ある旅行関連のブログを見ていて気がついた。それは世界の自然災害ランキングなのだが、どの国に何の災害が多いから気を付けて旅行しようという主旨だ。だが、その地域を国でくくるのは あまりにおおざっぱで乱暴な気がしたのだ。そのランキングでは、災害が多い国1位は日本で 2位は台湾、3位はフィリピン、4位がインドネシアだった。なんとなく読んでいたら、ああ そうなんだ で通りすぎていたはずなのだが、突然 僕のへそ曲がり心に 引っ掛かるものがあった。比較する国の面積があまりにも違いすぎると気づいたのだ。条件を同じにしないでランキングを付けるのは 不公平ではないかと考えたのだ。台湾は九州と同じくらいの面積しかないのに、インドネシアは世界で14番目の面積を持つ大国だ。それを一律に比較するのはおかしい。 そこで都市のランキングで検索してみた。 みつけた、『自然災害で最も危険な都市ランキング』 トップ10は以下の通りだった。1 東京・横浜(日本)2 メトロマニラ(フィリピン)3 珠江デルタ地区(中国 広東省の河口付近 4 大阪・神戸(日本)5 ジャカルタ(インドネシア)6 名古屋(日本)7 コルカタ(インド)8 上海(中国)9 ロサンゼルス(アメリカ)10 テヘラン(イラン) 僕が予想した通り、範囲を限定すると台湾は入ってこなかった。だいたい海外旅行をしても訪問先はある程度限定されると思うのだ。その国中を隅々まで巡る人はわずかだろうから、国でくくって評価するのはおかしいのだ。 しかし 日本の大都市がこぞってランキングインしているのはショッキングだった!危険な都市1位から6位を通り4位に通ずるリニアモーターカーって いったい? 僕はパンドラの箱を開けてしまったのかも知れない。東京から大阪までの旅行計画を立てている外国人は青くなるはずだ。 この情報はスイスの保険会社スイス・リー(Swiss Re)が2013年に世界616都市を対象に調査発表したものだから、少し古いが 信用できるデータだと思う。これは不味いことになった。このデータが公になると旅行者の減少が懸念される。情報がSNSで拡散されると不味いことになる。拡散は厳禁なのだ。せっかくのインバウンドブームに水を指してしまう。 この件は秘密にしよう。 |