あと手伝いの1d3+2万円もどうぞ。
祐樹: わーい。
GM: 日数が経過しますので、衝動とエナジーは全快します。
来栖: お金、1シナリオ1回やないんじゃろうか?
GM: 前回が1話です! という強弁を。まぁあんまり使いどころもないのでいいかなと……。
めいめい所持金ロール。がっぽり所持金が増えます。動物の燕さんはゼロなのが辛いところですが、そこはスポンサー付きなのでまぁどうにか?
GM: こうして、何度か片づけを手伝いました。同じく手伝い……というよりは遊びに来ていた、小学生の男の子と女の子とも友達になったりもします。
栢の屋敷の資料や標本は、本部で分析にかけられましたが、「見るべきところなし」という切ない結果が返ってきます。
祐樹: レアな標本は無かったって感じかしら。
来栖: ……寄生済み、じゃったりして(ぼそ
祐樹: ヒィ。
燕 : ……まぁ、栢さんが寄生されてるし、ありえるとは思いますが。
GM: だいたいLv1とか、群れて1〜2とか、その程度の下級のやつですね。あ、地下のトラップに使ってたやつだけは、多少目に留まります。あれは仮死状態にしておいて、ワイヤーとかを組み合わせて蘇生液をかけて……というそんな感じの仕組みでした。
弓美子: ほほー。
来栖: この屋敷は派遣されたエージェントたちけんど、調査済みということでえいがじゃろうか?
GM: 坂兄とみなさん+パンピーなスタッフで調査済み、ですね。また、栢についても、できる男・坂は裏を取ってみたようです。
祐樹: 流石だwww
GM: まぁ栢本人も隠しませんが、彼女がいた会社はサルース・ファーマ・ジャパン。
祐樹: ファーマとな。
弓美子: おお、できる男だ。
燕 : さすが先生。
GM: 社名は、アレスの来栖少佐は知ってるかな。外資系製薬会社で、共生生物研究では後発にあたる企業ですが、存在感はさほどありません。この分野では大友製薬やアレス、それからセラフィムが三強ですので。
彩香: なるほど。
来栖: そういえばほがながやきが居たなぁ(訳:そういえばそんなのがいたなぁ)
祐樹: 訳があるとたすかるわぁw
GM: 会社的には相当引きとめたようですが、栢本人は、株で一山当ててさくっと退社してしまいました。そして、セラフィムにつながった今となっては、サルースもおいそれとは手出しができず……諦めたようです。
祐樹: 実験してたのはおとーさんなのよね?
GM: お父さんは学会とかに背を向けて、市井の学者として研究してました。栢が中学生の頃に亡くなっていますね。調べられた範囲では、サルースに入ったのは、それとは別口です。
祐樹: そなんだ。
弓美子: ともあれ、父親の研究と同分野に進んだわけね。
来栖: 栢について、アレス伝いでなにかわかるぜよ? 研究しとった対象について詳しく。
GM: はい。彼女はどちらかというと、補助的な事務をメインにやっていました。専門の研究職というとちょっと違う感じです。
来栖: とくに事件が起こったわけがやないし……かんぐるのは意味ないのじゃろうか(腕くんでうなる)
祐樹: なんとぉ。
彩香: 普段は事務してて、用があったら呼び出される、と。
GM: むしろ研究のサブスタッフをやってるうちに感染、ですね。
弓美子: 経歴的な面では問題ないわね……しかし、何か残る。
来栖: 「暫く見守るぜよか……(小声でため息)」
祐樹: 「いやぁ、これでなんとかスッキリしましたね」
GM:若干の不安を残しつつ。
彼らの活躍もあって、準備は順調に進み、改装工事も滞りなく。もう幽霊屋敷の面影はない。
打ち上げということでのホームパーティにも招かれ、楽しい時間を過ごした。
遊びに来ていた小学生たちもご機嫌。皆、帰りにはおみやげに鉢植えとか人形とかを渡される。
そして、栢の店「Le Pur」はオープンする。
彼女が話していた通りの、こぢんまりとした、かわいい人形やぬいぐるみが置いてある雑貨屋だ。
弓美子: 読み方がわからないっw
祐樹: ラ・プールって読むのかしらん? ポールか? よくわかんねぇ。
GM: 「ルプ」です。
祐樹: ルプかぁ。どんな意味だろう。
照れくさいので言いませんでしたが、要するに「ピュア」です。
来栖: 開店祝いの花をおくるぜよ。1万くらいの。
かや: 「(花を受け取って)わ。外人さんは進んでるのね……。
なんてね、冗談。ありがとー」
弓美子: ワタクシからは、3万円で看板を贈らせていただきますわw や、開店前に既に贈ったって事で。
GM: 弓美子さんのはさすがに悪いので断りますよ。
弓美子: でも、バイト代とトントンなのよね……w>3万
来栖: 「開店、おめでとうござる(にこっと笑う)」
祐樹: 「あ、先輩ずりぃー! えーと、お、俺は……じゃ、じゃぁ客一号になります!」
かや: 「はーい、いらっしゃーい♪」
彩香: 「回転祝いもってきたよ! 招き猫だよ!」
来栖: w
祐樹: w
彩香: 「……場違いだね、コリャ」
祐樹: うっかり買われたりしてなw
来栖: 「招きネコ? 珍妙な動物じゃのおし。じゃろうえぃ」(訳:珍妙な動物ですね。おもしろい)
GM: と、そんなこんなで、少々奥まったところにありますので、満員御礼という感じではありませんが評判は悪くないようです。学校でも何人かがファンになった子たちがいます。
燕 : 「祐樹、こういうのは狙うのではなく自然にやるから好意的に受け取られるのですよ」
祐樹: 「ね、狙わないでやるってどうすりゃいいんだよ師匠ー!」
弓美子: 「とりあえず、此方のテディベア2体を頂けますかしら?」一万円の出費。
来栖: 「狙う?」
GM: あ、(招きじゃない方の)ネコから報告。開店までに特に不審な人物は入りませんでした。その後はお客さんくるので、監視はムリですが。
燕 : んー、燕で祐樹の肩に乗って来店しておこう。ネコ報告了解ー。
祐樹: 「そういってる間に夕月に先こされちゃった!? お、俺二号さんでもいいので……」
かや: 「何の話?」<狙うとか聞いて首かしげ
来栖: 同じく首をかしげちょぉ。
祐樹: 「なんか気の利いたことは狙わずに自然と……無理だーー!!」
男子高校生@思春期、心の叫び。
燕 : 「……祐樹、諦めが肝心だぞ」とりあえずトドメをぼそぼそとw
弓美子: 「本当に不器用ですわね……ユーキ」
祐樹: 「あと5年経てば俺だって……俺だって……」orz
かや: 「うふふ。こんなおばさんをからかってもだめよー」とか祐樹に。
来栖: 「ユーキ。なんちゃーがやないじゃろうか?(訳:大丈夫ですか?)」
祐樹: 「な、なんかめげそう(´・ω・`)」
来栖: 「人手足りゆう? 何かお手伝いしまじゃろうか?」
かや: 「だいじょうぶよー。体力はあるしね♪」
燕 : しかし、人なれした燕……珍しいw
来栖: なんか、ジロジロ客にみられとー気がするがw
彩香: こっちは3,000円出して、なんだかよく分からない人形を買おう。
GM: るるいえとか札に書いてある人形を。
祐樹: んじゃ俺はよくわかんないモノを適当に指差したら超高くてさらにショックを受けていようw
■ そして、悲劇の終わり T ■
GM: では場面とびまーす。時間もさらに少々飛んで、燕さんにカメラが移ります。
燕 : はい、鳥ですw
GM: 2週間後くらいかな。あなたが今日も今日とて学校を休んで町の上空を飛んでいると……何か違和感が。[知覚]で目標値12か[直感]18で判定お願いします。
燕 : [知覚]中級。2d+10 = [3,5]+10 = 18
GM: 同級生の英子さんの姿が目に入ります。……どうきゅうせい? 今年の同級生w
燕 : だねw
GM: 友達の友達、誰かが間にいれば楽しく会話をすることもある、くらいの関係。なぜか大き目のぬいぐるみを抱えていて、アパートの階段を上っていきます。燕さんは、そこが彼女の自宅ではないことをたまたま知っています。そして、今は授業中のハズです。
燕 : (……あら、サボりとは関心しませんね)←自分棚上げ♪
GM: 彼女が3階まできて、ある部屋のチャイムを鳴らすと、主婦っぽい感じの若い女性が不思議そうな顔で出てきます。
二、三言、話をすると、ふたりは部屋の中へ入っていきました。
彩香: あやしいw
燕 : …………? とりあえず窓あたりでも止まってみるか。カーテン閉まってる?
弓美子: ほっほう。
祐樹: イケナイ現場を覗き見している気分だw
弓美子: 「実録 アパート妻と女子高生」
GM: カーテンは開いていて、二人はテーブルを囲んで仲良く話をしています。
祐樹: キタ!!
燕 : (……おやおや、コレはいわゆる百合というやつでしょうか……///// わ、私はただ、学生の動向を確認する為で……断じて興味本位から覘いてる訳では……////)
なぜそういう発想なんですか、みなさん?
GM: 英子さんが席を外すと、女性は、巨大なクマのぬいぐるみを、リビングの椅子に座らせます。うーん、ガラスごしだけど、多少きれぎれには会話聞こえてもいいかな。ふたりは姉妹のようです。
燕 : 換気扇がベランダあたりにあるハズだから、そこから声が漏れるかな?
GM: お、いい着眼点ですね……。では、うーん、どの判定にしようかな。
燕 : (……姉妹で百合なのですかっ!? コレは……背徳感満載で……いやいや、生徒会長としてはいさめる為に…来てるのであって…)耳をそばだてて。
GM: まぁ普通に雑談してます。が、[知識:共生生物]で15か、[直感]20。
祐樹: 共生生物ですと!?
燕 : [直感]しかっ。2d+10 = [5,5]+10 = 20 興味の勝利ですw
彩香: エロ鳥類強いw
弓美子: ませてるなあw
GM: 姉「っていうかあんた学校は?」 英子「今日は創立記念日で休み」とかいう内容があったりしますが。
燕 : (創立記念日ではないですよ! そこはお姉ちゃんに会いたかったからとかぐっと来る台詞を言うところでしょう!)
GM: (なんだかなぁ。笑。)[直感]判定分の情報。受け答えは一見普通なんですが、なんとなく妹というか英子さんの目や雰囲気がおかしい。記憶操作を受けた一般人に似ているような……気がしました。かすかな違和感なので自信はありません。
燕 : ほむ。人形持ってきた方か……んに? そーいや弓美子さんも人形買ってたよね?
弓美子: ええ、二つほどね……。
GM: で。
英子が席を外すと、お姉ちゃんと呼ばれた女性は、巨大なクマのぬいぐるみを、リビングの椅子に座らせる。ちょっと離れて見直して、位置を直して、うんうん頷いたりしていると、突然ぬいぐるみが震えて倒れた。
彼女が驚きの悲鳴を上げて一歩下がると、ぬいぐるみの胴体が破裂。
蝿の群れが中から出現し、姉に襲い掛かろうとする!
燕 : って、考えてる暇ないしっ!?
弓美子: はえー。
突っ込みませんよ?
GM: 燕さんは技能あるから判定なしで分かって構わないでしょう。ルール的には、蝿の群れはウォーコイトの人形1体相当です。
止めるなら、1アクション分のチャンスがあります。1点でもダメージを与えられれば破壊できます。こちらも回避しますが。
彩香: これはぐろい。
弓美子: ああ、やはりウォーコイトなのかw
祐樹: その人形の使い方は上手いな。
燕 : くっ、とりあえず壊せるなら《幻影矢(ミラージュアロー)》を換気扇の隙間からピンポイントで打ち抜く!
GM: 《幻影矢》は、幻らしいので、たぶんガラス貫通するかと。あと半径5m敵なので、お姉さんには当たりません。
燕 : あ、ガラス割れないならそのまま狙う。
GM: 判定どうぞ。蝿の群れは16で回避します。不意討ちになるかが微妙ですが、イニシアティブも取らないので、一応、戦闘外の裁定で……。
燕 : 命中の振りなおしって、回避判定振る前にやらないと……って固定値か。とりあえず、[特殊攻撃]中級とか言っておく。2d+10 = [5,1]+10 = 16
回避優先か、振りなおし! 3D+10 = [4,2,4]+10 = 20
GM: ばしゅっ。蝿の群れは破壊されました。室内ではお姉さんが悲鳴を上げ、アパートが騒然とする中、あなたは……英子さんが持ってきたものに良く似たぬいぐるみを、栢のところで見かけたことを思い出します。
燕 : んじゃ、とりあえず続けて《催眠音波(パルス)》……遅かったか。
GM: お姉さんに催眠?
燕 : 行動不能に〜だから気絶させれるかなと。
GM: 1ターンが10秒ですから、悲鳴は一度上げちゃいますね。
燕 : むぅ、悲鳴上げられたならほっとく方が得策か。
GM: と、いうところでシーン切り替え。
■ そして、悲劇の終わり U ■
GM: 来栖先輩シーンをちょっと駆足でやります。来栖先輩。あなたはアレス本部に呼び出された帰りです。親しい友人でもある理事から、ちょっとした話を聞かされました。ちなみに男性と女性、どちらのお友達がいいですか?
来栖: (ダイスを振って)男やね。
GM: 了解。では情報です。美久市のセラフィム支部の支部長は、坂真冬といいますが、実質的なナンバーワンは彼女の兄の坂枯葉である、とアレス側では見ています。が、ここでひとつ、裏が取れてないものの、アレスが掴んだ情報があります。
「坂枯葉はヴィシャスだ。」
重役が告げる。
「目的や背景は不明だが、座視するわけにもいかない。かといってアレス側から干渉やリークを行うのも好ましくない。大きな組織になると色々面倒なこともあるからね。
君には、当面は外部の協力者として振る舞いながら、仲間に証拠を掴ませるよう誘導する――あるいは、好機があれば証拠を残さず暗殺してほしい。というのがわざわざ来てもらった理由だ。
受けるか蹴るかは、少佐の判断で。回答は後日で構わない。
……僕個人としては、断ってほしいな。我が社誇るサイボーグとはいえ、危険にはできるだけ――すまない、忘れてくれ。」
来栖: 「(タブン英語)いえ、貴重な情報ありがとうございます(敬礼)」
GM: というような話がありまして。
祐樹(ここにいない): えらい物騒な話だな。
GM: 来栖くんの去り際、彼は、「ああ、そうそう。この情報は、口外しないでくれよ。セラフィムが気づくのが重要だ……。」と告げます。
弓美子(ここにいない): ここに来て、話が変わってきましたな。
GM: ということで、あなたはまだ返答せずに美久市に戻るところです。夜の高速道路を走っていると――[知覚]か【知力】の16でお願いします。なんか知覚判定ばっかりな気がしますが。
来栖: む。
《照準眼(スコープアイズ)》使用2D+1+5 = [3,5]+1+5 = 14
…………。
負荷ためます。3D+1+5 = [2,4,1]+1+5 = 13
…………。
弓美子(ここにいない): 減ってる減ってるw
来栖: どっっせい! 4D+1+5 = [3,6,5,4]+1+5 = 24
ふう。これでええじゃろ。
GM: では、隣の車線を、栢が車で追い抜いていったように思いました。
弓美子(ここにいない): 美久MIDNIGHT。
と、前を走っている車に異変が起こる。
突然、車内に黒い虫の群れが充満。蝿の群れ……ウォーコイトの使役する「人形」を。
GM: 引き続き射撃のワンチャンス。持っている銃なら届きそうです。
来栖: では、《曲技走行機構(アクロバットコントロール)》を使う。
GM: 曲技を使うなら運転による(射撃への)ペナルティはなしでOKでしょう。
来栖: それで、車においついてその助走で車をヴォンとかけのぼって攻撃します。できる? 1点でもダメージはいると消滅しますよね?
GM: うん。消滅します。
来栖: (ここはめんどくさいので標準語でw)
GM: でも追いつこうとするにはちょっときついかな。
来栖: む?
GM: 人形を作って攻撃する場合でも、通常行動→攻撃行動で発動なので、一瞬でできる行動のみを例外的に止めるチャンスとして処理したいなと。
来栖: 特殊強襲車両は移動50mだけどおいつけない?
検証してみましょう。
1ターン10秒で50m移動=時速18km……意外と遅いなぁ。計算合ってますよね?
高速走ってることによる現在の速度に上乗せできるとしても、ノータイムでの攻撃にはならないかな。まぁここは、人形使役者の状態も考慮&攻撃タイミングの行動という点は同じなのに認めないのはどうかということで、許可しました。
彩香(ここにいない): せっかくだから縦に三回転とかしようよw
GM: ローリングアタック!
燕(ここにいない): ウィリーから曲芸ジャンプw
弓美子(ここにいない): 本当に曲芸だw
あれこれ相談してたんですが、リプレイでは省略します。
映像が不明ですが、とにかくバイクの車輪で前を走る車の中の蝿を轢き殺しつつ、運転席の女性をかっさらいというところまで《曲技走行機構》で含めることにして、判定。
GM: 人形の回避は、同じく固定値16です。
来栖: 今はヒトをたすけよう。ウォーコイトの有効範囲があるから、操者が近くにいるはずなんだけど。
GM: 100m以内にいるはずですね。
来栖: 車両突撃+曲技ボーナスの運転命中判定。2D+10 = [2,6]+10 = 18 +5で23。ボーナスわすれてた。
GM: 虫の群れは散って、路上にぱらぱらと破片が。次、かっさらい。目標値12。
来栖: [運動]なし、能力判定 2D+7 = [2,3]+7 = 12
GM: お見事です。来栖先輩は華麗に、運転席の女性を掴み上げて……3回転?
来栖: 3回転はしないw ウィリーでギャルルと前輪を軸に停止する。
祐樹(ここにいない): 俺のイメージでは斜めに回転してたw
弓美子(ここにいない): (注:このゲームはフィクションです。実際に道路に走る際は、交通法規を守って運転してください)
燕(ここにいない): 注意書きナイスwww
GM: 止まったところで、背景でどかーんとハリウッド的に爆発が上がりますが、車は少なかったので、死者は出なかったようです。
来栖: 「…………(女性をじっとみる。ケガはないか? というふうに)」
GM: 気絶してますが、かすり傷程度でしょう。
来栖: で、周りをキョロキョロ。もう操者みつからないだろうけど
GM: 《照準眼》は60T持続か。では、バックミラーごしに一瞬、栢らしき人物と眼が合いました。
来栖: あ、段階いった。【サイボーグ4】【8】精密射撃:照準の精度が向上。あらゆるダメージに「+5」点/30点
■ 幕間・日常を守る者たち ■
いわゆるマスターシーン。あるいは、誰も知らない場面。
「出た、“蝿”どもだ、エンゲージ! ――クソ、虫どもめ!」
「焦らず包囲を。幹也は一般人のカバーリングを最優先してください」
インカムで指示を出すセラフィム美久市支部長――坂真冬。
美久市支部は、“悪魔憑き”の数こそそれなりだが、レベルはあまり高くない。
多少手こずりながら、ようやく蝿の群れを潰した。
坂: 「まどろっこしいね。本体を狙わないの?」
真冬: 「栢さんが犯人とは限りません。彼女がウォーコイトだとしても、人形に指令を出せる範囲は、せいぜい半径100mが限界……多くは『アリバイがある』状態です」
坂: 「サルースの研究成果かも」
真冬: 「信じてもないことを。大体、あそこの調査結果を上げてきたのは、兄様でしょう」
真冬は無表情に、兄の額に銃を突きつける。
真冬: 「まさか偽情報ではありませんよね?」
坂: 「もちろんだ。冬に嘘は吐かない」
真冬: 「……(銃を下ろす)結局、燕先輩たちに頼むしかないですか」
坂: 「この町では彼らが最高のパーティだしね。今回の事件をギリギリのところで止められてるのも、彼らの嗅覚が大きい」
真冬: 「依頼の伝達は頼みます。ただし強制はしないように」
坂: 「僕が出なくていいのか? 人形を2〜3体同時に使役できるウォーコイトは、相当強い可能性もあるよ。今のところ出てる人形の動きにはキレがないけど。“悪魔化”してないで使ってるからかな」
真冬: 「(少し誇らしげに微笑んで)もし戦闘になっても、先輩たちは負けませんよ」
坂: 「ふむ。根拠を聞いても?」
真冬: 「私、人を見る目には自信あるんです。支部長ですから(えっへん)」
坂: 「へー(棒読み)」
銃声。
■ そして、悲劇の終わり V ■
翌日――美久高等学校、放課後。
GM: ぴんぽんぱんぽーん。授業が終わってさてこれから……というところで校内放送が入り、皆さんは生徒会室へ呼び出されました。
弓美子: 「急な招集とは、何か御用でして?」
祐樹: 「お、俺なんもやってねーよ! なんもやってねーからな!!」
彩香: 「祐樹、その態度は怪しいよ」
GM: などと言いつつ入っていくと、甘い匂いと共に、坂さんが出迎えます。
坂: 「わざわざすまない。あぁ、ちょうどマフィンが焼けたんだ。良かったらどうだい?
妹に出そうかと思っていたんだけど、遅れるそうだし全部食べて構わない。どうせ冷めたマフィンは嫌だと我がままを言うんだ。」
彩香: 「そーゆーことなら遠慮なく」ぱくぱく
祐樹: 「このパンみたいなのがマフィンっすか? へー」
GM: マフィンは、もちもちとした弾力と自然な甘さが引き立つ逸品だ。ひとりに2つくらいはあります。
祐樹: んじゃおなかもすいているのでぱくつきましょう。
来栖: こっちの坂は名前どっちじゃろ?
GM: 兄のほうですね。枯葉さん。
祐樹: 「なんか牛乳欲しいよな」
弓美子: 「あらあら、マフィンのみで紅茶が無いとは片手落ちですわね。今、お出しいたしますわ」
坂: 「おっと、気がきかなくてすまないね」と、ちょうどお湯が沸いたところ。
GM: さて、少し落ち着いたところで、坂は切り出します。
坂: 「“悪魔事件”だ、諸君。といっても、犯人は、君たちが警戒していたから、すでに掴んではいるが。」
祐樹: 「……は?」
GM: 坂は皆さんに資料のファイルを渡します。いずれも、未遂の段階で済んでおり、被害者はありません。
坂: 「狙われた者はいずれも独りでいるときに襲われていて、27歳〜28歳までの間のこの市で育った人間。そして……手口は、これだ」
弓美子: ええと、内容は……先程の蟲の事件、2件かな?
GM: ぱさりと乾いた音を立てて投げ出される写真は6枚あります。上級生コンビが阻止したものも含まれていますね。いずれにも、人形の破片や破れた布、そして「人形」である蝿の群れが写っています。他のは別口で防がれたようです。
燕 : 6つかぁ。
GM: まぁ写真だと黒い影にしか見えません。
弓美子: 「何ですの? この黒い影は……」
彩香: 上級生コンビから、カヤが絡んでるという話は通されてるのですな?
GM: あ、ひとつ確認がありました。来栖さんがアレス情報を、みんなに教えるや否や。
来栖: いやw アレスの上司に『直接言っちゃいやーん☆ミ 自分たちで感じてくれなきゃイ☆ヤ』といわれているからな。それとなく伝えていくつもりだ。
祐樹: 萌え上司。
GM: 燕さんの方は情報共有どうしましょう。
燕 : あ、そだ。こっちから経過報告してるなら、弓美子に異常が無いか聞いておきたい。
GM: セラフィムに上げれば、そのまま3人へ流れます。
来栖: あとめんどくさくなったので、「」以外は英語のふつーの言葉使いでいくw
GM: 弓美子さんのぬいぐるみは特に動き出したりしていません。
弓美子: ちぇー。
彩香: こっちの人形も無事だね。
GM: うん。
燕 : こっちは特に隠す情報は無いのでとりあえず興味本位だった事実だけ伏せて全部伝える。
GM: 百合は伏せて。
坂: 「どうする。知り合いだから行くか。それとも、知り合いだからこちらに任せるか」
祐樹: んじゃ俺はお約束として「栢さんはそんな人じゃないっすよ!」と言おうw
坂: 「分かってる。何かやむにやまれぬ事情があるのかもしれない。」肩ぽん。
彩香: 「そうそう! 状況証拠だけで犯人と決め付けちゃダメですよ!」
坂: 「何かあれば遠慮なく言ってくれて構わない。バックアップや後始末は引き受けるよう、支部長からも命令されている。」
祐樹: 「じゃぁ俺たちで栢さんの無実を証明しようぜ! な? な?」
弓美子: 「無実となるか黒星となるかは解りませんが、調査するしかありませんわね」
彩香: 「ちゃんと話を聞けば、誤解も解けるよきっと!」
弓美子: (ああそうか、この二人、バイト代頂いてるのでしたね……w)
彩香: お金の絆は強いのだよw
坂: 「ありがとう……。それでは、」何と言うべきか迷って、「武運を、ではおかしいな。幸運の導きのあらんことを」
祐樹: 「おうっ!」
来栖: なんだか宗教家っぽいな。
弓美子: 「や、は、武勲を立てて参りますわ!」
坂: 「一般の客は人払いしておく。頼んだよ」
GM: 燕さんには坂からもメールは届きますが、皆で合流して店に向かいますか?
来栖: 自由がなくなりますね、燕さんw
燕 : あいあい。会長携帯経由で通信機が耳元でメール読んでくれます。音量は自分に聞こえるくらい最小。
来栖: 屋敷探索がひとまず終わったから、アレスなわたしだけ、もう関係ないとハブにされそうな気がするがw
燕 : いや、現場みて関係ないも何も無いよw
来栖: 聞きにきてくれると助かるけれど。事故現場に私が居たとはセラフィムはつかんでいるってことですか?
GM: 一応掴んでますね。ただセラフィム側からムリに干渉はしない。
来栖: じゃあ、からんできて欲しいですね。
祐樹: ほんじゃぁまたメール作戦?
弓美子: ソコは会長経由でお願いした方がいいかな?
来栖: じゃあまた屋上でw
燕 : ほむ。了解しとこう。
来栖: 「あしはチョコレートをすいちゅうけんど、ナッツ入りがすいたわけがやないんそうやけんど……(ナッツだけ取り出したのをまた鳥にあげてる)」
燕 : ……中の人と同じタイプだw >中のナッツが好きじゃない
来栖: ちょっとロンリー気味な独り言をきかれていますw
燕 : うい。じゃあ、その線で……ハッ、弓美子さんに頼まれてしまったw
弓美子: ムフフ。
燕 : ま、まぁ、頑張ろう。
来栖: またやってきた変な模様の燕がひとなつっこいので、「……かわええなぁ」とか言ってる。
燕 : 変な模様……w まぁ、燕の痣はねぇw
GM: もじょかですね! 調べたら「かわいい」って意味だった。
来栖: 「もじょか〜」
※第1話参照。
祐樹: スワロゥ オヴ スワロゥというフレーズが頭をよぎった。
来栖: ほほえんで、肩にのせて、ナッツをあげてます。
弓美子: すわすわ。
来栖: ってこのままだと、鳥と戯れておわってしまいます! 誰か進めてくださいw
GM: じゃあ来栖少佐にもメールを入れましょう。セラフィムが動いて、街中を封鎖しているという情報が入ります。場所はもちろん、栢の店の周辺です。
燕 : おっと、入れてくれて助かった。燕は無垢なんだ! 秘密厳守なんだっ><
祐樹: んじゃ俺からも先輩にメールしておこう。『また栢さんのお店いきませんか〜?』的な。
弓美子: じゃ私からは、燕会長に待ち合わせ時間の指示を仰ぐメールでも送るかw
GM: メール攻撃が。
燕 : 大丈夫、燕にしか聞こえない小さな読み上げだ。……って、スキル使われたら聞こえるがなw
来栖(メール): 『お金あるんですか?』>祐樹に返信メール
祐樹(メール): 『あー……ま、まぁ、遊びに行くだけでもいいじゃないっすかw あと、なんかセラフィムが栢さんのこと調べてるみたいなんすよ。だからそのへんも気になって……』
燕 : 指示は枯葉から受けてるだろうw
GM: 歯切れの悪い感じと、さっきの情報で、来栖先輩は胸騒ぎがします。……さいぼーぐだけど!
祐樹: うぃんうぃんうぃん。
来栖: 脳みそ騒ぎします。
彩香: うぃんうぃんうぃん。
アレス製サイボーグの作動音は「うぃんうぃんうぃん」のようです。
来栖(メール): 『わかりました。私でよければお付き合いします』と返信しておきます。情報だけ渡されても、私1人ではどうしようもありませんし。
来栖: って、その短文をクラスメイトがみたら誤解されそうだなぁw
祐樹: w
来栖/クラスメイト: 「おまえ! 男同士で!(ががーん)」
GM: むしろ狙ってますよね?w
来栖: いや、後付w
弓美子: でも一部の男子生徒から人気上がるんだよね。
GM: 向かう前に準備とかありますか? あ、来栖くんは、修理時間があったので、任意で負荷戻してOKです。
祐樹: 準備かぁ……思いつかないでしゅ。
来栖: 本当? では3点もどしておきます。
彩香: 2000円弁当相当の手土産を持っていこう。
弓美子: とりあえず、お弁当は2つ補充しておこう。4000円弁当*2と、500円弁当*4で、1万円消費。
GM: 燕さんは、睡眠で衝動2点と、その他食事で回復可能かな。
燕 : あぁ、そーいや2点使ってたってか。
弓美子: セラフィムジャージは、残り7枚ほどw
燕 : んー、とりあえず悪魔化で行くか。集まるんだし常時戦闘態勢でかなぁ。
彩香: じゃあ、道々「坂さんもひどいよねー!」とかプリプリしとくか。
来栖: 『タカサカ マフユ。一体何を考えて……』と思いながら、店に。
この他、支部長から燕への連絡と一緒に、物資が支給されます。
特殊能力の魔結晶、《超筋力(クリーチャー)》1個と、《超常力(アウターワン)》「アウターワン」が2個。使用すると18ターンの間、肉弾ダメージ/特殊ダメージが+5されます。
さらに貫通弾2発。銃に入れて使うと、射程20m、ダメージ4dに変更できます。使い捨て。
■ 高瀬祐樹の回想 ■
GM: 祐樹くん。その日は日曜だったけど、他の人たちはたまたま用事があって、君がひとりで館の改装を手伝っていました。
祐樹: おお、俺だけでなんて、なんか……照れるじゃないかw
GM: 午前中に予定していた作業がだいたい終わって、栢が言う。
かや: 「あっ、冷蔵庫、何もないんだった……。ねぇねぇ、高瀬くん、今日は外に食べに行かない?」
祐樹: 「いいっすねぇ。この前結構貰っちゃったんでモスとかファミレスあたりで豪勢にいきますか?」
かや: 「うんうん、じゃあ行こっか! 昔いたときに通ってた、喫茶店があるよー」そう言って、彼女は楽しそうに君の手を取って歩き出します。
祐樹: 「あ、葉、は、廃、喫茶ってん、いいっすねぇ(//▽//)」誤字ではなくイントネーションが違うという表現だと思いねぇ。
GM: 少しだけ歩いての、こぢんまりしたお店。食事も出すとこですね。食事をしながら会話が弾みます。
かや: 「高瀬くんは彼女はいるの?」
祐樹: 「あー…俺っすか? いえいえ、モテませんよ俺なんて」
かや: 「まだ決まってないんだ。本命はどの子?」いたずらっぽく笑って、君の胸のあたりを指で、とん、と突く。
かや: 「彩香ちゃん? それとも弓美子ちゃん? 燕ちゃんもかっこかわいいよねぇ。」
祐樹: 「本命!? ――いえ、その……」
見守り弓美子: じー。
祐樹: 「彩香や弓美子は……どっちかっつーとただダベってるだけの友達だし、師匠は師匠で……師匠っすね(笑)」
かや: 「そうなの? じゃあ、どんな子が好み?」
不在の来栖: ……せいしゅんデスネェ。
祐樹: 「こ、このみっすか!? あー……まぁ、なんて言うんですかね、大人しくて可愛い――あとは…」と栢さんをチラチラ身ながら考える俺!
かや: 「あとは?」にこにこと。
傍観する燕 : いつもあんなにおちゃらけてるのに、いざとなると何も出来ない典型的な青少年ですねw
不在の彩香: なんというむずがゆさw
見守り弓美子: えー続き気になるのにーw
祐樹: 「あー……あ、か、栢さんっ、料理冷めちゃいますよ、え、えへへ……」
かや: 「そうだね。あ、ごめん、ちょっと化粧室」
祐樹: 「あ、はい、いってらっしゃ〜い」
来栖: ……ココデ化粧室。フムゥ(考えるしぐさ
祐樹: と、席を立って栢が見えなくなると 「うおーーー!! 俺のバカバカバカ!! こんなんだからダメなんじゃないかー!」
GM: と、ひとしきり小声で叫んだ後、「あれ、栢じゃねぇ?」という男の声を君の耳は捉える。
「十何年ぶりだ? いつ町に戻ってたんだ?」
見ると、向こうで栢に話しかけている男が2人、目に入る。それなりにいい年だが、チャラい感じの連中だ。
祐樹: んじゃそっちのほうを見て 「?」 と
GM: 目をやると、栢は一歩後ずさりしている。が、彼らは馴れ馴れしく彼女の肩に手を置く。
かや: 「……っ! 離して!」
GM: 栢は男の手を振り払う。しかし、彼女の叫びはか細い。
男1: 「ンだよ、栢のくせに気取りやがって。」
男2: 「可愛くなったじゃん。せっかくだしどっか遊び行こうぜ。」
GM: 男たちは、下卑た笑みを浮かべ、強引に彼女を連れて行こうとする。
祐樹: 慌ててダッシュして「あ、ちょ、は、離してくださいよっ!」
男1: 「何だぁ、このガキ?」
男2: 「(胸倉を掴んで、顔を近づけて)失せろよ。」
祐樹: 「やめてくださいよ、嫌がってるじゃないですか」と男の腕を掴もう。
GM: では、判定で解決しましょう。無難に取り成すなら【知力】。締め上げるなら【肉体】。威圧するなら【精神】ってところですかね。一応向こうも2d振ります。ほか、使えそうな技能や能力があれば指定してください。
祐樹: んー、得意なのは【知力】だが……。
傍観する燕 : 傍観者的には【肉体】or[肉弾攻撃]か【精神】or[尋問]で押し切ってくれるといいなぁ〜と思いながら見ていようw
祐樹: それだとカッコよすぎるだろwww
傍観する燕 : ぇ、栢ちゃんにみせつけるんでしょ?
祐樹: いやいや、俺はカッコ悪くいきたいんすよ。あ、そうだ。テキトーに演出していい?
GM: どうぞ。
不在の来栖: デハ、1ゾロる、念オクリマショウ。
不在の彩香: 男どもの黒幕はクリス先輩であったかw
見守り弓美子: アレス、何やってんの!?
不在の来栖: コンナニ親切ナノニ……。
祐樹: なら[礼儀]あたりで判定しましょう。一応《限定強化》も使っておこう。2d+6 = [6,4]+6 = 16
GM: 一般人抵抗。2D+1 = [3,1]+1 = 5
不在の来栖: 工作タリナカッタようですw
祐樹: どんな工作だw
GM: だいぶ気圧された感じですが、どういう感じでいきます?
祐樹: いや、俺は男を怒らせちゃったんですよw 「コイツ、なんか生意気じゃね?」 みたいに。
見守り弓美子: おおっと。
祐樹: んで、外に連れ出されてボコボコにされる俺!
男1: 「あぁん? 何言っちゃってんの、坊や?」
ウェイトレス: 「お、お客様、ほかのお客様のご迷惑になりますので……」
祐樹: 「あ、いや、ですから……嫌がってるし、お店の迷惑に……なんて…」
男たち: 「おう、表出ようぜ」「ちょっと来いや」
祐樹: 「あ、や、やめてください! ごめんなさいごめんなさい」と言って外に連れ出される俺(フルボッコタイム)
祐樹/男2: 「テメェ、栢の何なワケ? 高坊が他人の事に口出ししてんじゃねぇよ!」
傍観する燕 : 高坊ってまたかっこいいw
GM: ……うーん、これはさすがに彼女は止めますね。
かや: 「やめて!」と、君の前に両手を広げて立ちふさがる。
GM: 栢は男たちをにらみつけているが、後ろにいる君には、かすかに震えていることが分かる。
祐樹: 「あ、栢さん…大丈夫。 大丈夫っすから」
GM:
不在の来栖: チカラに目覚めトキ浅く、悪魔憑きのジカク、無いのでしょうかね? ……それともトラウマ。
GM:男たちは、チッ、と舌打ちして、「白けちまった、またの機会にな」と言い残し、君を小突いて去っていく。
栢はまだ血の気の引いた顔で、彼らの背中を見ているが、彼らを止めるように、手を差し出す。 しかし彼女は声をかけるでもなく、走り出すわけでもなく。辺りにかすかに生臭い匂いが漂い、髪に浮き上がるような違和感を感じる。
特殊攻撃のプロフェッショナルである君には分かる。これは空気のイオン化――彼女は電撃系統の特殊能力を発動しようとしている。
祐樹: 「栢さん……ダメっす、ダメですよ……」
GM: (そのくらいの止め方じゃ止まらないぞぉー?w)
祐樹: んじゃボロボロの体で栢に後ろから組み付こう。「栢さん、落ち着いてください――俺は、大丈夫っすから」
見守り弓美子: おおおっ!
かや: 「あ…………その。ごめんね?」
GM: 栢は能力を止めて、ぎこちなく微笑む。我に返ったようだ。まだ多少顔は青いけど、大きく深呼吸する。
かや: 「ダメねぇ。戻るって決めたときから、昔の同級生に会うことは、分かってたのに。心の準備が足りなかったみたい。
ほんとに、ごめんね……(聞こえないくらい小声で)次は、こんなケガはさせない。」
祐樹: 「そうだったんですか……。スンマセン、俺、なんか先走っちゃって」
かや: 「ごめんね、わたしのせいでこんなに……(泣き出す)」
祐樹: 「いやいや。事を大きくしちゃったのは俺だし――なんか、カッコ悪いところ見せちゃいましたね……へへ」
かや: 「うちまで行こう? 救急箱ならあるから」
祐樹: 「あ、すんません……」
そして、微妙にPCサイドの後日談。
祐樹: んじゃ俺は、顔にいくつか絆創膏を張っていこうw
来栖: ソレなんの、ネタですカ。
彩香: どうしても治らない傷がひとつあるとか……。
弓美子: おでこに×マークで張っておくとかどうだろう。
祐樹: 三つ目フラグじゃねぇかw
燕 : 「……祐樹、その傷は?」“悪魔憑き”でなぜ傷っていう意味合いで。
祐樹: 「んあ?あー……いや、昨日コケちまってさ、は、はは」
弓美子: 「ドジですわねぇ……って、本当にコケただけ? それにしては傷が多すぎるような」
燕 : 「……まぁいいわ」実は知ってて聞いたけど言う気がないならそれでいいやみたいな感覚。
祐樹: 「俺がコケたって言ってるんだからコケたでいいじゃねーか。つかドジってゆーな(笑)」
弓美子: 「コケたんなら、相手は地面よね。地割れとかしなかった?」
祐樹: 「お、おまえは……w」
彩香: 「どっかで喧嘩でもしてきたんじゃないでしょーね?」
祐樹: 「ぐむ……」
彩香: 「図星!? あんた何考えてんの? 相手は無事?」
祐樹: 「――無事に決まってんじゃねぇか。相手は俺だぞ?」と、珍しく厳しい顔で。
彩香: では、その厳しい表情に何もいえなくなった彩香であった
来栖: 「しょうまっことなんちゃーがやないやったか? ユーキ(訳:本当に大丈夫でしたか?)」
来栖: 同僚の言葉が、リフレインしてます
祐樹: 「ん、サンキュ先輩。まぁ、俺だって悪魔憑きっすからね。 人よりは頑丈っすよ」
燕 : 「……必要なときはちゃんと頼りなさいよ」と祐樹に小声で言っておこう
GM: おお、師匠っぽい。
祐樹: 「わ、わかってるって。そんくらい……」でも頼らない俺。ウショー! 超青いwww
燕 : www
弓美子: んで、さらなる迷惑を掛けるとw
GM: 少年の意地っ!
祐樹: そうそうw
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テーブルトークRPG「デモンパラサイト」のリプレイ。 | ||
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