ただれのマレボルグ |
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「おお、我らの姫君たちが帰ってきたぞ。」
「イヴォラ ついにお姉さんを見つけたね。」
「ただいま じぃじ、総長。
あれ? ライノ君は?」
「彼は今 遠征中です。
私もつい先ほど戻ってきたばかりなのですよ。
あちらにうごめくは
私からのお土産です。
なかなかバラエティーに富んでいるでしょう?
これだけいれば
供物の足しにもできましょう。」
「わぁ{ペナンガラン}いっぱい!
ビチビチしてる
おいしそう!!
ありがとー テロパス総長っ!
二人とも紹介するね。
私のおねぇちゃん 名前はマルヴ。」
「お初にお目にかかる。
あなた方が エビゥの上司か?」
「さよう。
よくぞ参られた 我がイヴォラの姉君よ。
妹から 聞いてはおるな?」
「ハ、
あなた方が主 ナーグルの病
この身に受ける覚悟は決まっております。」
「うーむ けっこうけっこう。
テロポディディーよ
そなたの作品を 彼女に。」
「ハ。
麗しき姉妹にふさわしい とっておきを。」
「よろしい
彼女に新たな名を授けておやりなさい。」
「ありがたき幸せ。
我が愛しきイヴォラ
その姉 マルヴよ。
あなたの命に新たな息吹を吹き入れよう。
この膿玉を。」
ビチャ・・・ぼたぼたぼたっ
{ものすごい匂いだが
・・・イヤな感じがしない}
「コレを・・・ えっと どうすれば?」
「飲み込むのおねぇちゃんっ
とってもおいしいよ。」
「ふ そうか
では。」 がぷっ・・・
もぐもぐ・・・
{たしかに おいしいかも} ごきゅっ
メキメキメキッ・・・・ビキッブシュッ
{体中に肉が!?
リヴィングメタルと同化していくっ!}
ビリビリビリっ ぶちゅっ!!!
{ああ・・・ 全身に感覚が・・・
下半身が!
さらに鋭敏にっ!!}
ブシャァァァ・・・・!!
「・・・。」
「痛みはありますか?」
「いえ 痛みは・・・
一部分だけだった
肉の感覚が
今は全身に!!
とてもっ んーーーっ!!
っすがすがしぃー!!
こんなに気分がいいのは初めてだっ!
しかしディーモンプリンスというのは
すべからく巨体なのだな
えらいデカくなった。」
「ボクと同じくらいの背だね。」
「あなたの名はマレボルグ。
ただれのマレボルグだ。」
「承知したテロポディディー殿
この全霊をもってお受けしよう。」
「ただれのマレボルグとぉ
したたりのイヴォラ
えへへ・・・。」
「これでまた おそろいだねエビゥ。」
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