魔獣でさえ 腹が減るまで食べない
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説明
農林水産省は「朝にしっかりごはんを食べないと、脳のエネルギーが不足し、 集中力や記憶力も低下してしまいます。」と うたっているが、何を根拠に言っているのかがわからない。現代はフェイク情報が多いから、疑ってかからなくてはいけない。朝食は1日のなかで最も大切な食事という常識は ただの思い込みであり、科学的にはまったくの誤りだという。むしろ朝食は 1日の摂取カロリーが過剰になる恐れがあるそうだ。事実スリムな人が多いフランスでは、朝はカフェオレだけの人が多いらしい。実は 体にとって朝食は不要なもので、『結論から先にいうと 起きてすぐに食べる必要はまったくない』のだそうである。多くの人は これから始まる一日に備えてエネルギーを補充しなければいけないと考えるようだが、僕たちの体は自然とそれを行っているらしい。毎朝目覚める少し前になると、成長ホルモン、コルチゾール、アドレナリンとノルアドレナリンといった興奮作用のあるホルモンが一斉に分泌されて体を刺激し、肝臓に新しいグルコースを産生するように促す仕組みになっている。それによって目覚めるのに必要な刺激を受け取っているそうだ。これは「暁き現象」と呼ばれて 何十年も前からよく知られる体のエネルギーチャージ現象なんだ。朝はお腹がすいていない人が多いのは、体内で産生されるコルチゾールとアドレナリンが、軽い戦闘反応を促すような刺激を与え、交感神経系が活性化されるかららしい。つまり、朝 僕たちの体は行動を起こす準備をしていても、食べる準備はしていないということなんだ。こうしたホルモンの刺激によってグルコースが血中に放出され、すぐにエネルギーが使える状態になっているから、食べなくても すでに燃料が補給され行動を起こせる状態になっているというわけだ。朝は糖分が必要という理屈には 健康を害する砂糖を消費させようとする政府や企業の悪意が見え隠れしている。糖分を補給する必要など まったくないのだ。朝、お腹がすくというのは ほとんどの場合は、子どもの頃から何十年もかけて刷り込まれてきた「習慣」にすぎないようだ。起きてから最初の食事を昼の12時に摂るとすると それが朝食になる。それで何の問題もない。「朝からしっかり食べる」人ほど太りやすい。朝食をしっかり食べれば、そのあとの一日に食べる量が減るという意見もあるが、そうとはならないだろう。いくつかの研究によれば、朝食でどれだけのカロリーを摂ろうと、昼食と夕食で摂るたんぱく質の量は変わらないことがわかっている。それどころか朝食をしっかり食べれば食べるほど、一日の摂取カロリーは増えているそうだ。さらに悪いことに、朝食を食べると、一日のなかで食べる回数が増えるから、朝食を食べる人は、食べる回数が増えた分だけ食べる量が多くなるということなのだ。また、「朝起きたばかりのときはお腹がすいていないけれども、朝食を食べるのは健康や減量にいいからと 無理して食べている」という人がとても多い。これはおかしな話で、やせようとしているのに 無理してたくさん食べている人が大勢いるということになる。 2014年に16週間にわたって行われた朝食についてのランダム化比較試験では、「一般的にいわれていることとは異なり、朝食を食べることは減量に何の効果もない」ことがわかっているそうだ。一日の総エネルギー消費量は、朝食を摂っても摂らなくても変わらなかったのだ。反対に、朝食を食べた人は、朝食を抜いた人に比べて、一日で平均539キロカロリー多く摂取していた。 あなたたちは朝食を食べるとき、お腹がすいているだろうか? すいていないなら、自分の体の声を聞いて 無理に食べないことだ。もしも 朝 お腹がペコペコで朝食を食べたいときは食べれば良いのだ。 大手食品会社は「朝食を食べましょう!」と僕らを煽る。「朝食は一日のなかで最も大切な食事です!」と脅す。金儲けをするために、医者やダイエット専門家、医療関係者までをも洗脳しているんだ。 本来、野生動物は腹が減るまで食べないと聞いた。人間は食べ過ぎなんだろう。3食におやつ付きなんて 太るに決まっているのだ。
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