朧月夜ーショールームを紡ぐ言の葉ー
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現と夢の狭間の世界の何処か

 

人が迷い込むのは稀…此処が現れた今

それが呼んだと言うのが正しいか

 

口付けられた耳元に

証として残るのは

血の雫で固めた十字架

 

「凶夢」か「吉夢」か

 

月と私だけが知る物語

 

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見たいものは

緩く甘い毒で

暴いて魅せる

 

夢でも現でも

生とかすのは

 

強い意志の力

 

*:.*.:*:。∞。:*:.*.:*:。∞。:*:.*.:*

 

欲しいのなら

刹那くなる程

ねがいなさい

 

強く願う程の

強固な意志が

 

望んだものを

創り惹き寄る

 

世界を閉じ込めたのか

解放された世界なのか

 

今はもうわからない…

 

*:.*.:*:。∞。:*:.*.:*:。∞。:*:.*.:*

 

色々な夢を見ていた気がするほどに

身体が痛みを感じる程に眠り過ぎて

 

その日は朝から夜だったけれど

晴れ渡る雲と星空が美しかった

 

次にくる選択の朝には

貴方も起きているかな

 

朝日が貴方の記憶を浄化する

その前に還るからまっててね

 

 

その日は酷く星空と晴れ渡る雲が綺麗で

触れない宝箱の箱は開けられて空だった

 

「いってしまったのね」

 

旅立ちの日には良き日だと

理解ってたから驚きもない

 

来るはずのない夜明け迄に

還ってくるのは知っている

 

「よき旅を…」

 

その瞳をキラキラさせて

どんな話をしてくれるか

 

楽しみにしている自分に

泡沫のトキメキを覚えた

 

*:.*.:*:。∞。:*:.*.:*:。∞。:*:.*.:*

 

月がとても輝いているから

闇夜も眩しいほどに明るい

 

肌に触れる冷たい夜風は

独りの静寂には心地良い

 

菖蒲の便りがくるのは

来るはずのない夜明け

 

結末泣き物語本を読んで

推し狂う感情を弄ぼうか

 

*:.*.:*:。∞。:*:.*.:*:。∞。:*:.*.:*

 

牡丹の便りに乗せるのは嬉しい知らせ

来ないはずの夜明けにとどくといいな

 

本当はその腕で抱きしめて欲しいけど

この感情も幻想ならば叶わない温もり

 

*:.*.:*:。∞。:*:.*.:*:。∞。:*:.*.:*

 

「絶望に酷似した成す術泣き葛藤を抱いても歩いていけるのは」

 

「『あなたが居てくれたから」』

 

『刹那い愛慕の情を抱いて歩いていける』

 

 

来るはずのない夜明けの月は

変わらず輝いて微笑んでいる

 

説明
X(旧:Twitter)にファッションドリーマーのショールームに添えた詩集です。
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