朧月夜ーショールームを紡ぐ言の葉ー |
現と夢の狭間の世界の何処か
人が迷い込むのは稀…此処が現れた今
それが呼んだと言うのが正しいか
口付けられた耳元に
証として残るのは
血の雫で固めた十字架
「凶夢」か「吉夢」か
月と私だけが知る物語
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見たいものは
緩く甘い毒で
暴いて魅せる
夢でも現でも
生とかすのは
強い意志の力
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欲しいのなら
刹那くなる程
ねがいなさい
強く願う程の
強固な意志が
望んだものを
創り惹き寄る
世界を閉じ込めたのか
解放された世界なのか
今はもうわからない…
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色々な夢を見ていた気がするほどに
身体が痛みを感じる程に眠り過ぎて
その日は朝から夜だったけれど
晴れ渡る雲と星空が美しかった
次にくる選択の朝には
貴方も起きているかな
朝日が貴方の記憶を浄化する
その前に還るからまっててね
その日は酷く星空と晴れ渡る雲が綺麗で
触れない宝箱の箱は開けられて空だった
「いってしまったのね」
旅立ちの日には良き日だと
理解ってたから驚きもない
来るはずのない夜明け迄に
還ってくるのは知っている
「よき旅を…」
その瞳をキラキラさせて
どんな話をしてくれるか
楽しみにしている自分に
泡沫のトキメキを覚えた
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月がとても輝いているから
闇夜も眩しいほどに明るい
肌に触れる冷たい夜風は
独りの静寂には心地良い
菖蒲の便りがくるのは
来るはずのない夜明け
結末泣き物語本を読んで
推し狂う感情を弄ぼうか
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牡丹の便りに乗せるのは嬉しい知らせ
来ないはずの夜明けにとどくといいな
本当はその腕で抱きしめて欲しいけど
この感情も幻想ならば叶わない温もり
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「絶望に酷似した成す術泣き葛藤を抱いても歩いていけるのは」
「『あなたが居てくれたから」』
『刹那い愛慕の情を抱いて歩いていける』
来るはずのない夜明けの月は
変わらず輝いて微笑んでいる
説明 | ||
X(旧:Twitter)にファッションドリーマーのショールームに添えた詩集です。 | ||
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